簡単にわかる「シガー」と「タバコ」の違い! タバコの種類や歴史・税金も語学系主婦ライターがわかりやすく解説
ライター/小島 ヨウ
ドイツ語学科卒、英語劇や市民劇団に所属した語学系おばさんライター。漢字や言葉の使い方に興味あり。わかりやすくをモットーに深ぼり解説する。
「シガー」と「タバコ」の違い
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昭和の時代は食卓や列車内でも普通に吸えた「タバコ」ですが、現在は喫煙する場所は限られ、マナー順守で楽しむものとなりました。一方の「シガー」は気取った感じ、ピカレスクな映画の登場人物がくわえているイメージですね。「シガー」と「タバコ」、具体的に何が違うのか、みていきましょう。
「シガー」:ciger、葉巻タバコ
「シガー:ciger」は葉巻です。葉巻とはタバコの葉をタバコの葉で巻いたもので、三層構造が基本。切断された葉は使わず、高級品はすべて手作りされています。先端を切り落とす・点火や吸い方などに独特の所作、関連する道具がおしゃれ、また紙巻タバコと比べて喫煙時間が長い、など、葉巻にはいろんなこだわり、楽しみ方があるようです。
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「タバコ」:一般的にcigarette、紙巻タバコのこと
「タバコ:tobacco」はタバコの葉を加工して作られる製品の総称で、一般的には紙巻タバコのことです。細かく刻んだタバコの葉を細長い紙で包んでフィルターが付けられています。
タバコの箱に表示されている「タール」とは煙の中に含まれる粘液性の液体、簡単にいえば「ヤニ」です。その中に、化学物質的には毒物に指定される「ニコチン」が含まれています。フィルターはこのタールやニコチンを減らし、味をマイルドにする役目です。
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「シガー」はタバコの葉そのまま、「タバコ」は刻んで使う
「シガー」は葉巻という狭義、「タバコ」はタバコ製品全般を指す広義です。また製品としても、「シガー」はタバコの葉そのもの、「タバコ」は葉を刻んで使用する点が大きな違いでしょう。
刻んだタバコの葉を専用の「パイプ」に詰めて吸煙すると長時間楽しめます。また日本では江戸時代、パイプと同じ原理で「キセル」の吸い方が流行りました。キセルに使われるタバコの葉は細刻みで日本独特です。キセルはカンボジア語で「管」をあらわす言葉からの由来、ポルトガル人がもたらしたといわれています。
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