この記事ではムエタイとキックボクシングの違いについてみていきます。どちらもパンチとキックが認められている格闘技であるイメージがあるよな。違いはずばりムエタイでは「首相撲」と「肘打ち」が認められているということですが、採点のポイントが違うなど調べてみるといろいろ違いがあるみたいです。
今回はそんなのムエタイとキックボクシング違いを、特徴やルールから確認しつつ、格闘技好きなライターvnobと一緒に解説していきます。

ライター/vnob

現役のクラウドサーバーのエンジニア。数々の難しい案件を解決している。仕事柄、わからないことがあると調査しないと気が済まない。幅広く雑学を知っている。子供のころから格闘技が好きでジャンルを問わず観戦している。

ムエタイとキックボクシングの違いとは?

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ムエタイとキックボクシングはどちらもパンチとキックがルールで認められている格闘技ですが、違いとしてはムエタイではルールで肘打ちと首相撲が認められています。今回は、ムエタイとキックボクシングの特徴、ルール、技からそれぞれの違いについてご紹介していきたいと思いますので参考にしてくださいね。

ムエタイとは?

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ムエタイとはタイ発祥の格闘技で、13世紀のタイ族による初めての王朝スコータイで軍隊の実践格闘技としてすでに取り入れられていました。元々「シャム」という国名でしたが1936年に「タイ」に変更されたことをきっかけにムエタイが盛んにおこなわれるようになったと言われています。それでは、ムエタイについて詳しく説明していきますね。

ムエタイの特徴

ムエタイでは、首相撲と肘打ちがルールで認められていることが特徴です。首相撲は相手の首をつかみ体勢を崩すことによって次の攻撃につなげるための技ですが、ボクシングやキックボクシングでは認められておらず反則となります。ムエタイでは首相撲の状態で膝蹴りを打ち込むことが認められているんですね。

また、肘打ちは額や目の上などが切れて出血することが多いため、ボクシングやキックボクシングなど多くの格闘技では禁止にしているのですが、ムエタイでは認められているんですよ。

ムエタイのルール

ムエタイでは両手、両肘、両脚、両膝を使って戦うことが認められています。また、相手をダウンさせるだけではなく、技の美しさも評価されます。例えば、首相撲で組み付いたときに相手のバランスを崩して転ばせるのも評価が高くなります。

なお、パンチの採点はあまりなく、ミドルキックやハイキックなどの採点が高いことが特徴でもあるんです。そのため、試合ではキックの応酬となり、首相撲で膝蹴りを打ち合い続ける試合展開となることも多いですね。

\次のページで「ムエタイの技」を解説!/

ムエタイの技

ムエタイでは「パンチ」「キック」「肘打ち」「膝蹴り」が主な技となりますが、たくさんの技がありますので代表的な技をいくつかご紹介したいと思います。

ムエタイの代表的な技
・テッカンコークワァー(右ハイキック)
・テックワァー(右ミドルキック)
・テッカークワァー(右ローキック)
・テッカンコーサイ(左ハイキック)
・テッサイ(左ミドルキック)
・パンソーク(肘打ち)
・モエパン(首相撲)
・ティーカウ(組んだ状態での膝蹴り)
・カオコー(首相撲から膝の内側を当てる蹴り)

キックボクシングとは?

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キックボクシングは、日本発祥のスポーツで1966年にタイの国技ムエタイに対抗するために空手とボクシングを合わせムエタイを参考とし競技として成立させたのが始まりです。キックボクシングといえば「キックの鬼」の沢村忠さんが有名ですね。それでは、キックボクシングについて詳しく説明していきたいと思います。

キックボクシングの特徴

キックボクシングは、ムエタイを参考にして日本で作られた競技でパンチやキックなどの攻撃は認められていますが、ムエタイと違う点でもある「首相撲」と「肘打ち」が認められていないのが特徴です。

また、キックボクシングでは技の美しさよりも相手にどれだけダメージを与えたかが重要視されるため、パンチやキックを織り交ぜて相手を倒しにいくアグレッシブな試合展開になることが多いですね。

\次のページで「キックボクシングのルール」を解説!/

キックボクシングのルール

キックボクシングでは、相手にどれだけダメージを与えたかが重要視されるため、基本的にはノックアウト(KO)で勝敗をつけます。ノックアウトは攻撃により倒れた状態でレフェリーが10カウントを宣告することです。また、10カウント以内に立ち上がってファイティングポーズを取れたとしても、レフェリーが試合続行は危険と判断すると「レフェリーストップ」「T.K.O」として勝敗が決まります。

また、時間内に勝敗が決まらない場合は採点により勝敗が決まりますが、膝蹴りやキックが大きなポイントとなるムエタイと異なり、キックボクシングの場合は比較的パンチとキックのどちらも公平にスコアされるんです。

キックボクシングの技

キックボクシングでは「パンチ」「キック」「膝蹴り」が主な技となります。なお、団体によっては「肘打ち」も認められている場合もありますよ。キックボクシングの代表的な技についていくつかご紹介しますね。

キックボクシングの代表的な技
・ジャブ
・ストレート
・フック
・アッパー
・ローキック
・ミドルキック
・ハイキック
・前蹴り
・膝蹴り

ムエタイでは首相撲と肘打ちがルールで認められている

キックボクシングはムエタイを参考にしているため基本的には同じルールではありますが、ムエタイとの違いとして「首相撲」と「肘打ち」が認められていないという点ということですね。また、ポイントの採点としてムエタイではキックや膝蹴りがポイントが高いですが、キックボクシングの場合はパンチもキックも公平にスコアされるという点も違います。

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雑学

簡単でわかりやすい!ムエタイとキックボクシングの違いとは?特徴やルールも格闘技好きライターが詳しく解説

この記事ではムエタイとキックボクシングの違いについてみていきます。どちらもパンチとキックが認められている格闘技であるイメージがあるよな。違いはずばりムエタイでは「首相撲」と「肘打ち」が認められているということですが、採点のポイントが違うなど調べてみるといろいろ違いがあるみたいです。
今回はそんなのムエタイとキックボクシング違いを、特徴やルールから確認しつつ、格闘技好きなライターvnobと一緒に解説していきます。

ライター/vnob

現役のクラウドサーバーのエンジニア。数々の難しい案件を解決している。仕事柄、わからないことがあると調査しないと気が済まない。幅広く雑学を知っている。子供のころから格闘技が好きでジャンルを問わず観戦している。

ムエタイとキックボクシングの違いとは?

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ムエタイとキックボクシングはどちらもパンチとキックがルールで認められている格闘技ですが、違いとしてはムエタイではルールで肘打ちと首相撲が認められています。今回は、ムエタイとキックボクシングの特徴、ルール、技からそれぞれの違いについてご紹介していきたいと思いますので参考にしてくださいね。

ムエタイとは?

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ムエタイとはタイ発祥の格闘技で、13世紀のタイ族による初めての王朝スコータイで軍隊の実践格闘技としてすでに取り入れられていました。元々「シャム」という国名でしたが1936年に「タイ」に変更されたことをきっかけにムエタイが盛んにおこなわれるようになったと言われています。それでは、ムエタイについて詳しく説明していきますね。

ムエタイの特徴

ムエタイでは、首相撲と肘打ちがルールで認められていることが特徴です。首相撲は相手の首をつかみ体勢を崩すことによって次の攻撃につなげるための技ですが、ボクシングやキックボクシングでは認められておらず反則となります。ムエタイでは首相撲の状態で膝蹴りを打ち込むことが認められているんですね。

また、肘打ちは額や目の上などが切れて出血することが多いため、ボクシングやキックボクシングなど多くの格闘技では禁止にしているのですが、ムエタイでは認められているんですよ。

ムエタイのルール

ムエタイでは両手、両肘、両脚、両膝を使って戦うことが認められています。また、相手をダウンさせるだけではなく、技の美しさも評価されます。例えば、首相撲で組み付いたときに相手のバランスを崩して転ばせるのも評価が高くなります。

なお、パンチの採点はあまりなく、ミドルキックやハイキックなどの採点が高いことが特徴でもあるんです。そのため、試合ではキックの応酬となり、首相撲で膝蹴りを打ち合い続ける試合展開となることも多いですね。

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