
簡単に分かる「銀河系」と「銀河」の違い!アンドロメダ銀河やおたまじゃくし銀河も宇宙好きの院卒日本語教師が分かりやすく解説
「おたまじゃくし銀河」:形がまるで”おたまじゃくし”!
NASA, H. Ford (JHU), G. Illingworth (USCS/LO), M. Clampin (STScI), G. Hartig (STScI), the ACS Science Team, and ESA. – File Description, パブリック・ドメイン, リンクによる
「おたまじゃくし銀河」はその名の通り“おたまじゃくし”のような形をした「銀河」で、地球から約4.2億光年離れたところに存在する「銀河」です。この”おたまじゃくしの尾”の部分は約28万光年の長さがあると考えられており、質量の大きな青い色の星団から構成されていると考えられています。
この”おたまじゃくしの尾”の部分は、やがて”尾”ではなく渦巻状になり、”おたまじゃくしの頭”の渦巻きの部分の近くに「伴銀河(大きな銀河の周囲を公転する小さな「銀河」)」を形成するのではないかと考えられていますね。
「銀河系」は宇宙に無数存在する「銀河」の1つ!
今回は「銀河系」と「銀河」の違いを中心に解説しました。「銀河」は「星やその他の宇宙物質が集まってできた巨大な天体」を意味し、「銀河系」は「太陽が属する星やその他の宇宙物質が集まってできた巨大な天体」を意味し、宇宙には無数の「銀河」が存在しています。つまり、「銀河系」は太陽が所属する「銀河」のことで、宇宙に無数存在する「銀河」の1つなのです。
「銀河」の仲間には、「銀河系」のほかに「アンドロメダ銀河」や「おたまじゃくし銀河」など、宇宙にたくさん存在しています。