
簡単で分かりやすい「SUV」と「セダン」の違い!乗り心地や安全性・静粛性も元塾講師が詳しく解説!

ライター/yêuthuquá
海外在住。現在の仕事を始める前は教育関係の仕事に従事。国内外を問わず身につけた知識や経験をもとにわかりやすくお届けする。
「SUV」と「セダン」の違い

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車のボディタイプと言えば、SUV、セダン、クーペ、ワンボックス、ミニバン、ハッチバックなど全部で8種類に分けることができます。その中でも見た目にも違いが分かりやすい「SUV」と「セダン」ですが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。まずは、基本的な違いを確認していきましょう。
「SUV」:オールラウンダー
「SUV」は「Sport Utility Vehicle(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)」の頭文字をとって略した言葉で、「多目的スポーツ車」と訳せます。市街地などの日常の走りだけでなく、山間部やオフロードなどの悪路での走りにも適した車です。
見た目の特徴として、「セダン」より全体の高さが高く、運転席の位置も高くなることで、見通しがよく、車内空間も「セダン」より広い構造となっています。また、トランクを居住空間と同じスペースに設けていることで、載せられる荷物の量が多いのも特徴です。
現在販売されている「SUV」の多くは市街地の駐車場にも対応するサイズとなっています。また「SUV」とはいえ4WDとは限らず、2WDのタイプや4WDと2WDを自動で切り替えるタイプなどもありますね。
SUVの代表的車種(国産)
トヨタ:ランドクルーザー・ハリヤーなど
日産:ARIYA・X-TRAILなど
ホンダ:CR-V・ヴェゼルなど
マツダ:CX-8・MX-30など
スバル:フォレスター・クロストレックなど
三菱:アウトランダー・パジェロなど
(生産中止の車種も含む)
「セダン」:スリーボックスカー

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「セダン」はエンジンルーム、居住スペース、トランクの3つの独立した空間で構成されているオーソドックスな車のタイプです。いわゆるスリーボックスと呼ばれる構造。この構造をベースに4ドアのタイプが「セダン」と呼ばれています。
「セダン」の語源となったのは「セダンチェア」。駕籠(かご)に似た乗り物に由来しています。見た目の特徴は全体の高さが低く、2ドアもありますが4ドアが主流。全体の高さが低いため、車の重心が低い位置にあり安定感があるのも特徴です。
セダンの代表的車種(国産)
トヨタ:クラウン・プリウス・カローラなど
日産:スカイライン・ティアナ。フーガなど
ホンダ:レジェンド・アコード・インサイトなど
マツダ:MAZDA 6 SEDAN・アテンザなど
スバル:インプレッサ・レガシーなど
三菱:ランサー・ギャランなど
(生産中止の車種も含む)
走行性能やその他の違いを詳しくチェック!

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では、次に「SUV」と「セダン」の違いを走行性能などの項目別に説明していきますね。一般的な違いなので、車種によっては必ずしもそうなるとは限りませんが、これから車を購入しようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてはどうでしょうか。
#1 操縦の安定性と悪路の走行
操縦の安定性については車高が低い「セダン」のほうが重心が低いため「SUV」より高い安定性があります。カーブなどでは「セダン」のほうがよりスムーズに曲がれますね。
しかし、現在発売されている「SUV」の中には「セダン」車をベースにデザインされているものも多く、車体の重心がより「セダン」に近づいている車種もあり、操縦の安定性が向上している「SUV」も見られるようになっています。
一方、悪路の走行については圧倒的に「SUV」が有利。最低地上高がポイントにになりますが、「セダン」は最低地上高が180ミリメートル前後なのに対して、「SUV」は220ミリメートル前後と約40ミリメートル高いため、「セダン」では走行できそうにないオフロードの走行も「SUV」なら可能ですね。
#2 静粛性
静粛性は圧倒的に「セダン」が優位。というのも、「セダン」のリアサスペンションはトランクルームの下にあるため、居住スペースにリアサスペンションの音が届きにくいため、車内の静粛性が高くなっています。
一方「SUV」は居住スペースとトランクがつながっているため、リアサスペンションの音が伝わりやすく、静粛性という点では「セダン」に劣っていると言ってもよいでしょう。
#3 乗り心地
乗り心地については「セダン」がやや有利ではないでしょうか。居住スペースが区切られているため、居住スペースがしっかり確保されていますし、エンジンノイズやロードノイズが伝わりにくく静粛性に優れている点も含めると「セダン」のほうが乗り心地がよい、と言えるでしょう。
「SUV」はオフロードでの走行性能が高いため、乗り心地に優れない車種もありますが、最近では市街地走行での快適性をより重視した車種も増えていますね。
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