この記事では「man」と「men」の違いを見ていきます。どちらも男性という意味の単語ですが、違いが何だか分かるか。いろいろな例文を挙げながら、それぞれの違いや使い方と併せて、男性を表す単語もまとめて元塾講師のyêuthuquáと一緒に詳しく解説していきます。

ライター/yêuthuquá

海外在住。現在の仕事を始める前は教育関係の仕事に従事。国内外を問わず身につけた知識や経験をもとにわかりやすくお届けする。

「man」と「men」の違い

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「man」と「men」、どちらも男性を指す言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。まずは、発音を確認しておきましょう。「man」は「マン」ですが、「マ」は口を「エ」の形にして発音します。「men」は「メン」。日本語の「メ」の発音でほぼ問題なしです。では、違いを確認していきましょう。

「man」:単数形

「man」は単数形で「一人の男性」を表します。また、男女問わず、「人、人類全体」を表す語でもありますが、ここでは、「男性」という意味で見ていきますね。「man」はどちらかと言うと、子どもではなく成人男性を指して使います。一人の男性を指して使うときには「a man」「the man」の形で使いましょう。

「man」には「男性」と言う意味で使えますが、他にも呼びかけや挨拶として使ったり、感嘆を表すときに使ったりします。これは例文で確認してください。

1. I saw a man who was playing the guitar on the street.
「通りでギターを弾いている男性を見かけた。」
2. Hey man! It's been a long time. How have you been?
「やあ!久しぶりだね。どうしてたんだい?」
3. What's up, man?
「調子どう?」
4. Oh man! What are you doing?
「なんてこった!何やってるんだ?」
5. Man, your song was awesome!
「わぁ、君の歌は最高だね!」

1は「一人の男性」という意味での使い方ですね。2と3は呼びかけとして使っていますが、これはカジュアルな表現ですので、友人や同僚同士の間で使います。4は驚いたとき、5は感心したときの使い方で、喜怒哀楽を表すときに使う表現ですね。なお、2~5の例文にみられるように、呼びかけや感嘆を表すときには冠詞の「a」「the」はつきません

「men」:複数形

「men」は「man」の複数形で「複数の男性」を指しています。これはいたってシンプルですね。複数形は語尾に「s」「es」をつけることが多いですが、「man」は形が変わります。

ちなみに女性を表す「woman」も「women」になりますが、発音に注意が必要ですね。「women」の発音は「ウィミン」となります。併せて覚えておいてくださいね。

\次のページで「男性を表す他の言葉」を解説!/

1. All the men in my company are very kind to me.
「私の会社の男性はみんな私に親切だ。」
2. A lot of men don't want to get married. Do you know why?
「多くの男性が結婚したがらない。なぜだかわかる?」

男性を表す他の言葉

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「男性」を表す言葉は他にもあります。せっかくですので例文を挙げながらここでまとめて紹介しますね。

1. guy

「guy(ガイ)」はよく使われる単語ですね。複数形は「guys」。複数形の「guys」を呼びかけで使う場合、呼びかける相手は必ずしも男性だけでなくても問題ありません。つまり、グループに女性がいても使える便利な単語です。ただ、この「guy」はカジュアルな表現ですので公的な場や文章などには適していません。

1. I met a Japanese guy who speaks English very well.
「英語がものすごく上手な日本人の男性に会ったよ。」
2. We'll be back here again next year! I love you, guys!
「(ライブ会場などで)来年またここに戻ってくるよ!みんな、愛してるよ!」

2. gentleman

「gentleman(ジェントルマン)」は「紳士」と訳すことが多いですね。社交的な場にぴったりの単語ですが、少し気取った感じに聞こえますので、日常的に使う単語ではありません。複数形は「gentlemen(ジェントルメン)」。「man」が複数形で「men」になるのと同じ変化ですね。

パーティー会場などでよく使われる呼びかけ「Ladies and gentlemen.(紳士淑女諸君)」はとても有名ですね。

\次のページで「3. dude/bro」を解説!/

3. dude/bro

「dude(デュード)」は「man」や「guy」よりカジュアルな表現で、若い人たちがよく使いますね。感嘆を表すときなどにもよく使われています。「bro」は男性の友人同士で使うことが多いですね。呼びかけでよく使われます。どちらもかなりカジュアルな表現ですので、会社の上司や目上の人に対して使うのは失礼にあたりますので注意が必要です。

1. I met him too. That dude was so nice!
「私も彼に会ったよ。あの男、とてもよかったよ。」
2. Dudu, you are great!
「おい、君はすごいよ!」
3. Thanks, bro.
「ありがとうな。」

4. boy

「boy(ボーイ)」は成人していない男性を指して使うのが一般的で、「少年」「男の子」と訳しますね。複数形は「boys」。他にも「man」や「dude」と同じように感嘆を表す役割もあります。

1. I have two children. One is a boy, and the other is a girl.
「私には子どもが二人います。一人は男の子で、もう一人は女の子です。」
2. Boy, I forgot my wallet!
「うわー、財布忘れた!」

5. male

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「male(メイル)」は「男の人」というより、生物学的に「男性」というニュアンスが強い単語ですね。対義語は「female(フィーメイル)」。パスポートや申込書の性別欄に記載されるのは、この「male」や「female」ですね。

Our school has more male students than female students.
「私たちの学校は男子生徒のほうが女子生徒よりも多い。」

\次のページで「「man」と「men」の違いは単数形か複数形か」を解説!/

「man」と「men」の違いは単数形か複数形か

「man」と「men」の違いは単数形か複数形かの違いです。「man」が単数形、「men」が複数形ですね。男性を指す言葉ですが、単数形の「man」は呼びかけや感嘆を表すときの間投詞として使われることもあります。他にも男性を表す言葉がありますが、うまく使い分けてくださいね。

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簡単で分かりやすい「man」と「men」の違い!男性を表す他の単語も元塾講師が詳しく解説!

この記事では「man」と「men」の違いを見ていきます。どちらも男性という意味の単語ですが、違いが何だか分かるか。いろいろな例文を挙げながら、それぞれの違いや使い方と併せて、男性を表す単語もまとめて元塾講師のyêuthuquáと一緒に詳しく解説していきます。

ライター/yêuthuquá

海外在住。現在の仕事を始める前は教育関係の仕事に従事。国内外を問わず身につけた知識や経験をもとにわかりやすくお届けする。

「man」と「men」の違い

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「man」と「men」、どちらも男性を指す言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。まずは、発音を確認しておきましょう。「man」は「マン」ですが、「マ」は口を「エ」の形にして発音します。「men」は「メン」。日本語の「メ」の発音でほぼ問題なしです。では、違いを確認していきましょう。

「man」:単数形

「man」は単数形で「一人の男性」を表します。また、男女問わず、「人、人類全体」を表す語でもありますが、ここでは、「男性」という意味で見ていきますね。「man」はどちらかと言うと、子どもではなく成人男性を指して使います。一人の男性を指して使うときには「a man」「the man」の形で使いましょう。

「man」には「男性」と言う意味で使えますが、他にも呼びかけや挨拶として使ったり、感嘆を表すときに使ったりします。これは例文で確認してください。

1. I saw a man who was playing the guitar on the street.
「通りでギターを弾いている男性を見かけた。」
2. Hey man! It’s been a long time. How have you been?
「やあ!久しぶりだね。どうしてたんだい?」
3. What’s up, man?
「調子どう?」
4. Oh man! What are you doing?
「なんてこった!何やってるんだ?」
5. Man, your song was awesome!
「わぁ、君の歌は最高だね!」

1は「一人の男性」という意味での使い方ですね。2と3は呼びかけとして使っていますが、これはカジュアルな表現ですので、友人や同僚同士の間で使います。4は驚いたとき、5は感心したときの使い方で、喜怒哀楽を表すときに使う表現ですね。なお、2~5の例文にみられるように、呼びかけや感嘆を表すときには冠詞の「a」「the」はつきません

「men」:複数形

「men」は「man」の複数形で「複数の男性」を指しています。これはいたってシンプルですね。複数形は語尾に「s」「es」をつけることが多いですが、「man」は形が変わります。

ちなみに女性を表す「woman」も「women」になりますが、発音に注意が必要ですね。「women」の発音は「ウィミン」となります。併せて覚えておいてくださいね。

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