この記事ではファイアウォールのプライベートとパブリックの違いについてみていきます。どちらもファイアウォールのネットワーク設定で、違いはずばり許可されている範囲のようですが、調べてみるといろいろ違いがあるみたいです。
今回はそんなファイアウォールのプライベートとパブリックの違いを、特徴から確認しつつ、現役エンジニアのライターvnobと一緒に解説していきます。

ライター/vnob

現役のクラウドサーバーのエンジニア。数々の難しい案件を解決している。仕事柄、わからないことがあると調査しないと気が済まない。幅広く雑学を知っている。

ファイアウォールのプライベートとパブリックの違いとは?

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ファイアウォールの設定には、プライベートとパブリックと2種類ありますが、プライベートとパブリックではネットワークの設定で許可される範囲に違いがあります。そのため、設定によってリモートデスクトップやファイルの共有に影響があるんです。

今回は、ファイアウォールのプライベートとパブリックの違いについて詳しく説明していきたいと思いますので参考にしてくださいね。

ファイアウォールとは?

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ファイアウォールとはネットワークの出入り口に設置し、事前に決められたルールにより許可してよい情報であるか判断し不正アクセスやサイバー攻撃を防ぐ仕組みです。ファイアウォールは専用の機器、ルータやネットワーク機器に実装されていたり、セキュリティソフトをインストールすることで利用することができます。

なお、WindowsやMacなどのパソコンには、パーソナルファイアウォールと呼ばれるファイアウォール機能が搭載されており、インターネットからパソコンへの不正なアクセスやウイルスの侵入を防ぐことができるんですよ。

パケットフィルタリング型

ネットワークを流れているデータはパケットと呼ばれる極小の単位に分割され送受信されており、パケット内には送信元や送信先のIPアドレスとポートの情報が含まれています。

「パケットフィルタリング型」はパケット内の情報をチェックし、通過していい情報であるかを判断しているんです。シンプルなシステムであることから高速処理が可能ではありますが、設定が複雑化するというデメリットもありますね。

サーキットゲートウェイ型

「サーキットゲートウェイ型」はパケットフィルタリングよりも進化しており、ポートの指定や制御が可能となっています。つまり、パケットフィルタリング機能にポート制御機能を追加したファイアウォールということですね。

また、「サーキットゲートウェイ型」は、サーバごとに任意のポートを割り当てられるので特定のシステムやアプリケーションを制御したい時におすすめなんですよ。

アプリケーションゲートウェイ型

「アプリケーションゲートウェイ型」は、パケットではなくアプリケーションごとの制御が可能であり、内部ネットワークから外部へのアクセスの際にプロキシプログラムが中継となりアクセスするシステムであるプロキシサーバーがこれにあたりますね。

「パケットフィルタリング型」よりも詳細にアクセスを制御することができ、より強力に不正アクセスをブロックすることができますが、処理速度が遅いというデメリットもあります。

ファイアウォールのプライベートとは?

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ファイアウォールのプライベートは、家庭や会社などで利用できるネットワークです。管理用のサーバも不要で設定が簡単なのでさまざまで利用されていますよ。それでは、ファイアウォールのプライベートについて詳しく説明していきたいと思います。

\次のページで「ファイアウォールのプライベートの特徴」を解説!/

ファイアウォールのプライベートの特徴

ファイアウォールのプライベートは、家庭内や社内などプライベートで利用するパソコンに適用される設定です。ファイアウォールの設定で同じネットワーク内の他のパソコンから自分のパソコンを検索することやファイルやプリンターを共有することができます。また、リモートデスクトップ接続により遠隔操作することも標準で許可されているんです。

ファイアウォールのパブリックとは?

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ファイアウォールのパブリックは、公共の場に設置され不特定多数の人が利用できるネットワークです。そのため、パソコンを学校や家の中だけでしか使わない場合は使用しません。それでは、ファイアウォールのパブリックについて詳しく説明していきたいと思います。

ファイアウォールのパブリックの特徴

ファイアウォールのパブリックは、公衆Wi-Fiやホテルのネットワークなど第三者が参加しているネットワークに接続する時の設定です。パブリックでは、ファイアウォールの設定が厳しくなっており、ファイルやプリンターの共有やリモートデスクトップ接続が禁止されています。

プライベートとパブリックは許可する範囲が違う

ファイアウォールのプライベートでは、社内でのファイルやプリンターの共有やリモートデスクトップ接続が許可されていますが、パブリックではファイルやプリンターの共有やリモートデスクトップ接続が禁止されているように許可されている範囲に違いがあります。セキュリティとしては、パブリックの方が強いということですね。

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簡単でわかりやすい!ファイアウォールのプライベートとパブリックの違いとは?ファイアウォールの特徴も現役エンジニアが詳しく解説

この記事ではファイアウォールのプライベートとパブリックの違いについてみていきます。どちらもファイアウォールのネットワーク設定で、違いはずばり許可されている範囲のようですが、調べてみるといろいろ違いがあるみたいです。
今回はそんなファイアウォールのプライベートとパブリックの違いを、特徴から確認しつつ、現役エンジニアのライターvnobと一緒に解説していきます。

ライター/vnob

現役のクラウドサーバーのエンジニア。数々の難しい案件を解決している。仕事柄、わからないことがあると調査しないと気が済まない。幅広く雑学を知っている。

ファイアウォールのプライベートとパブリックの違いとは?

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ファイアウォールの設定には、プライベートとパブリックと2種類ありますが、プライベートとパブリックではネットワークの設定で許可される範囲に違いがあります。そのため、設定によってリモートデスクトップやファイルの共有に影響があるんです。

今回は、ファイアウォールのプライベートとパブリックの違いについて詳しく説明していきたいと思いますので参考にしてくださいね。

ファイアウォールとは?

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ファイアウォールとはネットワークの出入り口に設置し、事前に決められたルールにより許可してよい情報であるか判断し不正アクセスやサイバー攻撃を防ぐ仕組みです。ファイアウォールは専用の機器、ルータやネットワーク機器に実装されていたり、セキュリティソフトをインストールすることで利用することができます。

なお、WindowsやMacなどのパソコンには、パーソナルファイアウォールと呼ばれるファイアウォール機能が搭載されており、インターネットからパソコンへの不正なアクセスやウイルスの侵入を防ぐことができるんですよ。

パケットフィルタリング型

ネットワークを流れているデータはパケットと呼ばれる極小の単位に分割され送受信されており、パケット内には送信元や送信先のIPアドレスとポートの情報が含まれています。

「パケットフィルタリング型」はパケット内の情報をチェックし、通過していい情報であるかを判断しているんです。シンプルなシステムであることから高速処理が可能ではありますが、設定が複雑化するというデメリットもありますね。

サーキットゲートウェイ型

「サーキットゲートウェイ型」はパケットフィルタリングよりも進化しており、ポートの指定や制御が可能となっています。つまり、パケットフィルタリング機能にポート制御機能を追加したファイアウォールということですね。

また、「サーキットゲートウェイ型」は、サーバごとに任意のポートを割り当てられるので特定のシステムやアプリケーションを制御したい時におすすめなんですよ。

アプリケーションゲートウェイ型

「アプリケーションゲートウェイ型」は、パケットではなくアプリケーションごとの制御が可能であり、内部ネットワークから外部へのアクセスの際にプロキシプログラムが中継となりアクセスするシステムであるプロキシサーバーがこれにあたりますね。

「パケットフィルタリング型」よりも詳細にアクセスを制御することができ、より強力に不正アクセスをブロックすることができますが、処理速度が遅いというデメリットもあります。

ファイアウォールのプライベートとは?

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ファイアウォールのプライベートは、家庭や会社などで利用できるネットワークです。管理用のサーバも不要で設定が簡単なのでさまざまで利用されていますよ。それでは、ファイアウォールのプライベートについて詳しく説明していきたいと思います。

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