簡単でわかりやすいiTunesとAppleMusicの違い!同期の方法も雑学ライターが詳しく解説
ライター/Yuna
現役ママライターのYuna。学生時代の給与の使い道はiTunesで楽曲購入することだった。「今すぐ使える雑学」をコンセプトに解説していく。
iTunesとAppleMusicのざっくりとした違い
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iTunesとAppleMusicのざっくりとした違いは音楽の楽しみ方です。iTunesは聴きたい曲を都度購入する、買い切り型のサービス。CDやDVDなどとほぼ同じ、購入した楽曲は所有する扱いになります。一方のAppleMusicは定額で聴き放題になるサービス。コストは発生し続けますが、膨大な量の楽曲を手軽に楽しめるのが魅力。
お気に入りの曲やアルバムを必要最低限の価格で聴きたければiTunes、一定のコストがかかっても量を楽しみたければAppleMusicがおすすめです。
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違いその1.サービス内容
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iTunesとAppleMusicの違いの1つ目は、サービス内容そのもの。どちらも視聴可能な音楽の総量はほぼ同じですが、iTunesは必要なときに必要なだけ都度購入できて、オフラインでも視聴可能です。AppleMusicは定額料金さえ支払っていれば、あらゆる曲をほぼ無制限で楽しめます。
iTunesからAppleMusicへの移行は固定費が上がるだけですが、定額制のサービスに慣れていると買い切り型のサービスは物足りなく感じるかもしれません。
iTunes:音楽を購入・ダウンロードする
iTunesは楽曲を1曲ずつ、あるいはアルバム単位で購入・ダウンロードできるサービスです。楽曲以外も、映画・ポッドキャスト・映画・オーディオブック・テレビ番組など幅広いコンテンツを扱っています。ダウンロードしたコンテンツはApple製品のデバイス間で共有できて、パソコンで購入した曲をiPhoneで再生することも可能です。
iTunesはMAC・Windowsの各バージョンに対応しており、CDドライブが備わっていればCDの曲をiTunesに読み込んで再生できます。自宅で眠っているCDをiPhone1台にぎゅっとつめこめば、外出先でも気軽にお気に入りの音楽を楽しめますよ。
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AppleMusic:音楽が定額で聴き放題
AppleMusicはApple公式サイトによると、「1億曲と30,000プレイリスト以上が広告なしで聴き放題」なサービス。好きな曲や気になった曲をいつでもどこでも、オフラインでも再生できます。iTunes同様、Appleのすべてのデバイスで共有が可能です。Apple製品に限らず、AndroidでもAppleMusicのアプリをインストールすれば同じサービスを受けられますよ。
好きな曲やアーティストの傾向から、新たに好きになりそうな曲やプレイリストを紹介するカスタマイズ機能。AppleMusic限定のライブ映像の独占生配信。様々なサービスをAppleMusicひとつで楽しめます。
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違いその2.料金
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iTunesとAppleMusicの違いの2つ目は、料金設定です。iTunesは楽曲を都度購入する特徴があり1曲あたり約255円、アルバムは不均一ですが1,000円以上2,000円以内で購入できます。パソコンがあればCDをインポートしてApple製品間で共有できるため、CDをたくさん持ってる人はコストが抑えやすいです。
一方のAppleMusicは3つの料金プランがあり、学生・個人・ファミリープランのいずれかを選択します。AppleMusicを初めて利用するなら、3か月の無料体験期間を利用するのがおすすめです。
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iTunes:買い切り型
iTunesのアプリやページを開くだけでは料金は発生しません。iTunesストア内の楽曲等のコンテンツをダウンロードするときにはじめて料金がかかります。料金は買い切り型で、楽曲やアルバムなどコンテンツごとの価格設定です。
iTunesストア内の支払いは、Apple関連サービスの初回利用時に登録が必要なAppleIDを通して行われます。支払い方法はクレジットカード・キャリア決済・AppleIDの残高の3つから選択可能です。
AppleMusic:定額制
AppleMusicはサービス利用前に、3つの料金プランから自分に合うプランを選択します。
AppleMusicの料金プラン(2023/08/12時点)
1.個人 ¥1,080/月
2.学生 ¥580/月
3.ファミリー(最大6名) ¥1,680/月
4.(voice(オーディオのみ) ¥480/月)
(出典:Apple,https://www.apple.com/jp/apple-music/)
学生プランは選択時に在学証明が必要で、大学・短大・専門学校・専門課程に就学中の学生が対象です。多くの人が選ぶのは個人プランですが、家族みんながひとりずつiPhoneを持っている場合はファミリープランがおすすめ。
AppleMusicが新規登録かつ対象のデバイスを持っていれば、3か月の無料体験が可能です。4か月目以降は個人プランと同じ1,080円がかかりますが、AppleMusicに関心があるならぜひ使いましょう。
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iTunesとAppleMusicの同期
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iTunesとAppleMusicを同期するメリットは、AppleMusic内で未提供のアーティストの楽曲をiTunes経由で聴けるようになることです。AppleMusicとiTunesのサービスの共有について、Appleの公式サイトでは以下のように記載しています。
Apple Musicを始めても、iTunesライブラリにあるアイテムはあなたのものです。Apple Musicでも、macOSやWindows用のiTunesアプリでも、コレクション全部をいつでも楽しめます。
(出典:Apple,https://www.apple.com/jp/apple-music/)
AppleMusicを登録したあと、iTunesからスマホへの同期がうまくいかなくなったと困っている人が一定数いるようです。同期がうまくいかない原因は、AppleMusicの登録後に同期方法が変わるため。最後に解説するのは、iTunes経由で手持ちのCDをAppleMusicに取り込む方法です。
iTunesとAppleMusicの同期に必要なもの
iTunesとAppleMusicを同期するために必要なものは2つ、iTunesをインストール済みのパソコン、AppleMusicを利用したいスマホです。
パソコンはWindowsとMACのどちらでも問題ありません。AppleMusicを利用したいスマホがiPhoneの場合は、パソコンとiPhoneの両方の設定が必要です。Androidの場合はパソコンのみ設定が必要で、Androidの設定は必要ありません。
iTunesとAppleMusicの同期方法
iTunesとAppleMusicの同期の手順は大まかに2つです。最初にパソコン、次にスマホの設定を行います。まずはパソコンの設定からはじめましょう。
Windowsの場合
1.iTunesを開く
2.「編集」「環境設定」「一般」の順に開く
3.「iCloudミュージックライブラリ」にチェックを入れる
MACの場合
1.iTunesを開く
2.「ミュージック」「環境設定」「一般」の順に開く
3.「ライブラリを同期」にチェックを入れる
次にiPhoneの設定を行います。
iPhoneの設定(Androidの設定は不要)
1.「設定」を開く
2.「ミュージック」を開く
3.「ライブラリの同期」をオンにする
以上の設定で、iTunesのライブラリの楽曲がAppleMusicでも楽しめるようになります。
音楽の楽しみ方によってサービスを選ぼう
iTunesは聴きたい数だけの楽曲を都度購入できるサービス。AppleMusicは定額制でいつでも無制限の楽曲を楽しめるサービス。どちらのサービスも一長一短があり、一方だけ使う人もいれば併用する人もいるでしょう。お互いの長所短所を埋め合う2つのサービスのどちらを選ぶかは、音楽をどうやって楽しみたいか。個人の価値観で決めるのがおすすめです。