
簡単で分かりやすい「cartoon」と「comic」の違い!「anime」との違いも元塾講師が詳しく解説!

ライター/yêuthuquá
海外在住。現在の仕事を始める前は教育関係の仕事に従事。国内外を問わず身につけた知識や経験をもとにわかりやすくお届けする。
「cartoon」と「comic」の違い

image by iStockphoto
海外のチャンネルで「Cartoon Channel」やスマホアプリでもよく見られる「comic」など、この「cartoon」と「comic」の違いをみなさんは知っていますか。漫画やアニメに関係あることは皆さんも知っていると思いますが、違いがあいまいになっている人もいるのではないでしょうか。
まずは、「cartoon」と「comic」の違いを明確にしていきましょう。
「cartoon」:子ども向けのアニメ
「cartoon」は子ども向けのアニメのことを指しています。「Tom and Jerry(トムとジェリー)」「The Simpsons(シンプソンズ)」「Popeye(ポパイ)」「SpongeBob SquarePants(スポンジボブ)」など、みんな一度は見たことがあるのではないでしょうか。漫画のキャラクターが動くアニメが「cartoon」なのです。
「cartoon」の語源はイタリア語の「cartone(カートン)=厚紙」で、その厚紙の上に書かれる絵のこと。欧米の新聞に社会を風刺した1コマ漫画がありますが、その風刺漫画を「cartoon」と呼んでいました。
その後、この風刺漫画をもとにアニメがテレビで放送されるようになり、「cartoon」の定義が広くなり、今では風刺漫画だけでなく、子ども向けのアニメを「cartoon」というようになったのです。
1. My kids wake up early on Sundays and watch cartoons on TV.
「私の子どもは日曜に早起きしてテレビでアニメを見ている。」
2. Tom and Jerry is my favorite cartoon.
「トムとジェリーはお気に入りのアニメだ。」
3. His cartoon of President Biden is very sarcastic.
「バイデン大統領を描いた彼の風刺漫画は皮肉たっぷりだ。」
ディズニーのアニメ映画やジブリのアニメ映画など、大人も対象にしたアニメに対して子ども向けのイメージがある「cartoon」を使うのは避けましょう。見下しているように受け取られることがありますので、気をつけてくださいね。
「comic」:紙に印刷された漫画
「comic」はストーリー性がある紙に印刷された漫画のこと。「cartoon」が動画なのに対して、「comic」は動かない作品、静止画で描かれた作品を指しています。日本語でも「コミック」と呼んでますよね。漫画本というときには「comic book」を使います。また、新聞や雑誌でよく見かける4コマ漫画などは「comic strp」。
アメリカで「comic」と言えば、「Batman(バットマン)」「Amazing Spider-Man(スパイダーマン)」「Mickey Mouse(ミッキーマウス)」「Superman(スーパーマン)」「Peanuts(ピーナツ:スヌーピーで有名)」などでしょう。
「Batman」や「Amazing Spider-Man」「Superman」などは「comic」をベースにしたハリウッド映画も多く発表されていますが、アメリカでは大人気の作品です。
\次のページで「漫画やアニメを表す他の言葉」を解説!/