簡単に分かる「昏睡」と「危篤」の違い!「重篤」との違いも院卒日本語教師が分かりやすく解説
ところで、生死をさまよういわゆる”ヤバい”状態を表す言葉には「昏睡」のほかに「危篤」がある。実は意味が少し異なる言葉なのですが、みんなはその違いが分かるかな?
今回はそんな「昏睡」と「危篤」の違いを、言葉の違いに詳しい院卒日本語教師の”むかいひろき”と一緒に解説していきます。
ライター/むかいひろき
ロシアの大学で働く、日本で大学院修士課程までを修了した日本語教師。その経験を武器に言葉の違いや教育について分かりやすく解説していく。
「昏睡」と「危篤」のそれぞれの意味を確認!
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「昏睡」と「危篤」…。どちらも生命の危険が差し迫っているときに使われる言葉です。「お父さんが危篤!」「おじいちゃんが昏睡状態に!」なんていう言葉は、できれば聞きたくないですよね。まずは両者の意味を確認していきましょう。
「昏睡」:意識を完全に失い、覚醒しない状態
最初に「昏睡(こんすい)」の辞書での意味を確認していきましょう。「昏睡」は国語辞典には次のような意味が掲載されています。
1.深く眠り込むこと。
2.意識が完全に失われ、強い刺激を与えても覚醒(かくせい)しないこと。また、その状態。
出典:明鏡国語辞典 第二版(大修館書店)「こん-すい【昏睡】」
辞書によると「昏睡」には2つの意味があります。1つは「深く眠り込むこと」。そして2つ目が「意識を完全に失い、覚醒しない状態」です。2番目の意味が生命の危機が差し迫っているときに使用されるもので、「危篤」との違いが問題になります。
「昏睡」の大切なポイントは、”意識を完全に失っていること”ですね。ここが後ほど「危篤」との違いを考えるときに大切になっていきます。覚えておいてください。
「危篤」:症状が重く、生命が危ういこと
続いて「危篤(きとく)」の辞書での意味を確認していきましょう。「危篤」は次のような意味が国語辞典に掲載されています。
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