3分で簡単に分かる「デモ」の違い!いくつの意味がある?院卒日本語教師が分かりやすく解説
ところでこの「デモ」には、いくつかの意味が存在し、それぞれがよく使われているんです。どのくらいの数の意味があると思う?
今回は、そんな日本語における「デモ」の意味とそれぞれの違いについて、言葉に詳しい院卒日本語教師の”むかいひろき”と一緒に解説していきます。
ライター/むかいひろき
ロシアの大学で働く、日本で大学院修士課程までを修了した日本語教師。その経験を武器に言葉の意味や違いについて分かりやすく解説していく。
そもそも「デモ」ってどんな言葉?
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日本語で広く使われる「デモ」という言葉。新聞やニュースなどで目にすることが多いですよね。カタカナで表記することからも外来語ということはわかるでしょう。まずは前提として「デモ」が元々はどのような言葉なのか、見ていきましょう。
英語「demonstration」の略語!
この「デモ」は、英語の「demonstration」から生まれた外来語である「デモンストレーション」の略語です。「デモンストレーション」は話してもカタカナで書いても長いので、日本人が言いやすいように省略されたのでしょう。
「デモ」の3つの意味をチェック!
では、ここからが本題です。英語の「demonstration」が由来の「デモ」という日本語ですが、大きく3つの意味が存在します。まずはその3つの意味を確認し、そしてそれぞれを詳しくチェックしていきましょう。
1.一般大衆が政治・社会・経済的な要求や抗議を掲げて行う示威運動。特に、その主張を広く宣伝しながら団結の威力を示すための集会や街頭行進。
2.商品の宣伝や研究成果の公開のために、実演をして見せること。
3.スポーツ大会で、正式の競技種目以外に行われる競技や演技。公開演技(競技)。
出典:明鏡国語辞典 第二版(大修館書店)「デモンストレーション[demonstration]」
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