簡単でわかりやすい！縦スライダーとフォークの違いとは？特徴や使い手も野球好きライターが詳しく解説

ライター／vnob

現役のクラウドサーバーのエンジニア。数々の難しい案件を解決している。仕事柄、わからないことがあると調査しないと気が済まない。幅広く雑学を知っている。日本ハムファイターズの大ファン。

縦スライダーとフォークの違いとは？

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野球で下に落ちる変化球として縦スライダーとフォークがありますが、縦スライダーはジャイロ回転でスピードは最後まで変わりませんが、フォークは無回転で打者の近くで急激に落ちるという違いがあります。今回は、縦スライダーとフォークの違いについて詳しく解説していきたいと思いますので参考にしてくださいね。

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縦スライダーとは？

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スライダーは横に変化する球種ですが、縦スライダーは垂直に変化する球種です。特徴としては、ジャイロ回転をしていて最初から最後までスピードがあまり変わらずに下に落ちる変化球ということですね。それでは、縦スライダーの投げ方について解説していきたいと思います。

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縦スライダーの投げ方

縦スライダーの握りはスライダーの握りからボールを少し上から下へ回転させます。スライダーの握り方はストレートのボールの握り方がベースで指がかかる縫い目をずらして人差し指と中指をボールの縫い目の曲線部分にかけるようにして握ります。

なお、スライダーは前に押し出すようにするのに対し縦スライダーは縦に引っかくようにしてリリースするという違いがあるんです。

縦スライダーの使い手ベスト3

実際に縦スライダーを使う野球選手の中からランキング形式で3名ご紹介したいと思います。

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1位:大塚晶文

第1位は近鉄バファローズやパドレスで活躍した大塚晶文選手です。第1回のWBCでも抑えとして胴上げ投手にもなり優勝に貢献しましたね。縦に鋭く落ちるスライダーを完成させたのは大塚晶文選手だと言われています。なお、大塚晶文選手の縦スライダーはメジャーリーグではなぜか「ハチミツ」と呼ばれているんです。

2位:松坂大輔

第2位は西武ライオンズやレッドソックスなどで活躍した「平成の怪物」の松坂大輔選手です。入団1年目から16勝で最多勝、新人王などに輝き、侍ジャパンが世界一となった2006年と2009年のWBCでは2大会連続MVPに輝いています。松坂大輔選手のスライダーは二段階に曲がると言われる程のキレがあり、イチロー選手との初対決では3三振をとりました。

3位:田中将大

第3位は楽天ゴールデンイーグルスやヤンキースで活躍した「マー君」こと田中将大選手です。駒澤大学附属苫小牧高等学校で甲子園でも活躍していましたが、その時代から縦スライダーを決め球にしていました。高校時代からすでにプロレベルで高校生には打てない球と言われていたんです。

また、野村克也監督からもストレートよりもスライダーに惚れたと絶賛されるほどでした。

フォークとは？

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フォークは無回転で打者の近くで大きく落下する変化球です。フォークはいかに回転を抑えるかがポイントで回転が少ないほど急激に落ちるんですよ。なお、縦スライダーよりも変化が大きいですね。それでは、フォークの投げ方について解説していきたいと思います。

フォークの投げ方

フォークはボールの縫い目にかからないよう人差し指と中指でボールを挟んで投げます。回転を抑えることが重要でリリースの時に人差し指と中指の間からボールを抜いて投げるイメージで投げるといいですよ。人差し指と中指を上から下に動かすのがポイントですね。

また、ストレートと同じように腕を強く振ることによってより速く落差の大きいフォークになるんですよ。

フォークの使い手ベスト3

フォークを使う選手はたくさんいますが、その野球選手の中からランキング形式で3名ご紹介したいと思います。

1位:佐々木主浩

第1位は横浜ベイスターズやマリナーズなどで活躍した「ハマの大魔神」こと佐々木主浩選手です。日本人選手として最多となるメジャーリーグ通算129セーブを記録しており、日米通算で381セーブを記録しています。佐々木主浩選手のフォークは「2階からのフォーク」「消える魔球」などと呼ばれるほど落差のあるものでフォークを投げるとわかっていても打者は打つことができなかったと言われているんです。

また、スナップを利かせて球に回転をかける140キロ台のフォークとスナップを利かせずに投げるチェンジアップ気味のフォークの2種類を使い分けていたんですよ。

2位:千賀滉大

第2位はソフトバンクホークスとメッツで活躍している千賀滉大選手です。「お化けフォーク」と呼ばれる打者が変化に反応できる位置までは速球に見えてそこから急激に変化するフォークボールを武器としています。なお、ホームベース近くで見えなくなってしまうことから「お化けフォーク」の名前が付いたんですよ。

3位:野茂英雄

第3位は近鉄バファローズやドジャースで活躍した野茂英雄選手です。「トルネード投法」と呼ばれるフォームから繰り出されるフォークなどで三振を量産し、メジャーリーグでトルネード旋風をおこしました。メジャーリーグでノーヒットノーランを2回達成、最多奪三振を2回獲得、新人王受賞とアジア人史上初の偉業を成し遂げているんですよ。