
簡単でわかりやすい!富士通と富士通Japanの違いとは?関係や役割分担・今後についてもプログラマーがわかりやすく解説
- 製造業とシステムインテグレーター?富士通と富士通Japanの違いとは
- 富士通:日本の総合エレクトロニクスメーカー
- 富士通Japan:富士通の国内システムインテグレーター
- 役割分担?富士通Japanは富士通の子会社
- そもそも何者?システムインテグレーター(SI)とは
- ITに強い?富士通のシステムインテグレーター事業
- 効率が悪い?同種の子会社をまとめた富士通Japan
- 統合されて消滅?富士通Japanの問題と今後
- 富士通Japanだけではない?日本のシステムインテグレーター
- トラブル多発?マイナンバーカード関連事業での不祥事
- 富士通への統合説も?富士通Japanは消滅するのか
- 富士通の国内事業の中核である富士通Japan、日本の代表的SI企業
この記事の目次
ライター/woinary
某社で社内向け業務システムの開発、運用を30年近くやっていたシステム屋さん。現在はフリーランス。ガジェットやゲーム、ラノベが大好きなおっさん。
製造業とシステムインテグレーター?富士通と富士通Japanの違いとは

image by iStockphoto
CMでよく見かけるというほどではないかもしれませんが、富士通と言う会社名を聞いたことがありますか。家電や通信機器の製造・販売などをしている日本の大企業です。その富士通が頭に付いている「富士通Japan」という会社名を聞いたことがある方もいるかも。CMで出てくることはあまりありませんが、ニュースで耳にした方もいるかもしれません。
頭に富士通が付いていることから分かる通り、富士通Japanは富士通の子会社。ざっくり言えば富士通グループ内で国内向けのシステムインテグレーターをしているのが富士通Japanです。ではシステムインテグレーターとは何か。その説明やなぜ富士通Japanが誕生したのかを説明します。
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富士通:日本の総合エレクトロニクスメーカー
他の家電を製造・販売している会社ほど知名度がないかもしれませんが、富士通は日本の電気・通信会社です。設立は1935年。電話などの通信機器をつくる会社として始まります。似たような会社に日本電気(NEC)があり、比較されることも多いです。
パソコンの会社としても有名ですよね。NECやシャープなどとともに日本の代表的パソコンメーカーでした。ただし、現在富士通のパソコンは中国レノボ社との共同事業。富士通も出資していますが、レノボが多く出資しています。
富士通Japan:富士通の国内システムインテグレーター
富士通Japanは富士通の子会社。富士通に限らず大きな会社はグループをつくり、その中に様々な子会社があります。1つの会社で様々な仕事をするだけでなく、場合によっては役割分担。それで効率的に仕事ができるようにするのです。
富士通Japanは富士通グループの中で国内のシステムインテグレーター事業を分担。システムインテグレーターが何かは後で説明します。富士通は元々は通信機器をつくる会社でしたが、現在はシステムインテグレーターとして世界的な企業に成長。その国内事業を担う富士通Japanは富士通グループの中でも重要な会社なのです。
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