雑学

簡単でわかりやすい!フリゲート艦と駆逐艦の違いは?特徴と役割・呼び名の歴史を雑学好きライターが詳しく解説

よぉ、桜木建二だ。今回のテーマはフリゲート艦と駆逐艦の違いについてだ。どちらも軍艦の一種で、長い歴史を持つと同時に、現在の世界各国の海軍や、日本の海上自衛隊でも大きな存在感を持っている。
駆逐艦というのは聞いたことがあっても、フリゲート艦というのは耳慣れない人もいるかも知れないな。それぞれの名称や役割について、歴史上どのような変遷を遂げてきたのかを、雑学好きライター・ねぼけねこと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ねぼけねこ

法学部出身。某大組織での文書作成・広報部門での業務に10年以上従事し、IT・プログラミング分野の歴史にも詳しい。

フリゲート艦と駆逐艦の違いをざっくり解説

海軍にはさまざまな種類の軍艦がありますが、その中でもフリゲート艦と駆逐艦について以下で特徴と違いを解説します。先に大まかに説明しておくと、もともとフリゲート艦はさまざまなタイプの軍艦にあてがわれた名称でしたが、現在は一定の役割とサイズのものが特にそう呼ばれるようになりました。

また、駆逐艦は特に大型艦の護衛任務を主とする軍艦に与えられる名称ですが、現代は保有国の領土の防空にも貢献できる機能が付与されています。

フリゲート艦:特定の任務・大きさの軍艦の名称

image by iStockphoto

まずフリゲート艦について説明します。もともと、フリゲート艦という名称は時代ごとにさまざまな軍艦にあてがわれたものです。現在は対潜・防空能力を持ち、揚陸部隊や商船団などを護衛する任務を担う艦をこのように呼んでいます。

フリゲート艦は国家の安全保障にとって重要な役割を持っており、特に海軍力の強化や海上防衛の必要性が高い国々で使われていることが多いです。また、フリゲート艦はその能力を常に進化させており、最新型のものは高度なステルス性やミサイル防衛能力も備えています。

駆逐艦:大型艦を護衛する軍艦の名称

次に駆逐艦ですが、駆逐艦という名称は大型艦を護衛する軍艦に使われているものです。主に空母戦闘群に配備されて防空構成要素として用いられたり、領土の防空やミサイル防衛にも貢献しています。

その来歴はフリゲート艦とは大きく異なっており、駆逐艦は本来は水雷艇を駆逐するために登場した大型水雷艇でしたが、その後は水雷攻撃や対潜戦など多岐にわたる任務に従事するようになりました。

また、航空母艦が主力艦として台頭すると高速で随伴できる巡洋艦と駆逐艦で機動部隊が編成されるようになります。これにともなって駆逐艦の地位も向上していきました。

フリゲート艦と駆逐艦の歴史は?

ここまでで、まずはフリゲート艦と駆逐艦のざっくりした特徴と違いを説明しました。いずれも役割や特徴が定まったものではなく、どのような艦が特にフリゲート艦あるいは駆逐艦と呼ばれるようになったのか、その呼称にはそれぞれの歴史があることが分かったでしょう。

よって、次はフリゲート艦と駆逐艦の歴史を説明します。フリゲート艦の歴史は古く帆船時代までさかのぼることができ、呼び名の変遷もそうした歴史と無関係ではありません。また駆逐艦も、各国の保有する兵器が多様化するのとあわせて機能が高度化していったという歴史があります。

\次のページで「フリゲート艦:もともとは小型・高速の艦を指していた」を解説!/

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