3分で簡単にわかる!矢車菊と矢車草の違いとは?一年草と多年草についても植物好きライターが詳しく解説
一年草:寿命が1年以内
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一年草とは、種をまいてから1年以内に花を咲かせ、枯れていく花の種類です。寿命が短い分成長が早く、花を咲かせた後に種子をたくさん残して次の年へとつなげていきます。
前半で解説した矢車菊は9~10月に種をまき、4~5月に花を咲かせて枯れていくのです。期間として約9ヶ月の寿命といえるでしょう。ガーデニングのメリットとして花の植え替えが必要ないことが挙げられます。枯れたら取り除き、花が残した次の種子を来年につなげていけたらいいですね。例えば一年草には次のような花があります。
マリーゴールド/コスモス/アサガオ/ビオラ/パンジー/ネモフィラ
マリーゴールドやアサガオは小学校の授業で育てた経験のある方もいるのではないでしょうか。
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多年草:寿命が2年以上
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多年草とは、「多年」つまり2年以上生き続ける花の種類です。「種をまく→花が咲く→種子をつける」というサイクルを2年以上続けます。一年草と比べるとゆっくりとした成長速度で、そのため環境に適応しやすく忍耐強い品種が多いです。
矢車草も矢車菊と同じく9~10月に種をまきます。そして春から夏にかけて花を咲かせますが、花が終わった後もそのまま生きており次の年にまた可憐な花を咲かせるのです。花が生きていて、種類によってはどんどん大きくなるので植木鉢やプランターで育てている場合には植え替えが必要になるかもしれません。例えば多年草には次のような花があります。
チューリップ/スイセン/ムスカリ/クロッカス
身近な花の中にも多年草はいろいろとあるのです。見覚えのある名前が多いと思いませんか?
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