簡単でわかりやすい!TTFとOTFの違いとは?フォントの特徴や仕組みも元システム運用ライターが詳しく解説
TTFは普及率が高い
TTFとは、フォント形式の1つでありアップル社とマイクロソフト社が共同で開発したものです。構成がシンプルで利用されてきた期間がとても長いため、TTF利用環境が整っている環境が多いという特徴があります。
Windowsでは標準的に使用されていますが、Macの印刷現場では出力時の解像度制限や、アプリケーションが非対応などの理由で使用されていない場合がある点に注意が必要です。
OTFは高性能
OTFとは、フォント形式の1つでありアビド社とマイクロソフト社が共同で開発したものです。TTFから発展したフォント形式であり、さまざまな点でTFFよりも高い性能を持っています。また、TTFでは実現できなかったWindowsとMac間との互換性があるのです。
TTFとOTF、おすすめはどっち?
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TTFとOTFは先発、後発の関係にあります。では、OTFを使用していれば問題ないのかというと、そうではありません。自身の環境に合ったフォント形式を選択できるよう、2つのフォント形式がもつメリットとデメリットについて紹介していきます。
TTFのもつメリットとデメリット
TTFがもつ最大のメリットが登場から長い期間が経っているという点です。すでに20年以上の歴史が存在するため、OTFよりも広く普及しています。また、高度な解像度が不要な年賀状ソフトなどでは未だにOTFに対応していないものも多く、TTFのみ使用できる場合があるのです。デメリットしては、性能面でOTFに劣るという点があります。
【TTFのメリット】
・OTFよりも幅広い環境に普及している
・OTF対応が未定のソフトにも対応している
【TTFのデメリット】
・OTFと比較して性能が劣る
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