簡単でわかりやすい!暖炉と薪ストーブの違いとは?メリット・デメリットも現役塾講師がわかりやすく解説
暖炉のメリット
まずは、「暖炉のメリット」について説明したいと思います。まず、なんといっても暖炉は普通の暖房器具と比べておしゃれなことが挙げられるでしょう。普通の器具ですと部屋の中がごちゃごちゃして生活感が出てしまったりしますが、作りつけの暖炉はそのようなことはありませんし、暖炉の周りの装飾である「マントルピース」は飾り棚として利用することもでき、洋風のオシャレな空間を演出できます。
また、さきほど言ったように暖炉には扉がないので薪の燃える音や匂いをじかに感じることが可能です。最近では癒しを求めて、YouTubeで暖炉の炎や焚火などの動画を見たりする人がいますが、炎のゆらめきには実際に「1/fゆらぎ」という癒し効果があることがわかっています。また、暖炉の火を利用し、ピザやマシュマロを焼くなど、調理を楽しむこともできるのです。
暖炉のデメリット
つぎに、「暖炉のデメリット」について説明しましょう。まず、暖炉は薪に火をつけてから暖かく感じるまで2~3時間かかってしまいます。また、さきほど言ったように多くの熱が煙突から出て行ってしまうため部屋全体を暖めることはできません。また、扉がないという構造のため、家具などの周りのものに引火したり、ペットや小さいお子さんが火傷したりしないよう気を付ける必要があります。
それと、部屋に作りつけるものであるため、本体の値段や工事費用など、高額な初期費用がかかるのもデメリットですね。また、煙突に薪を燃やした煤(スス)がたまると火災の原因になってしまうため、定期的なメンテナンスが必要なのですが、自分で掃除するのは危険なため、専門業者に依頼するのが一般的です。そのため、暖炉はどうしても、何かとお金がかかってしまいます。
薪ストーブのメリット
今度は、「薪ストーブのメリット」について説明しましょう。まず挙げられるのが、さきほどの暖炉と同じように普通の暖房器具とは違う、可愛らしいデザインのものも多く、おしゃれな点でしょう。そして、これまた暖炉と同じく、燃やす火を利用したり、熱くなったストーブ上部の熱を利用して鍋などを温め、煮込み料理を作るなど料理に利用できます。
また、暖炉と違うメリットとして、さきほど説明したような設置方法や素材、配管の違いがあるので熱効率が良く、部屋全体の空気をじんわりと温めることができる点があげられるのです。
薪ストーブのデメリット
最後に「薪ストーブのデメリット」について説明しましょう。まず、薪ストーブは暖炉と同じように、薪に火をつけてから暖かさを感じられるまで2~3時間ほどかかっていまいます。また、さきほど料理に利用できるメリットがあると説明しましたが、コンパクトなサイズのものだと中に鍋などを入れる十分なスペースがなく、調理に使うことが出来なかったりするのです。
また、暖炉と同様に専門業者によるメンテナンスが必要ですし、一般的な暖房器具と違って部屋に設置するとそこから移動できないため、暖房の必要ない季節にはただ邪魔なだけになってしまうことがあります。
暖炉のメリット……おしゃれ・薪の燃える音や匂いをじかに感じられる・調理に利用できる
暖炉のデメリット……暖まるまで時間がかかる・部屋全体は暖められない・火に気を付ける必要がある・高額な初期費用・メンテナンスが必要
薪ストーブのメリット……おしゃれ・調理に利用できる・部屋全体を暖められる
薪ストーブのデメリット……暖まるまで時間がかかる・メンテナンスが必要・部屋の中で移動させることができない
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