簡単でわかりやすい!QHDとWQHDの違いとは?実は同じ?解像度の基本もプログラマーがわかりやすく解説
すべての基本はSDとHD
もう終了したアナログ放送のことは忘れてデジタル放送を基準にすると、基本になるのはSDとHDです。SDが標準画質、HDが高精細、つまり高画質になります。
パソコンのモニタなどではVGAというものが基本です。SDとVGAは画面の画素数は近いですが、同じではありません。そのため、テレビの解像度とパソコンモニタの解像度は微妙に違います。ここではテレビの解像度を取り上げますので、SDとHDに注目してください。
SD:今は見かけないがかつての標準だった
標準画質であるSDは昔のアナログ放送に近い解像度です。「標準」となってはいますが、今のテレビの多くはHD画質になっています。そのため、SDはもはや標準とは言えない過去のものです。
SDの解像度は横720、縦480。画面の縦横比は4:3になります。ワイドではないノーマル画面です。縦480に対して横720だと比率が4:3にならないように思いますよね。実はアナログテレビの点の大きさは正方形ではなく、やや縦長。そのため画面の縦横比は4:3になります。
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HD:高精細だったが今は標準に
HDは高精細、高画質のこと。ただ、現在のテレビはHDが主流なのでこれが標準のようになっています。そのHDにもただのHDとフルHDの2種類が存在。両者で点の数が違います。何もつかないHDは横1280、縦720。一方、フルHD(FHD)は横1920、縦1024です。どちらもHDなのですが、点が多いものをフルHDと呼んで区別しています。また、ハイビジョン、フルハイビジョンと呼び分けることも。さらにFHDのことを2Kと呼びます。Kとは英語で1000のこと。1920は約2000なので2Kと呼ぶわけです。
どちらの画面も縦横比は16:9のワイド。これは映画のスクリーンサイズに近いものです。より映像に没入できると言われています。昔のテレビ映像を流すと左右に余白ができるのは、昔より横長になったためです。
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画面の高精細化でバリエーション豊富なHD
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地上波の放送はHDですが、衛星放送ではより細かい4Kや8Kの放送がありますよね。これらもHDのバリエーションです。そのため、すべてHDと呼んでもよいのですが、それではわかりにくいですよね。そのため、HDとFHD以外の呼び方が必要に。ここではFHD以上のものを説明します。
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