安全性の違い
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「ディーゼルエンジン」と「ガソリンエンジン」は安全性の違いもあります。その理由はエンジンの構造が理由というよりは、燃料自体の危険性に差があるから。ここでは「ディーゼルエンジン」と「ガソリンエンジン」の安全性の違いについても見ていきましょう。
ディーゼルエンジン:ガソリンエンジンより安全
「ディーゼルエンジン」は発火事故や引火事故の発生率が低いと言えます。エンジンの機密性が高いことも理由の一つですが、一番大きな理由は軽油が沸点が高いため常温では揮発しにくいからです。ただし寒冷地で燃料が圧縮熱で温まらずエンジンがかからなくなるリスクがあります。
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ガソリンエンジン:ディーゼルエンジンより危険
「ガソリンエンジン」は「ディーゼルエンジン」よりも危険と言えるでしょう。エンジン自体は発火しにくいのですが、ガソリンの揮発性の高さが危険性の理由。ガソリンが漏れていたりする状況で周囲に火器や火花が散ると引火する可能性が高いので、くれぐれも注意が必要です。
ディーゼルエンジンとガソリンエンジンは別物
「ディーゼルエンジン」と「ガソリンエンジン」は燃料と構造、走行性能、コスト、安全性とあらゆる面で違っていましたね。両者の特徴を理解し、気を付けて使用しましょう。
日本国内のガソリンスタンドでは、法令により給油機のノズルで燃料の種類が規定されています。赤色がレギュラーガソリン、黄色がハイオクガソリン、緑色が軽油です。絶対に対応エンジンと異なる燃料を入れないように注意してください。
万が一誤った燃料を給油してしまっても冷静に対処しましょう。ガソリンスタンドで気づいた場合スタッフに相談、走行中に気づいた場合エンジンを必ず切りロードサービスにレッカーでの運搬を依頼しましょう。