
3分で簡単にわかる!クロスケーブルとストレートケーブルの違いとは?使い分けや見分け方も読書家ライターがわかりやすく解説!

ライター/ハヤカワ
学術書を中心に毎年100冊以上の本を読む、無類の本好き。人にさまざまな影響を与える言語、それ自体に強い興味をもち、言葉の細やかな表現にも並々ならないこだわりをもっている。
クロスケーブルとストレートケーブルの違いとは?

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クロスケーブルとストレートケーブルはどちらもLANケーブルの一種ですが、それぞれ特徴が違います。この機会にそれぞれの特徴について、詳しく確認しておきましょう。
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その1.クロスケーブルとは?
クロスケーブルはパソコンとパソコンなど、同じ機器同士をLANケーブルで接続する場合に使用するケーブルです。LANケーブル内部の配線が途中で交差する構造となっており、この特徴から「クロスケーブル」と呼ばれています。家庭では、2台のパソコンをLANケーブルで接続するといった機会は少ないため、あまり見る機会がありません。
その2.ストレートケーブルとは?
ストレートケーブルはパソコンとパソコン以外の機器(ルーター・HUBなど)を接続する際に使用するケーブルです。こちらはLANケーブル内部の配線が、一直線に交差することなく配置されている構造となっており、この特徴から「ストレートケーブル」と呼ばれています。
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クロスケーブルとストレートケーブルの用途・使い分け方は?

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クロスケーブルとストレートケーブルは、接続するLANポートの規格によって使い分けることが大切です。LANポートの規格には「MDI」と「MDI-X」という2種類の規格が存在しており、ストレートケーブルはMDIポートとMDI-Xポートを繋げることができます。対してMDIポートとMDIポートなど、同じ種類のポート同士を繋ぐ場合にはクロスケーブルが必要です。こちらも覚えておきましょう。
ただし近年ではクロスケーブル・ストレートケーブルの両方の接続を可能にする「AUTO MDI/MDI-X」という機能を備えた機器が登場しており、これによってLANポートの種類にあわせてケーブルの種類を変える必要があまり無くなっています。こちらの点についても、あわせて確認しておきましょう。
クロスケーブルとストレートケーブルの見分け方

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クロスケーブルとストレートケーブルの見分け方についても確認していきましょう。LANケーブルの端子部分を確認することで、簡単に見分けることができます。端子部分の配線の色の配置が、両端で同じ場合はストレートケーブル、逆に端と端で色の配置が異なっている場合はクロスケーブルです。
所持しているLANケーブルがクロスケーブル・ストレートケーブルどちらか分からないという場合は、こちらの点から見分けていきましょう。
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