3分で簡単にわかる!シンセサイザーとエレクトーンの違いとは?電子ピアノやキーボードとの違いもピアノ歴23年ライターが詳しく解説
ライター/りん
保育士や塾講師、カフェ店員など様々な職を経て現在ライターとして活動している。ピアノを弾いている経験を生かして電子楽器の違いについてわかりやすく解説していく。
シンセサイザーとエレクトーンは何が違うの?
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シンセサイザーとエレクトーン。どちらも同じ電子楽器の仲間ですがそれぞれ違う楽器の名称です。どのような違いがあるのでしょうか。順番に見ていきましょう。
シンセサイザー:音色を合成できる電子楽器
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シンセサイザーとは自由に音色を合成できる電子楽器の名称です。英語のsynthesize(合成する)からきた名称で、エフェクトを加工することで自由に音色を変化させることができます。
このように解説してみましたが、イメージをもちづらい方もいるでしょう。楽器には弦楽器や打楽器など様々な種類が存在しますが、これらは弦をはじくことや打楽器の面を叩くことで空気を振動させて音を鳴らしています。シンセサイザーは合成した音色をスピーカーで流すことで空気を振動させ音色を届けているのです。
シンセサイザーの種類は幅広く、キーボードのような鍵盤のある種類も多いですが、鍵盤がない種類もあります。パソコンで合成できるフリーソフトや管楽器のような吹くタイプの商品も発売されているのです。大切なのは楽器の形ではなく、「音色を合成できる」という点であるといえるでしょう。
フリーソフトで合成できるようになったため、楽器が弾けない人でも手軽に作曲できるようになりました。ボーカロイドの広がりもこれが起因しているといえるでしょう。
エレクトーン:ヤマハが販売している電子オルガン
エレクトーンとは楽器メーカーのヤマハが販売している電子オルガンの商品名です。上鍵盤と下鍵盤、足元で操作するペダル鍵盤の3種類の鍵盤から構成されており、ボタンによって自由に音色を変えることができます。ピアノなどの鍵盤楽器の音色はもちろん、管楽器や弦楽器、打楽器などの音色にも変更可能です。音色は鍵盤ごとに設定できるので、複数の楽器の音色を一緒に演奏するなど、演奏の幅も広がります。
エレクトーンだけで完結する演奏はもちろん、他楽器と一緒にアンサンブルを楽しむのも良いでしょう。
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