簡単でわかりやすい!坊主とスキンヘッドの違いとは?5厘刈り・5分刈りとの違いや英語表現も現役塾講師が詳しく解説
ライター/空野きのこ
大学在学中から文学・国文法や教育について本格的に学び、現在は小中学生に勉強を教えている講師。その知識と、高校時代に自身も坊主頭にした経験を活かし、言葉の雑学を中心に分かりやすく解説していく。
坊主とスキンヘッドのざっくりした違い
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まずはじめに「坊主」と「スキンヘッド」の違いを説明しましょう。「坊主」が単に「短髪に刈り込んだり、剃髪した髪型」のことを言うのに対し、「スキンヘッド」は「頭を剃髪した髪型」で「頭に髪の毛は残らず、頭皮が見えている状態」であるという違いがあります。
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坊主の髪の長さの違いについて
さきほどの説明で、「坊主」とは「短髪に刈り込んだり、剃髪した髪型」のことだと知っていただけたかと思いますが、「坊主」は残した髪の長さが短いからこそ、そのわずかな違いが、見た目にも大きく影響するのです。そこで、ここからは坊主の髪の長さとその見た目の印象などについて説明していきたいと思います。
0㎜の長さの坊主は「スキンヘッド」
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まずは、長さが0㎜の坊主について説明しましょう。長さが0㎜ということは、頭に髪が残っておらず、頭皮が見えている状態、つまり「スキンヘッド」になります。髪のないのが「スキンヘッド」で、どんなに短くとも髪があるのが「坊主」と区別されることもありますが、本来は「スキンヘッド」も「坊主」の一種です。
そして、この「スキンヘッド」は髪が全く無いだけに髪型でごまかすことができません。ですから、似合う似合わないは頭の形や顔だちに大きく左右され、人によってはいかつくなってしまい、相手に威圧感をあたえかねないので注意しましょう。
また、男性の髪は1ヶ月に10mmほど伸びると言われますが、1日あたりですと0.33mmほど伸びていることになり、3日手入れをしないだけで長さ1㎜の坊主になってしまうので、「スキンヘッド」の状態を保つにはこまめなメンテナンスが必要です。
「5厘刈り」は甲子園球児くらいの長さ
みなさんの中には、坊主の長さをあらわす言葉の一つ、「5厘刈り(ごりんがり)」という言葉を耳にしたことのある人もいるかと思いますが、それがどれくらいの長さかご存じですか?「1厘」とは約0.3mmのことですので、「5厘」だと約1.5㎜ほどの長さのことを指すのです。ですから、1.5mm~2㎜ほどの、だいたい甲子園に出場している球児くらいの長さの坊主を「5厘刈り」と言います。
ただし、これはあくまで関東での話であり、関西ではバリカンにアタッチメントをつけない長さ、つまり1mm以下の、スキンヘッドに近いヘアスタイルになってしまうので注意が必要です。ミリ単位で長さを伝えても、床屋さんはわかってくださるので、心配な方はその方が確実かと思います。
関東の5厘刈り……1.5mm~2㎜
関西5厘刈り……1mm以下(バリカンのアタッチメント無し)
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