この記事では、コンマとカンマの違いについてみていきます。どちらも「,」の読み方で、文章や数字の表記で使われる記号ですがどのような違いがあるのでしょうか。また、文章に使われる記号として他にもピリオドやコロンなどがある。これらは英文によく用いられているが、それぞれどのような使い方をするのでしょうか。今回はコンマとカンマの違い、ピリオドやコロンの意味や用法について元塾講師ライターりんと一緒に詳しく解説していきます。

ライター/りん

保育士や塾講師、カフェ店員など様々な職を経て現在ライターとして活動している。塾講師として働いた経験を活かし、文中に使用される記号についてわかりやすく解説していく。

コンマとカンマの違いとは?

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コンマとカンマはどちらも「,」を表す読み方です。似たような読み方ですが、どのような違いがあるのでしょうか。それぞれの違いについて詳しく解説します。

コンマ:オランダ語の読み方

コンマは「,」のオランダ語での読み方で、「約物」と呼ばれる言語の記述に使われる記述記号の1つです。文章や数字の区切りとして使用されます。日常の中では、英文の区切りに使用されているのを目にすることが多いのではないでしょうか。

日本語で言うと読点「、」と似たような役割です。以前の公用文に使用する表記では読点「、」ではなくコンマ「,」を原則として使用すると定められていました。しかし、令和3年に行われた文化審議会国語分科会で改定され、現在では次のように定められています。

句点には「。」読点には「、」を用いる。横書きでは、読点に「,」を用いてもよい
句点には「。」(マル)、読点には「、」(テン)を用いることを原則とするが、横書きでは事情に応じて「,」(コンマ)を用いることもできる。ただし、両者が混在しないよう留意する。学術的・専門的に必要な場合等を除いて、句点に「.」(ピリオド)は用いない。欧文では「,」と「.」を用いる。

(出典:新しい「公用文作成の要領」に向けて(報告)/令和3年3月 12 日文化審議会国語分科会)

現在では横書きの文書に限り、事情に応じてコンマの使用が認められています。しかし、読点とコンマが混在してしまうと読みづらい文書になってしまうので、どちらかに統一して使用する必要があるでしょう。

数字の桁数が多いときにも、読みやすくするために数字を3桁ごとに区切る役割として使われます。「1,000」や「500,000」などの表記を目にすることも多いでしょう。公用文の作成にも、数字の大きな数字の表記にはコンマを用いるように定められています。

大きな数は、三桁ごとにコンマで区切る
四桁以上の数は三桁ごとにコンマで区切って書く。
例)5,000 62,250 円 1,254,372 人

(出典:新しい「公用文作成の要領」に向けて(報告)/令和3年3月 12 日文化審議会国語分科会)

また、小数の表記にコンマは使用しませんが、小数を読むときに「コンマ」と読むこともあります。スポーツの競技場面で「0.1秒の差」をコンマイチ秒の差と言う解説を聞いたことがありませんか?

本来は小数点に使用されているのはピリオドなので正しい読み方とは言えないのですが、明治時代にヨーロッパから招いた教師が小数点を「コンマ」と伝えたことがきっかけでその呼び方が浸透しました。ヨーロッパでは小数点にコンマを使用しているので、当時の教師はそのように伝えたのでしょう。

カンマ:英語の読み方

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カンマは「,」の英語での読み方です。使い方はコンマと同じで違いはありません。IT業界は「カンマ」と呼ぶことが多いので、IT業界の勉強をしている方はカンマで覚えるとよいでしょう。

ピリオドやコロンはどのような使い方をするの?

ピリオドもコロンも文章中に使われる記号の種類です。それぞれの意味や使い方について解説します。

ピリオド:文章の終わりを示す

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ピリオド「.」は文章の終わりを示す記号です。日本語でいうと句点「。」と同じ役割があります。小数点としても用いられており「0.3」や「0.02」などの表記はよく目にするでしょう。

また、ピリオドは「ドット」と呼ばれることもあります。IT業界でよく使われる呼び方です。URLに使用されている「.」はドットは読み、「www.」から始まるURLを「wwwドット」と読むことはよくありますよね。

コロン:英文で使われることが多い

今回の記事でもたくさん使われている記号ですね。コロン「:」は「例示・列挙」「引用・要約・セリフ」「補足説明」「強調」などたくさんの用途で使われます。英文で使われることが多い記号です。コロンの場所に「つまり」「それは」「すなわち」などの日本語を補完するとわかりやすいでしょう。

\次のページで「コンマとカンマの違いは読み方だけ」を解説!/

コンマとカンマの違いは読み方だけ

コンマとカンマはオランダ語の読み方か英語の読み方かという違いだけで、使い方は同じです。文章や数字の区切り、小数点の読みとして使われるので、正しい使用方法を覚えておきましょう。文章の内容に直接関わることは少ないですが、文章を読みやすくするために大切な存在です。文章中の息継ぎになったり、数字を数えやすくしたりするので、文中の適切なところに使いましょう。

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雑学

3分で簡単にわかる!コンマとカンマの違いとは?ピリオドやコロンについても元塾講師ライターが詳しく解説

この記事では、コンマとカンマの違いについてみていきます。どちらも「,」の読み方で、文章や数字の表記で使われる記号ですがどのような違いがあるのでしょうか。また、文章に使われる記号として他にもピリオドやコロンなどがある。これらは英文によく用いられているが、それぞれどのような使い方をするのでしょうか。今回はコンマとカンマの違い、ピリオドやコロンの意味や用法について元塾講師ライターりんと一緒に詳しく解説していきます。

ライター/りん

保育士や塾講師、カフェ店員など様々な職を経て現在ライターとして活動している。塾講師として働いた経験を活かし、文中に使用される記号についてわかりやすく解説していく。

コンマとカンマの違いとは?

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コンマとカンマはどちらも「,」を表す読み方です。似たような読み方ですが、どのような違いがあるのでしょうか。それぞれの違いについて詳しく解説します。

コンマ:オランダ語の読み方

コンマは「,」のオランダ語での読み方で、「約物」と呼ばれる言語の記述に使われる記述記号の1つです。文章や数字の区切りとして使用されます。日常の中では、英文の区切りに使用されているのを目にすることが多いのではないでしょうか。

日本語で言うと読点「、」と似たような役割です。以前の公用文に使用する表記では読点「、」ではなくコンマ「,」を原則として使用すると定められていました。しかし、令和3年に行われた文化審議会国語分科会で改定され、現在では次のように定められています。

句点には「。」読点には「、」を用いる。横書きでは、読点に「,」を用いてもよい
句点には「。」(マル)、読点には「、」(テン)を用いることを原則とするが、横書きでは事情に応じて「,」(コンマ)を用いることもできる。ただし、両者が混在しないよう留意する。学術的・専門的に必要な場合等を除いて、句点に「.」(ピリオド)は用いない。欧文では「,」と「.」を用いる。

(出典:新しい「公用文作成の要領」に向けて(報告)/令和3年3月 12 日文化審議会国語分科会)

現在では横書きの文書に限り、事情に応じてコンマの使用が認められています。しかし、読点とコンマが混在してしまうと読みづらい文書になってしまうので、どちらかに統一して使用する必要があるでしょう。

数字の桁数が多いときにも、読みやすくするために数字を3桁ごとに区切る役割として使われます。「1,000」や「500,000」などの表記を目にすることも多いでしょう。公用文の作成にも、数字の大きな数字の表記にはコンマを用いるように定められています。

大きな数は、三桁ごとにコンマで区切る
四桁以上の数は三桁ごとにコンマで区切って書く。
例)5,000 62,250 円 1,254,372 人

(出典:新しい「公用文作成の要領」に向けて(報告)/令和3年3月 12 日文化審議会国語分科会)

また、小数の表記にコンマは使用しませんが、小数を読むときに「コンマ」と読むこともあります。スポーツの競技場面で「0.1秒の差」をコンマイチ秒の差と言う解説を聞いたことがありませんか?

本来は小数点に使用されているのはピリオドなので正しい読み方とは言えないのですが、明治時代にヨーロッパから招いた教師が小数点を「コンマ」と伝えたことがきっかけでその呼び方が浸透しました。ヨーロッパでは小数点にコンマを使用しているので、当時の教師はそのように伝えたのでしょう。

カンマ:英語の読み方

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カンマは「,」の英語での読み方です。使い方はコンマと同じで違いはありません。IT業界は「カンマ」と呼ぶことが多いので、IT業界の勉強をしている方はカンマで覚えるとよいでしょう。

ピリオドやコロンはどのような使い方をするの?

ピリオドもコロンも文章中に使われる記号の種類です。それぞれの意味や使い方について解説します。

ピリオド:文章の終わりを示す

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ピリオド「.」は文章の終わりを示す記号です。日本語でいうと句点「。」と同じ役割があります。小数点としても用いられており「0.3」や「0.02」などの表記はよく目にするでしょう。

また、ピリオドは「ドット」と呼ばれることもあります。IT業界でよく使われる呼び方です。URLに使用されている「.」はドットは読み、「www.」から始まるURLを「wwwドット」と読むことはよくありますよね。

コロン:英文で使われることが多い

今回の記事でもたくさん使われている記号ですね。コロン「:」は「例示・列挙」「引用・要約・セリフ」「補足説明」「強調」などたくさんの用途で使われます。英文で使われることが多い記号です。コロンの場所に「つまり」「それは」「すなわち」などの日本語を補完するとわかりやすいでしょう。

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