
簡単にわかる「シガー」と「タバコ」の違い! タバコの種類や歴史・税金も語学系主婦ライターがわかりやすく解説
「タバコ」の歴史、日本渡来は鉄砲とともに
タバコが日本に伝わった年は明確ではありませんが16世紀です。江戸時代、タバコは広がりをみせますが、反幕府勢力の取り締まりや年貢米の確保などもろもろの理由で幕府はたびたび禁止令を出します。しかしながら庶民の嗜好品として定着。独特の細刻み、キセルやタバコ入れの道具など、喫煙文化が発展しました。
明治時代にタバコが輸入され、紙巻きタバコが国内で製造されます。昭和天皇の即位には記念タバコが発売されたようです。戦争の影響を受けたのち、当時大蔵省の専売事業は日本専売公社に引き継ぎ。行政改革や市場開放で昭和60年(1985年)、専売制度が廃止されました。
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タバコ税はひと箱およそ62パーセントの高額税!
紙巻きタバコのメジャーな銘柄「セブンスター」は1960年発売時はひと箱20本入りで100円でした。それが1986年に220円になり、今はなんと600円!1986年以降の値上げはすべて税金の影響です。国税・地方税・特別税・消費税、合わせておよそ62パーセントの税金が現在かけられています。
年間2兆円というタバコの税金は一般税に充てられ、日常生活や公共サービスなどに利用。今後も値上げが予想されるようです。
タールやニコチン高いほど体に悪い
紙巻きタバコの箱にはタールとニコチンの含有量が明記されていますが、葉巻(シガー)には表示義務がありません。葉巻は一般的な紙巻きタバコと比べ、タールは最大で10倍、ニコチンは14倍もの含有量があるようです。タールやニコチンが高い=体に悪いと判断できるでしょう。しかしながら、タールを低くしても、喫煙本数を少なくしても、健康を害するリスクがあります。
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