この記事では、画用紙と模造紙の違いについてみていきます。どちらも小学校や中学校などで使用される紙の種類ですが、どのような違いがあるのでしょうか。また、他の紙の種類にコピー用紙やケント紙もある。これはどのようなときに使う紙なのでしょうか。今回の記事では、画用紙と模造紙の違いやケント紙の使い分けについて教育学部卒ライターりんと一緒に詳しく解説していきます。

ライター/りん

保育士や塾講師、カフェ店員など様々な職を経て現在ライターとして活動している。教育学部でさまざまな紙を使用した経験を活かし、紙の種類についてわかりやすく解説していく。

画用紙と模造紙の違いはなに?

画用紙と模造紙、どちらも小学校や中学校でよく使われる紙の種類です。図工や社会の授業などで使ったことのある方も多いのではないでしょうか。それぞれ紙の特徴や用途が異なるので、どのようなものなのか解説していきます。

画用紙:絵を描いたり工作したりするときに使われる紙

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画用紙と言われて、ぱっと思い浮かべるのは図工の授業ではありませんか?画用紙は絵を描くために作られている紙です。絵を描くサイズによって「四つ切り」や「八つ切り」など、さまざまな大きさから選ぶことができます。

絵の具で絵を描いても簡単には破れないように丈夫で厚めに作られており、絵の具がきれいに乗りやすいように表面がざらざらとしているのも特徴です。

また、白い画用紙が多いですが作品に合わせて他の色も選べます。赤や青などのビビットカラーから、ピンクや水色などのパステルカラーまで、製品によりますが多数の色が展開されているのも特徴的です。工作にもよく使用され、自由な形に切ってのりできれいに貼り付きます。

模造紙:掲示物を書くときに使われる紙

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模造紙がよく使われる場面は、何かを発表するときです。自由研究や班活動での発表など、大きな紙に発表内容をまとめて、掲示したり発表に用いたりした方も多いでしょう。画用紙に比べると、サイズはかなり大きく、一般的に横1mくらいで丸められた状態で売られています。

表面がツルツルとしているため、画用紙のように絵の具がきれいに乗りづらいです。また、紙が薄いため破れてしまう可能性もあるでしょう。絵の具を使用する際には注意が必要です。製図など大きなものを描きたいときに使用されることもあります。

\次のページで「コピー用紙やケント紙にはどのような特徴があるの?」を解説!/

コピー用紙やケント紙にはどのような特徴があるの?

コピー用紙はプリントなどで使用される身近な紙です。ケント紙はあまりなじみがない方もいるでしょう。ここからは、それぞれの紙の特徴や使用される場面について解説していきます。

コピー用紙:コピーや印刷するときに使われる紙

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学校のプリントや会社の資料など、多くの場面で使用されている紙です。紙の材料によって「普通紙」「再生紙」「上質紙」の3種類に分けられます。名前の通りコピー機で印刷することを目的として作られている紙です。プリントの印刷はもちろん、書籍やチラシ、名刺など幅広い場面で使用されています。

鉛筆やボールペンなどでの記入も可能です。水に弱く、ぬれてしまうとインクがすぐににじんでしまうので、置いておく場所には注意しましょう。

ケント紙:絵を描くときに使われる紙

ケント紙は、大きなくくりでいうと画用紙の仲間です。しかし、画用紙のように表面がザラザラしておらず、ツルツルとなめらかな特徴があります。使用目的は画用紙と同じく絵を描くときに使われることが多いです。

画用紙よりもにじみづらく、さらさらと描け、消しゴムで消しても紙がごわごわにならないので、レタリングやポスターなどを描くときに向いています。絵を描くときに消しゴムを多く使う場合や、絵の具を均一にぬりたいときには、ケント紙を選ぶとよいでしょう。

絵の描き方によって選ぶことが大切です。厚みや色もさまざまなものが販売されているので、絵に適したものを選んでみてください。

画用紙は絵や工作に使い模造紙は掲示物制作に使う

画用紙は、にじみづらく厚みがあるので絵や工作をするときに使うのに適しています。大きさや色を自由に選べる点も魅力の1つでしょう。模造紙は大きくて薄いため、掲示物を作るときに使えば遠くからも良く見える掲示物を作ることが可能です。ただし、ここで紹介しているのは紙の特徴にあった使いやすい場面であり、使い方に正解はありません。自分の使用目的を考えて、どの紙を使用するか考えるとよいでしょう。

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3分で簡単にわかる!画用紙と模造紙の違いとは?コピー用紙・ケント紙の特徴も教育学部卒ライターが詳しく解説

この記事では、画用紙と模造紙の違いについてみていきます。どちらも小学校や中学校などで使用される紙の種類ですが、どのような違いがあるのでしょうか。また、他の紙の種類にコピー用紙やケント紙もある。これはどのようなときに使う紙なのでしょうか。今回の記事では、画用紙と模造紙の違いやケント紙の使い分けについて教育学部卒ライターりんと一緒に詳しく解説していきます。

ライター/りん

保育士や塾講師、カフェ店員など様々な職を経て現在ライターとして活動している。教育学部でさまざまな紙を使用した経験を活かし、紙の種類についてわかりやすく解説していく。

画用紙と模造紙の違いはなに?

画用紙と模造紙、どちらも小学校や中学校でよく使われる紙の種類です。図工や社会の授業などで使ったことのある方も多いのではないでしょうか。それぞれ紙の特徴や用途が異なるので、どのようなものなのか解説していきます。

画用紙:絵を描いたり工作したりするときに使われる紙

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画用紙と言われて、ぱっと思い浮かべるのは図工の授業ではありませんか?画用紙は絵を描くために作られている紙です。絵を描くサイズによって「四つ切り」や「八つ切り」など、さまざまな大きさから選ぶことができます。

絵の具で絵を描いても簡単には破れないように丈夫で厚めに作られており、絵の具がきれいに乗りやすいように表面がざらざらとしているのも特徴です。

また、白い画用紙が多いですが作品に合わせて他の色も選べます。赤や青などのビビットカラーから、ピンクや水色などのパステルカラーまで、製品によりますが多数の色が展開されているのも特徴的です。工作にもよく使用され、自由な形に切ってのりできれいに貼り付きます。

模造紙:掲示物を書くときに使われる紙

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模造紙がよく使われる場面は、何かを発表するときです。自由研究や班活動での発表など、大きな紙に発表内容をまとめて、掲示したり発表に用いたりした方も多いでしょう。画用紙に比べると、サイズはかなり大きく、一般的に横1mくらいで丸められた状態で売られています。

表面がツルツルとしているため、画用紙のように絵の具がきれいに乗りづらいです。また、紙が薄いため破れてしまう可能性もあるでしょう。絵の具を使用する際には注意が必要です。製図など大きなものを描きたいときに使用されることもあります。

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