この記事ではコロンと香水の違いについてみていきます。どちらも体や衣服などに軽くつけて香らせるものというイメージがあるよな。付け方にあまり違いはみられないが、細かくみていくと香りの濃度や持続時間などが異なるようです。
今回はそんな香りのおしゃれにまつわるアイテムの違いを文学部卒ライター海辺のつばくろと一緒に解説していきます。

ライター/海辺のつばくろ

香水とコロンの違いについて、程よい付け方などを調べてみたいと考えた文学部卒ライター。

コロンは「オーデコロン」の略称

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コロンとは、香料の入った化粧品の一種「オーデコロンの略称。アルコールに香料を溶かした液体で、濃度が低く爽やかに香り、気軽に使えるのが特徴です。元々は、「ケルンの水」という意味で、1742年のイタリアでオーデコロンと商品名が付けて売られたのが始まりといわれています。

1.濃度と持続時間

コロンの場合のアルコールに対する香り成分の濃度は、全体の3~5%ほど。香りの持続時間は1~2時間くらいです。濃度が低い分、持続時間は短いですね。出かける10分くらい前に付けて、2時間くらい経過した後で、膝の辺りやハンカチなどに少しだけ足すようにつけるのがおすすめ。

付けてから5分~10分はトップノートと呼ばれる揮発性の高い香りがします。主に柑橘系のような爽やかな香りが多いです。10分~1時間くらい経過すると、ミドルノートという主な香りに変化します。2時間くらいすると、ラストノートという付けた本人の肌の香りと残り香が一緒にまざったような独自の香りになるということです。

2.「ボディコロン」と「ボディミスト」の違い

「ボディコロン」は体に香り付けのために使うコロンということですが、オーデコロンとあまり違いがありません。ボディコロンであっても、体に直接付けずにハンカチなどにスプレーして使うこともできます。一方「ボディミスト」は、体につける霧状のものということです。ボディミストの場合は、保湿や肌を引き締めるなどの美容成分が配合されているという点で違います。

3.コロンを使った例文

コロンを使った例文は以下の通りです。

・コロンはあくまでも香りを楽しむもので、消臭効果はないよ。
・男性に好まれる柑橘系の香りのコロンです。
・アルコールに弱いので、ハンカチにコロンを染み込ませてポケットに入れるようにしている。
・シャワーの後にコロンを付けて外出した。

\次のページで「香水の意味」を解説!/

香水の意味

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コロンとの対比であれば、香りが付いた液体状の化粧品の名前を表すのが一般的。それ以外にも色々あります。香水の意味は、下記の通りです。

1.香りの良い水。良い匂いのする水。(「こうずい」ともいう)
2.化粧品の一種。香料をアルコール類にとかしたもの。体、衣服、ハンカチーフなどにふりかける。《季語・夏》
3.仏語。香を加えた浄水。道場や仏具をきよめたり、体をきよめるために注ぎかけたりするのに用いる。仏前にそなえる水をいうことも。

出典:コトバンク『精選版 日本国語大辞典』より引用

香水を使った例文

香水を使った例文は以下の通りです。

・彼女はフローラル系の香水が好きです。
・香水をルームフレグランスとして使っている。
・お堂の仏具を香水で清めた。
・香水を仏前に御供えした。

\次のページで「香水(化粧品)の種類」を解説!/

香水(化粧品)の種類

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香水の種類は以下の通りです。最も濃度が薄いのは、コロン(オーデコロン)。香水は総称で、コロンは香水の種類の1種ということになります。4種類に分かれますが、厳密に法律で規定されているわけではありません。持続時間や濃度も各メーカーによって違いがあり、あくまでも目安です。

パルファム:最も濃い
香料の濃度:15~30%・香りの持続時間:5~7時間

オーデパルファム(オードパルファム):2番めに濃い
香料の濃度:8~15%・香りの持続時間:5時間前後

オードトワレ:濃度が少なめ
香料の濃度5~10%・香りの持続時間:3~4時間

オーデコロン(コロン):最も濃度が低い
香料の濃度:3~5%・香りの持続時間:1~2時間

香水を付ける場合の注意点

香りは付けすぎると邪魔になる場合もあります。香りに慣れてしまって、つい物足りずに付けすぎることも。閉ざされたオフィスや、飲食店で他の香りと混ざって周囲の方につらく感じさせてしまうケースもあり、スメルハラスメントにもなりかねません。上半身だと鼻につくこともあるため、足首や膝の裏など下半身に少しだけ付けて、自然に香りが立ち上るようにするのがおすすめです。

アルコールや香料に弱い場合は、直接肌に付けると過敏に感じることもあります。ハンカチや名刺に少しだけプッシュするなど工夫するとよいでしょう。

香水は総称、コロンは香水の一種

香水は香りが付いた化粧品の総称であり、コロンは香水の種類の1つをいいます。コロンは最も香りの濃度が低く、香りの持続時間も少なめのため、コロンは薄めの濃度のもの、香水のほうが濃い濃度のものを指すことがほとんどです。

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雑学

簡単でわかりやすいコロンと香水の違い!濃度や香りの持続時間も文学部卒ライターが詳しく解説

この記事ではコロンと香水の違いについてみていきます。どちらも体や衣服などに軽くつけて香らせるものというイメージがあるよな。付け方にあまり違いはみられないが、細かくみていくと香りの濃度や持続時間などが異なるようです。
今回はそんな香りのおしゃれにまつわるアイテムの違いを文学部卒ライター海辺のつばくろと一緒に解説していきます。

ライター/海辺のつばくろ

香水とコロンの違いについて、程よい付け方などを調べてみたいと考えた文学部卒ライター。

コロンは「オーデコロン」の略称

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コロンとは、香料の入った化粧品の一種「オーデコロンの略称。アルコールに香料を溶かした液体で、濃度が低く爽やかに香り、気軽に使えるのが特徴です。元々は、「ケルンの水」という意味で、1742年のイタリアでオーデコロンと商品名が付けて売られたのが始まりといわれています。

1.濃度と持続時間

コロンの場合のアルコールに対する香り成分の濃度は、全体の3~5%ほど。香りの持続時間は1~2時間くらいです。濃度が低い分、持続時間は短いですね。出かける10分くらい前に付けて、2時間くらい経過した後で、膝の辺りやハンカチなどに少しだけ足すようにつけるのがおすすめ。

付けてから5分~10分はトップノートと呼ばれる揮発性の高い香りがします。主に柑橘系のような爽やかな香りが多いです。10分~1時間くらい経過すると、ミドルノートという主な香りに変化します。2時間くらいすると、ラストノートという付けた本人の肌の香りと残り香が一緒にまざったような独自の香りになるということです。

2.「ボディコロン」と「ボディミスト」の違い

「ボディコロン」は体に香り付けのために使うコロンということですが、オーデコロンとあまり違いがありません。ボディコロンであっても、体に直接付けずにハンカチなどにスプレーして使うこともできます。一方「ボディミスト」は、体につける霧状のものということです。ボディミストの場合は、保湿や肌を引き締めるなどの美容成分が配合されているという点で違います。

3.コロンを使った例文

コロンを使った例文は以下の通りです。

・コロンはあくまでも香りを楽しむもので、消臭効果はないよ。
・男性に好まれる柑橘系の香りのコロンです。
・アルコールに弱いので、ハンカチにコロンを染み込ませてポケットに入れるようにしている。
・シャワーの後にコロンを付けて外出した。

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