簡単に分かる「智弁和歌山」と「智弁学園」の違い!どちらも甲子園の常連校!野球大好き日本語教師が分かりやすく解説
ところで、高校野球でよく耳にする高校で「智弁和歌山」と「智弁学園」がある。どちらも有名な高校だけれど、この高校の違い分かるかな?ひょっとしたらごっちゃになっている人もいるかもしれませんね。
今回はそんな「智弁和歌山」と「智弁学園」の違いを、野球大好きの日本語教師”むかいひろき”と一緒に解説していきます。
ライター/むかいひろき
ロシアの大学で働く日本語教師。2005年から18年来の阪神ファンでもあり、高校野球も公立高校を中心に毎年応援している。そのような経験と趣味を生かし、「智弁和歌山」と「智弁学園」の違いについて解説していく。
「智弁和歌山」と「智弁学園」、どんな高校?
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夏の甲子園や春の選抜を見ると、ほぼ必ずと言って良いほど目にする「智弁和歌山」か「智弁学園」の名前。ひょっとしたら2つの高校を1つの高校と勘違いしている人もいるかもしれませんね。今回はこの両校の違いについて掘り下げていきます。
どちらも甲子園の常連校!
まずは「智弁和歌山」も「智弁学園」もよく知らない…という人のために、両校に共通する特徴をおさらいしましょう。
なんといってもこの両校は、高校野球の全国選手権大会である甲子園の常連校。「智弁和歌山」の方は夏の甲子園に26回(うち優勝3回)、春の選抜に15回(うち優勝1回)出場しています。優勝回数も多くとても輝かしい成績ですよね。一方の「智弁学園」も夏の甲子園に20回、春の選抜に14回(うち優勝1回)出場しており、こちらも優勝経験のある強豪校ですね。
そして両校とも「学校法人智辯学園」が運営しています。「智弁和歌山」が1978年、「智弁学園」が1965年創立の兄弟校というわけです。
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「智弁和歌山」と「智弁学園」の違い3点!
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それではここからは「智弁和歌山」と「智弁学園」の違いを確認していきましょう。両校は同じ学校法人が運営する兄弟校だと言っても、しっかりと違いは存在します。ここでは高校野球を見る上でポイントとなる3つの違いを紹介していきますね!
その1:所在地
まずは何と言っても所在地です。「智弁和歌山」はその名の通り和歌山県に存在します。和歌山県の甲子園出場校というと、第一にこの「智弁和歌山」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。他にも「市立和歌山」や「箕島」といった実力校も和歌山県にはひしめいているため、「智弁和歌山」が甲子園に出場できないことも当然あります。
一方の「智弁学園」は奈良県に存在します。奈良県には他に「天理」という強豪校があり、2023年6月現在では「天理」高校の方が甲子園出場回数は多いですね。
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