3分で簡単にわかる！アンドロイドとロボットの違いとは？特徴や語源も読書家ライターがわかりやすく解説！
ライター／ハヤカワ
学術書を中心に毎年100冊以上の本を読む、無類の本好き。人にさまざまな影響を与える言語、それ自体に強い興味をもち、言葉の細やかな表現にも並々ならないこだわりをもっている。
アンドロイドとロボットの違いとは？
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アンドロイドとロボットはどちらも人に似せた機械の一種ですが、それぞれ細かい点に違いがあります。この機会にそれぞれの違いについて、確認していきましょう。
その1.アンドロイドとは？
「アンドロイド」は主に人間に似せて設計・製造されたロボットを指す言葉です。語源はギリシャ語の「andr-」（男性）と「eidos」（形）からなり、「男性の形をしたもの」を意味しています。しかし現在では性別に限定せず、人間全般の形状や動作、特徴を模倣したロボット全般を指す一般的な用語となっているため注意しましょう。
アンドロイドは人間と同じ五感を持ったり、人間同様の複雑な動作を再現できるように設計されています。またアンドロイドには人間の社会的行動や感情を模倣させることもあり、これにより人間との自然な対話や交流を得意とする点も特徴的です。こうした特徴から、アンドロイドは今後接客・看護・家事助け・教育など様々な分野で活用されることが期待されています。
その2.ロボットとは？
「ロボット」は一連の作業の自動化を担う機械・装置を指す言葉で、人間の力や動作、作業を代行するために設計・製造された機械全般を指します。この言葉はチェコの劇作家カレル・チャペックの戯曲「R.U.R.」（ロッサムズ・ユニバーサル・ロボット）で初めて使われました。ロボットは、「robota」（労働）から来ており、「労働する機械」を意味します。
ロボットには形状や機能、用途などにより様々な種類があり、人間の形状を持たない工業用ロボット・自動走行車・掃除機ロボットなども含まれるため注意しましょう。ロボットは基本的にプログラムされたタスクを自動的に実行することが可能で、単純作業から複雑なタスクまで様々な作業を人間に代わって行います。
アンドロイドとロボットの主な違い
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ロボットは人間を模倣するアンドロイドと違い、なにか特定の動作・作業を自動化するために設計されているため、場合によっては機械そのもの、または動物など人間以外の生き物の姿を模倣して作られています。例えば工業用ロボットは生産ラインの作業を効率化するためにアーム状の形態を、人とコミュニケーションをとるための機械であるアイボは犬型の形状をしていますね。
アンドロイドは人間の姿を指した機械を指しており、対してロボットは人間以外の形状の機械も指すという違いに注意して覚えておきましょう。アンドロイドは基本的に人間の感情を模倣するためのAI（人工知能）が必要とされることが多いです。一方で多くのロボットは単純な命令をこなすことを主な仕事としており、必ずしも高度なAIは必要とされません。
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