
簡単でわかりやすい!ツーシームとシュートの違いとは?特徴や代表的な使い手も野球好きライターが詳しく解説
ツーシームの投げ方
ツーシームは、ボールの2本の縫い目に1本ずつ人差し指と中指を置きそのままストレートと同じように投げます。シュートを投げる時の握り方とほとんど同じであるため、シュートと同じように投手の利き腕方向に変化し少し落ちるボールです。また、握りの深さを変えることでシュート方向への変化を大きくしたり、落ちる方向への変化を大きくするなどもできますよ。
ツーシームの使い手ベスト3
以前はツーシームは日本のプロ野球ではあまり使われていませんでしたが、日本でも使う人が増えてきています。実際にツーシームを使う投手について、ランキング形式で3名紹介しますよ。
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1位:山崎康晃
第1位は横浜DeNAベイスターズの守護神である山崎康晃選手です。伝家の宝刀のツーシームを武器に史上最年少記録で通算200セーブを達成していますね。山崎康晃選手のツーシームは「亜細亜ボール」や「亜大ツーシーム」とも呼ばれており、複数の亜大出身投手が操るツーシーム、シンカー、スプリットのどれとも言えない変化をします。
なお、ツーシームについて「東浜巨から九里亜蓮が盗んだ技術をさらに盗んだもの」だと言っていますよ。
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2位:黒田博樹
第2位は広島東洋カープのエースからヤンキースへ入団した黒田博樹選手です。ツーシームの球速が150km/h前後とストレートとほとんど変わらないスピードで変化量が大きいのが特徴でもあります。横方向にはシュートより大きく曲がり、縦方向にはシンカーと同じくらい大きく落ちるんです。
また、横方向に大きく曲がるツーシーム、縦方向に大きく落ちるツーシームの2種類のツーシームを投げることができますよ。
3位:ダルビッシュ有
第3位は七色の変化球を投げるダルビッシュ有選手です。日本ハムファイターズに入団しメジャーリーグで活躍しています。日本ハムファイターズにいる時からツーシームを投げていましたが、メジャーへ移籍しツーシームを武器とする投手から教えてもらったことで多投するようになりました。
なお、ダルビッシュ有選手のツーシームは、握り方を変えることで変化する方向や変化量を微妙に変えているのが特徴でもあります。
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シュートの特徴

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シュートは投手の利き腕方向に曲がる変化球です。ボールの回転軸もしくはボールの変化方向を元に分類している変化球の総称で、カーブやスライダーと同じタイプですね。
ストレートの握りに近づけると腕の振りやフォームがストレートに近づくので、ストレートと同じような軌道やスピードで来るので打者をつまらせらることができます。それでは、シュートの投げ方について説明していきますね。
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