この記事ではWAVとWMAの違いについてみていきます。どちらもWindowsのパソコンで使われる音声ファイル形式なのですが、アルファベット3文字とよく似ていてややこしいよな。2つの違いは、ファイルを圧縮しているか否かです。圧縮の有無によって、音質やファイルサイズが大きく変わり、用途も変わってくる。そんなWAVとWMAについて、雑学好きライターYunaと一緒に解説していきます。

ライター/Yuna

現役ママライターのYuna。WindowsのPCはSurface派。この記事では、「今すぐ使える雑学」をコンセプトに解説していく。

音声ファイル形式とは

image by iStockphoto

WAVとWMAは、どちらもマイクロソフトが開発した音声ファイル形式です。音声ファイル形式とは、CDなどに記録された音楽・音声をパソコンや携帯プレイヤーで再生するために使われる規格のこと。

ファイル形式によって音質やサイズの大きさ、再生・編集可能なソフトが異なり、それぞれの特徴を活かした使い分け方が可能です。WAVとWMAは、Windowsの製品において汎用性が高くなっています。

違いその1.音質の違い

image by iStockphoto

WAVとWMAはどちらも音声ファイルですが、異なる点は音質です。結論から言うと、WAVのほうがクリアで細やかな音質で優れています。WAVは圧縮されていない音声ファイルなのに対し、WMAは圧縮済みの音声ファイルだからです。WMAの音質の劣化はデータ上の数値で見れば明らかですが、実際に耳で聴くと違いはほとんどわかりません。

WAV:無圧縮で劣化なし

WAVはWaveformの略で、無圧縮で音質の劣化が一切ないのが最大の特徴です。圧縮とはファイルの容量を大幅に小さくすることで、パソコンやインターネット上でデータを扱いやすくすること。WAVは圧縮されていない音声ファイル形式で、その音質はCDに並びます。

1秒あたりの通信データ量を表すkbpsで比較すると、WAVはCDと同じ1411.2kbps、WMAは320kbpsと全く違う数値です。kbpsは数字が大きいほど音質が良く原音に近いことを表すため、2つの音質の違いは歴然ですね。

WMA:圧縮済みで劣化あり

WMAは、Windows Media Audioの略です。WMAは圧縮済みの音声ファイル。WMAが音質の面で優れている点は、人間の耳で聞き取れない音声のみ除去するということ。圧縮前の音質と比べれば劣化は避けられませんが、人間の耳には元の音質とほぼ遜色無い音声しか聴き取れないでしょう。

違いその2.ファイルのサイズ

image by iStockphoto

WAVとWMAはファイルのサイズが大きく異なります。パソコンを扱う上で、新品のときのようにサクサクと素早く動作すると作業もはかどりますよね。そのために重要なことは、パソコンに保存できる容量を節約することです。2つの音声ファイルのサイズの違いを知っておけば、音楽や音声を楽しみつつパソコンを長持ちさせられるでしょう。

WAV:1分あたり約10MBほどで負荷が大きい

WAVの音声ファイルとしての大きさは、1分あたり約10MBほど。5分の曲をWAVの形式で100曲保存すると5000MB、言い換えると5GBも使用することになります。Windows製品で扱われる音声ファイルの中で最も音質が良い反面、ファイルサイズはかなり大きくパソコンの容量を圧迫しやすいです。

WMA:WAVの20分の1ほどで負荷が少ない

WMAは、WAVの約20分の1ほどの大きさまでファイルサイズを圧縮しています。音楽や音声をパソコンで保存したりインターネットで読み込むとき、ファイルサイズが小さいほど負荷はかかりづらくなりますよね。複数のCDアルバムをパソコンでも聴きたい人は、WMAに変換してから保存すると大量に音楽を楽しめるでしょう。

\次のページで「違いその3.使い方」を解説!/

違いその3.使い方

image by iStockphoto

WAVとWMAは、それぞれパソコン上でどう使い分けると良いのでしょうか。どちらもWindows製品でサポートされているため、その他の製品と互換性はありません。質で優れているWAVは高音質で楽しみたいとき、量で優れているWMAはパソコンの容量を気にせず保存したいときに使うと良いでしょう。

WAV:高品質な音楽を楽しみたいとき

WAVは、高音質の音声ファイルを作りたいときに使うのがおすすめ。音声ファイル形式の中で最もクリアで歯切れが良く、ライブやレコーディングの音声を記録するときにも優れています。音楽の配信サービスで楽曲のアップロードにはWAVが標準の音声ファイルとして求められることも。

WAVは後から他のファイル形式に変換することも可能なため、ファイルサイズの大きさに目をつぶれば汎用性はかなり高いと言えるでしょう。

WMA:データ容量を削減したいとき

WMAは、WAVと比較すると音質で劣るものの、オンライン・オフラインともに幅広い用途で音楽や音声を楽しみたいときに便利です。例えばインターネット上で音楽を配信したいとき、ファイルサイズが小さければデータを転送する効率も良くなります。オフラインでもCDなどのファイルをWMAに変換しておけば、パソコンのデータ容量を節約しながら音楽を楽しむことができるでしょう

WAVとWMAを使い分けて音楽・音声を楽しもう

WAVとWMAは、Windowsの製品を持っている人にとって身近な音声ファイルです。どちらも名前が似通っていますが、音声ファイルへの圧縮の有無によって用途が違うことがわかりました。2つの音声ファイルをきっかけに、MP3やOGGなどその他の種類の規格について学んでみるのも良いかもしれませんね。

" /> 簡単でわかりやすいWAVとWMAの違い!音質や使い方も雑学好きライターが詳しく解説 – Study-Z
雑学

簡単でわかりやすいWAVとWMAの違い!音質や使い方も雑学好きライターが詳しく解説

この記事ではWAVとWMAの違いについてみていきます。どちらもWindowsのパソコンで使われる音声ファイル形式なのですが、アルファベット3文字とよく似ていてややこしいよな。2つの違いは、ファイルを圧縮しているか否かです。圧縮の有無によって、音質やファイルサイズが大きく変わり、用途も変わってくる。そんなWAVとWMAについて、雑学好きライターYunaと一緒に解説していきます。

ライター/Yuna

現役ママライターのYuna。WindowsのPCはSurface派。この記事では、「今すぐ使える雑学」をコンセプトに解説していく。

音声ファイル形式とは

image by iStockphoto

WAVとWMAは、どちらもマイクロソフトが開発した音声ファイル形式です。音声ファイル形式とは、CDなどに記録された音楽・音声をパソコンや携帯プレイヤーで再生するために使われる規格のこと。

ファイル形式によって音質やサイズの大きさ、再生・編集可能なソフトが異なり、それぞれの特徴を活かした使い分け方が可能です。WAVとWMAは、Windowsの製品において汎用性が高くなっています。

違いその1.音質の違い

image by iStockphoto

WAVとWMAはどちらも音声ファイルですが、異なる点は音質です。結論から言うと、WAVのほうがクリアで細やかな音質で優れています。WAVは圧縮されていない音声ファイルなのに対し、WMAは圧縮済みの音声ファイルだからです。WMAの音質の劣化はデータ上の数値で見れば明らかですが、実際に耳で聴くと違いはほとんどわかりません。

WAV:無圧縮で劣化なし

WAVはWaveformの略で、無圧縮で音質の劣化が一切ないのが最大の特徴です。圧縮とはファイルの容量を大幅に小さくすることで、パソコンやインターネット上でデータを扱いやすくすること。WAVは圧縮されていない音声ファイル形式で、その音質はCDに並びます。

1秒あたりの通信データ量を表すkbpsで比較すると、WAVはCDと同じ1411.2kbps、WMAは320kbpsと全く違う数値です。kbpsは数字が大きいほど音質が良く原音に近いことを表すため、2つの音質の違いは歴然ですね。

WMA:圧縮済みで劣化あり

WMAは、Windows Media Audioの略です。WMAは圧縮済みの音声ファイル。WMAが音質の面で優れている点は、人間の耳で聞き取れない音声のみ除去するということ。圧縮前の音質と比べれば劣化は避けられませんが、人間の耳には元の音質とほぼ遜色無い音声しか聴き取れないでしょう。

違いその2.ファイルのサイズ

image by iStockphoto

WAVとWMAはファイルのサイズが大きく異なります。パソコンを扱う上で、新品のときのようにサクサクと素早く動作すると作業もはかどりますよね。そのために重要なことは、パソコンに保存できる容量を節約することです。2つの音声ファイルのサイズの違いを知っておけば、音楽や音声を楽しみつつパソコンを長持ちさせられるでしょう。

WAV:1分あたり約10MBほどで負荷が大きい

WAVの音声ファイルとしての大きさは、1分あたり約10MBほど。5分の曲をWAVの形式で100曲保存すると5000MB、言い換えると5GBも使用することになります。Windows製品で扱われる音声ファイルの中で最も音質が良い反面、ファイルサイズはかなり大きくパソコンの容量を圧迫しやすいです。

WMA:WAVの20分の1ほどで負荷が少ない

WMAは、WAVの約20分の1ほどの大きさまでファイルサイズを圧縮しています。音楽や音声をパソコンで保存したりインターネットで読み込むとき、ファイルサイズが小さいほど負荷はかかりづらくなりますよね。複数のCDアルバムをパソコンでも聴きたい人は、WMAに変換してから保存すると大量に音楽を楽しめるでしょう。

\次のページで「違いその3.使い方」を解説!/

次のページを読む
1 2
Share: