就職活動やアルバイト採用などで避けて通れないのが面接。そんな面接の中で「自己紹介をお願いします」と言われることもあれば、「自己PRをお願いします」と言われることもあるよな。「自己紹介」と「自己PR」、それぞれどんなことを話せばいいかわからず混乱した人も多いはずです。
今回は面接における「自己紹介」と「自己PR」の違いについて、雑学好きライターのおおつけと一緒に解説していきます。

ライター/おおつけ

現役システムエンジニア兼ライター。前職は貿易商社の営業マン。知らない言葉は徹底的に調べるクセがあり、独自の単語帳を作っている。日々たくわえた広い知識を、わかりやすく紹介していく。

面接における自己紹介と自己PRの違い

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就職活動で頻繁に耳にする言葉「自己紹介」と「自己PR」。どちらも面接時に使われる言葉ですが、それぞれどんな回答をしたらいいのか迷いますよね。ここではまず「自己紹介」と「自己PR」の意味上の違いについて解説していきます。

自己紹介:自分の基本情報や経歴を名乗る

「自己紹介」は自分の基本情報や経歴を名乗ります。具体的には氏名、現職や前職などのポジションや職務経歴を説明しましょう。新卒採用の学生であれば卒業予定の学校や学部学科名を説明する必要もあるでしょう。いわゆる第二新卒の方も母校の情報を説明する場合があります。

自己PR:自分が入社するメリットを伝える

「自己PR」とは志望している企業に自分が入社した場合、どのようなメリットがあるかを伝える時間です。自分を売り込むタイミングですね。具体的にはどのようなスキルを持っており、そのスキルを活かして志望企業にどのような貢献ができるかを伝える必要があります。

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自己紹介と自己PRでチェックされること

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面接官はただ形式的に「自己紹介」と「自己PR」をお願いしているわけではありません。それぞれ明確な目的があって質問しています。知らず知らずのうちに言動をチェックされているかもしれません。ここでは「自己紹介」と「自己PR」で、面接官が主にチェックしていることを確認していきましょう。

自己紹介では人柄をチェック

「自己紹介」に書いてあることのほとんどは履歴書に記載されている内容であることが多いです。ではなぜ「自己紹介」をわざわざ志望者にさせるのでしょうか。その理由は信用できる人間かどうか、ビジネスパーソンとしてふさわしいかどうかをチェックする時間だからです。

履歴書にある内容だからこそ、話し方や仕草で真面目な印象を与える必要がありますし、短い時間で経歴や要点を説明できる要領の良さを見られています。

自己PRでは価値ある人材かをチェック

「自己PR」では志望者のスキルやスキルを通して実現できることを聞いています。これはすなわち自社にとって価値のある人材かどうかを見極めているのです。もし志望者のPR内容が自社の求めている利益と食い違っていた場合、いかなるスキルや実績を持っていようとマッチしないということになります。

すぐに使えるテクニック

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「自己紹介」と「自己PR」には、意識するだけで使えるテクニックがあります。そして内定を取っている人の多くは、これらのテクニックを有効に使えていることがほとんどです。ここではすぐに使える「自己紹介」と「自己PR」のテクニックについて解説していきます。

1.自己紹介では活動内容を話す

「自己紹介」でつらつらと経歴を話すだけでは履歴書の記載と変わりありません。「前職でどのような立場で仕事をしていた」や「学生時代の研究で何を専攻していたか」など、面接官の興味を引く活動内容をちょっとだけ肉付けして話しましょう。

「自己紹介」に与えられる時間は短いので、すべての経歴について活動内容を話すのではなく、特に力を入れたことや志望企業に伝えたいことを話しましょう。

\次のページで「2.スキルや実績を数字で表現する」を解説!/

2.スキルや実績を数字で表現する

「自己PR」はスキルや実績をアピールする場ですが、単に「英語ができます」や「前職で売上を伸ばしました」では面接官が評価することができません。「TOEICのハイスコアは◯◯◯点です」や「前職の売上を前年度比120%にしました」など、具体的な数字を使ってアピールしましょう。

おそらく面接官は「どうやってその数字が出せたのか」と、結果を出した過程について深掘りしてくるはずです。こうなればより自分のアピールタイムを稼ぐこともできます。

興味を持ってもらうことを忘れずに

ここまで「自己紹介」と「自己PR」の違い、「自己紹介」と「自己PR」で面接官がチェックしていること、そしてすぐに使える面接テクニックについて解説してきました。これから面接を受ける予定の人も、面接官を担当する人も、考えを整理する機会になったのではないでしょうか。

筆者も仕事上で面接官を担当することがありますが、やはり何十人と面接をしていると興味を持った人しか印象に残りません。これから面接を受ける人は「面接官が興味を持って質問したくなるようなコミュニケーション」を心がけるだけでも、結果が変わってくることでしょう。

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3分で簡単にわかる面接の自己紹介と自己PRの違い!新卒採用や転職活動に活きる知識を雑学好きライターがわかりやすく解説


就職活動やアルバイト採用などで避けて通れないのが面接。そんな面接の中で「自己紹介をお願いします」と言われることもあれば、「自己PRをお願いします」と言われることもあるよな。「自己紹介」と「自己PR」、それぞれどんなことを話せばいいかわからず混乱した人も多いはずです。
今回は面接における「自己紹介」と「自己PR」の違いについて、雑学好きライターのおおつけと一緒に解説していきます。

ライター/おおつけ

現役システムエンジニア兼ライター。前職は貿易商社の営業マン。知らない言葉は徹底的に調べるクセがあり、独自の単語帳を作っている。日々たくわえた広い知識を、わかりやすく紹介していく。

面接における自己紹介と自己PRの違い

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就職活動で頻繁に耳にする言葉「自己紹介」と「自己PR」。どちらも面接時に使われる言葉ですが、それぞれどんな回答をしたらいいのか迷いますよね。ここではまず「自己紹介」と「自己PR」の意味上の違いについて解説していきます。

自己紹介:自分の基本情報や経歴を名乗る

「自己紹介」は自分の基本情報や経歴を名乗ります。具体的には氏名、現職や前職などのポジションや職務経歴を説明しましょう。新卒採用の学生であれば卒業予定の学校や学部学科名を説明する必要もあるでしょう。いわゆる第二新卒の方も母校の情報を説明する場合があります。

自己PR:自分が入社するメリットを伝える

「自己PR」とは志望している企業に自分が入社した場合、どのようなメリットがあるかを伝える時間です。自分を売り込むタイミングですね。具体的にはどのようなスキルを持っており、そのスキルを活かして志望企業にどのような貢献ができるかを伝える必要があります。

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