簡単でわかりやすい!りそな銀行と埼玉りそな銀行の違いは?設立の経緯やサービス内容、地域貢献活動も雑学好きライターが詳しく解説
なぜ埼玉りそな銀行だけ名前が特殊なのか、両社のサービス内容の違いや設立の経緯などを、雑学好きライター・ねぼけねこと一緒に解説していきます。
- りそな銀行と埼玉りそな銀行の違いをざっくり解説
- りそな銀行:メガバンクに次ぐ規模の都市銀行
- 埼玉りそな銀行:埼玉県を中心に独自サービスを行う都市銀行
- なぜ埼玉りそな銀行は独立している?
- りそな銀行と埼玉りそな銀行を利用するメリットは?
- りそな銀行:全国各地に店舗がある
- 埼玉りそな銀行:地域密着型のサービスを利用できる
- りそな銀行と埼玉りそな銀行のサービス内容の違いは?
- りそな銀行:ニーズに応じた多彩な商品がある
- 埼玉りそな銀行:個人向けのさまざまな商品がある
- りそな銀行と埼玉りそな銀行の地域貢献活動の違いは?
- りそな銀行:地域創生や環境保全活動に取り組む
- 埼玉りそな銀行:地域社会の持続性サポートに取り組む
- りそな銀行と埼玉りそな銀行は、それぞれの規模や地域性を活かしたサービスを提供している
この記事の目次
ライター/ねぼけねこ
法学部出身。某大組織での文書作成・広報部門での業務に10年以上従事し、IT・プログラミング分野の歴史にも詳しい。
りそな銀行と埼玉りそな銀行の違いをざっくり解説
最初に、りそな銀行と埼玉りそな銀行の違いをざっくり解説します。いずれも「りそな銀行」であり、金融持株会社である株式会社りそなホールディングス・あるいは金融グループとしてのりそなグループの傘下企業です。
ではなぜ、一方には「埼玉」がついて一方にはついていないのか、また「埼玉」が一方だけについた経緯は何なのかを確認していきましょう。
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りそな銀行:メガバンクに次ぐ規模の都市銀行
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大和銀行とあさひ銀行が合併して誕生したのがりそな銀行です。「りそな」の語源はラテン語の「resona」で 「共鳴せよ、響き渡れ」という意味があります。
合併前の大和銀行はかつて野村銀行とも呼ばれ、野村財閥の中核を担っていました。野村銀行の証券部が分社化され、証券会社となったのが現在の野村證券です。また、あさひ銀行は協和銀行と埼玉銀行の合併によって誕生した歴史があります。
現在のりそな銀行は「りそなホールディングス」の傘下にあり、同時にりそなグループの中核を成す存在です。本店は大阪府にあり、都市銀行ながらメガバンクに次ぐ規模で全国に支店を保有しています。
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埼玉りそな銀行:埼玉県を中心に独自サービスを行う都市銀行
埼玉りそな銀行も「りそなホールディングス」の傘下の都市銀行です。本店は埼玉県にあり、地域密着型の金融事業に取り組んでいて、埼玉県を中心とした独自のサービスを利用者に対して提供しています。
前述のように、大和銀行とあさひ銀行が合併してりそな銀行が誕生した際、あさひ銀行の埼玉県内の店舗と、東京都にある一部の店舗だけが埼玉りそな銀行となりました。
なぜ埼玉りそな銀行は独立している?
先述の通り、埼玉りそな銀行は、りそな銀行が誕生する際に最初から分離する形で独立しました。では、そもそもなぜ埼玉りそな銀行はそうした独立の道を選んだのでしょうか。
埼玉りそな銀行は、大和・あさひ銀行がそれぞれ経営危機に陥った際、埼玉県への影響を最小限に押さえるために分離独立した都市銀行として設立されたのです。よって、同県内の多くの顧客が埼玉りそな銀行へと引き継がれる形になりました。
現在でも、同行はそれらの個人顧客に焦点を当てた地域密着の金融サービスを提供しています。地域の顧客とのつながりを重視しつつ、独自性を保った形で経営されていると言えるでしょう。
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