この記事ではツーシームとシュートの違いについてみていきます。どちらも野球で投げる変化球ですが、違いはずばり曲がり方に違いがあるようで調べてみるといろいろ違いがあるみたいです。
今回はそんなツーシームとシュートの違いを、特徴や投げ方、使い手についても確認しつつ、野球好きライターvnobと一緒に解説していきます。

ライター/vnob

現役のクラウドサーバーのエンジニア。数々の難しい案件を解決している。仕事柄、わからないことがあると調査しないと気が済まない。幅広く雑学を知っている。日本ハムファイターズファン。

ツーシームとシュートの違いとは?

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野球では多くの変化球がありますが、今回はツーシームとシュートの違いについてご紹介していきたいと思います。ツーシームは投手の利き腕方向に曲がりながら少しだけ落ちる変化球であり、シュートは投手の利き腕方向に曲がる変化球です。それでは、ツーシームとシュートの特徴や使い手について説明していきますね。

ツーシームとは?

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ツーシームとは、変化球のひとつで投手の利き腕方向に曲がりながら少し落ちる球種です。ツーシームはボールの握り方を示している名称であり、フォークボールやナックルと同じ部類の変化球。ボールが1回転する間に、打者から見て縫い目が2回通過するためにツーシームと呼ばれているんですね。それでは、ツーシームの投げ方について説明していきます。

\次のページで「ツーシームの投げ方」を解説!/

ツーシームの投げ方

ツーシームは、ボールの2本の縫い目に1本ずつ人差し指と中指を置きそのままストレートと同じように投げます。シュートを投げる時の握り方とほとんど同じであるため、シュートと同じように投手の利き腕方向に変化し少し落ちるボールです。また、握りの深さを変えることでシュート方向への変化を大きくしたり、落ちる方向への変化を大きくするなどもできますよ。

ツーシームの使い手ベスト3

以前はツーシームは日本のプロ野球ではあまり使われていませんでしたが、日本でも使う人が増えてきています。実際にツーシームを使う投手について、ランキング形式で3名紹介しますよ。

1位:山崎康晃

第1位は横浜DeNAベイスターズの守護神である山崎康晃選手です。伝家の宝刀のツーシームを武器に史上最年少記録で通算200セーブを達成していますね。山崎康晃選手のツーシームは「亜細亜ボール」「亜大ツーシーム」とも呼ばれており、複数の亜大出身投手が操るツーシーム、シンカー、スプリットのどれとも言えない変化をします。

なお、ツーシームについて「東浜巨から九里亜蓮が盗んだ技術をさらに盗んだもの」だと言っていますよ。

2位:黒田博樹

第2位は広島東洋カープのエースからヤンキースへ入団した黒田博樹選手です。ツーシームの球速が150km/h前後とストレートとほとんど変わらないスピードで変化量が大きいのが特徴でもあります。横方向にはシュートより大きく曲がり、縦方向にはシンカーと同じくらい大きく落ちるんです。

また、横方向に大きく曲がるツーシーム、縦方向に大きく落ちるツーシームの2種類のツーシームを投げることができますよ。

3位:ダルビッシュ有

第3位は七色の変化球を投げるダルビッシュ有選手です。日本ハムファイターズに入団しメジャーリーグで活躍しています。日本ハムファイターズにいる時からツーシームを投げていましたが、メジャーへ移籍しツーシームを武器とする投手から教えてもらったことで多投するようになりました。

なお、ダルビッシュ有選手のツーシームは、握り方を変えることで変化する方向や変化量を微妙に変えているのが特徴でもあります。

シュートの特徴

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シュートは投手の利き腕方向に曲がる変化球です。ボールの回転軸もしくはボールの変化方向を元に分類している変化球の総称で、カーブやスライダーと同じタイプですね。

ストレートの握りに近づけると腕の振りやフォームがストレートに近づくので、ストレートと同じような軌道やスピードで来るので打者をつまらせらることができます。それでは、シュートの投げ方について説明していきますね。

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シュートの投げ方

シュートは縫い目を縦にして人差し指を縫い目にそって握り、中指を人差し指に揃えることで投げることができます。下方向のバックスピンがかかるストレートに対してシュートは回転数が少なく、水平方向の回転が加わることでサイドスピンがかかっているんです。なお、シュート投げるポイントはツーシームと同じ握り方をすることだと言われています。

シュートの使い手ベスト3

シュートは昔のプロ野球から投げられている変化球で多くの選手が使っています。シュートの使い手である選手についてランキング形式で3名ご紹介しますよ。

1位:平松政次

第1位は大洋ホエールズで活躍したカミソリシュートで有名な平松政次選手です。カミソリシュートとも呼ばれるだけあり、球速もあり右打者の胸元をえぐる鋭い変化球を武器に活躍していました。全盛期には「ど真ん中のボールが右打者の体に当たるくらいまで変化した」とまで言われているんです。やはり、シュートといえば平松政次選手を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

2位:西本聖

第2位は読売ジャイアンツなどで活躍した西本聖選手です。シュートを得意としておりスピードだけではなく切れ味、変化でも勝負をしていました。3種類のシュートを持っており、胸元を抉るように大きく曲がるボール、シンカー気味に落ちて内野ゴロを打たせるボール、曲がり幅を小さくしストライクを取りに来るボールを投げることができたんですよ。

3位:小林雅英

第3位は千葉ロッテマリーンズの守護神として活躍した小林雅英選手です。150キロを超えるストレートと球速がほとんど変わらない高速シュートを武器にメジャーリーグでも活躍していましたね。「自分はストレートよりシュートの方が速い」という発言もしていましたよ。

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ツーシームとシュートは曲がり方が違う

ツーシームとシュートは握り方は一緒ですが、シュートは投手の利き腕方向に曲がる変化球でありツーシームは投手の利き腕方向に曲がりながら少し落ちるというのが違いということですね。ただし、どちらの球種も握り方や投げ方によっていろいろな変化をつけることができるので大きな違いはないとも言えます。

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雑学

簡単でわかりやすい!ツーシームとシュートの違いとは?特徴や代表的な使い手も野球好きライターが詳しく解説

この記事ではツーシームとシュートの違いについてみていきます。どちらも野球で投げる変化球ですが、違いはずばり曲がり方に違いがあるようで調べてみるといろいろ違いがあるみたいです。
今回はそんなツーシームとシュートの違いを、特徴や投げ方、使い手についても確認しつつ、野球好きライターvnobと一緒に解説していきます。

ライター/vnob

現役のクラウドサーバーのエンジニア。数々の難しい案件を解決している。仕事柄、わからないことがあると調査しないと気が済まない。幅広く雑学を知っている。日本ハムファイターズファン。

ツーシームとシュートの違いとは?

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野球では多くの変化球がありますが、今回はツーシームとシュートの違いについてご紹介していきたいと思います。ツーシームは投手の利き腕方向に曲がりながら少しだけ落ちる変化球であり、シュートは投手の利き腕方向に曲がる変化球です。それでは、ツーシームとシュートの特徴や使い手について説明していきますね。

ツーシームとは?

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ツーシームとは、変化球のひとつで投手の利き腕方向に曲がりながら少し落ちる球種です。ツーシームはボールの握り方を示している名称であり、フォークボールやナックルと同じ部類の変化球。ボールが1回転する間に、打者から見て縫い目が2回通過するためにツーシームと呼ばれているんですね。それでは、ツーシームの投げ方について説明していきます。

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