この記事では認定心理士と公認心理師の違いについてみていきます。どちらも心理に関する資格として知られていますね。ところが資格の位置付けに大きな違いがあるため、取得方法や求められる能力などにも違いがあるみたいです。今回はそんなストレス社会には欠かせない2つの資格の違いを、心理福祉系ライターれおな=007と一緒に解説していきます。
れおな=007

ライター/れおな=007

会社員生活を続ける傍ら執筆活動を続けるWEBライター。学生時代は心理福祉系の学部に所属し、心理学のサークルにも出入りしていた人。現在も仕事で知識を活かしており、加えて独特のコミュニケーションを取る言葉の研究家。

認定心理士と公認心理師ってどんな資格?

認定心理士と公認心理師という資格について、ご存知でしょうか。どちらも心理に関する資格であり、もちろんどのような資格かも明確です。本項ではそれぞれの資格の定義について、まずは確認していきましょう。

認定心理士:心理学の基礎学力と技能を証明する基礎資格

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認定心理士とは心理学の基礎学力と技能がある人を意味しており、正式には日本心理学会認定心理士と呼ばれています。この資格を持つ人は心理学の基礎を学んでおり、一定の知識を持ち合わせている人として扱われるでしょう。

日本心理学会認定心理士とは大学における心理学関係の学科名が学際性を帯びてきて,必ずしも「心理学」という,直接的名称が使われていない場合が多いことから,心理学の専門家として仕事をするために必要な,最小限の標準的基礎学力と技能を修得している,と日本心理学会が認定した人のことです。

(参照:認定心理士資格申請 | 日本心理学会)

公認心理師:心理学の専門知識と技術で業務を行う国家資格

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公認心理師とは心理学の専門知識と技術で業務を行う国家資格で、所定の課程を修めて国家試験に合格することによって資格取得が可能です。日本の心理分野における唯一の国家資格で、2017年の公認心理師法施行にともない設けられました。この資格を取得することによって、スクールカウンセラーはもちろん産業や福祉分野などにおける相談員として活躍できるでしょう。

公認心理師とは、公認心理師登録簿への登録を受け、公認心理師の名称を用いて、保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術をもって、次に掲げる行為を行うことを業とする者をいいます。


(1)心理に関する支援を要する者の心理状態の観察、その結果の分析
(2)心理に関する支援を要する者に対する、その心理に関する相談及び助言、指導その他の援助
(3)心理に関する支援を要する者の関係者に対する相談及び助言、指導その他の援助
(4)心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供

(参照:公認心理師 |厚生労働省)

\次のページで「違いその1.できること」を解説!/

違いその1.できること

公認心理師と認定心理士の資格では、その資格をもって何ができるかが違います。本項ではそれぞれの資格取得をしたことによって、どのようなメリットがあるかについて比較してみていきましょう。

認定心理士:学力と技能の証明

認定心理士の資格を提示することによって、心理分野の基礎的な学習をしておりそれにともなって学力や技能が最小限は備わっていることの証明になります。心理の専門職種につく際には他の資格の方がより有利にはたらきますが、人を教育したりマネジメントしたりする立場の資格取得者には学んだ知識が役立てられることが期待されているのです。

公認心理師:業務に求められる知識や技能の証明

公認心理師の国家資格を取得することは、業務に求められる知識や技能を裏付けるものになります。そのため心理相談員やカウンセラーといった職種として勤務する場合、公認心理師の資格は大変有利にはたらくでしょう。

違いその2.取得方法

認定心理士と公認心理師では、資格を取得する方法が違います。本項ではそれぞれの資格を取得して名乗るには、どのような方法があるかについて比較してみていきましょう。

\次のページで「認定心理士:科目の履修と学会への申請」を解説!/

認定心理士:科目の履修と学会への申請

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認定心理士の資格を取得するには、所定の大学において科目を履修し日本心理学会に申請することが求められます。申請した人は日本心理学会で審査され、その結果適当だとみなされれば認定心理士を名乗れるという仕組みです。認定心理士になると認定証やIDカードが交付され、これらの更新は不要とされています。

公認心理師:国家試験の受験と登録

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公認心理師の資格は、国家試験に合格し一般財団法人日本心理研修センターに登録することによって取得できます。国家試験は2017年以降の毎年6月に開催されており、出題はマークシート方式です。一旦公認心理師として登録すれば更新はいらず、信用失墜行為に至ってしまうなどの特別な事情がなければずっと名乗れます。

認定心理士は学習の証明、公認心理師は職能の証明

ここまで比較してきたとおり認定心理士は所定の課程の学習を証明する基礎資格で、公認心理師は心理分野においての職能を証明する国家資格です。そのため資格取得の方法や資格の活かし方が大きく違います。

認定心理士は心理学を学習したことの証明ですが、学んだ知識そのものは幅広い職種で活用されるのが期待されているでしょう。公認心理師は日本で唯一の心理分野における国家資格で、資格取得へのプロセスも比較的長いものとなっています。ストレスの多い現代社会においては、どちらの資格取得者も活躍が大いに期待されるものですね。

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雑学

3分で簡単にわかる!認定心理士と公認心理師の違いとは?業務に活きるのはどっち?位置付けや取得方法も心理福祉系ライターが詳しく解説

この記事では認定心理士と公認心理師の違いについてみていきます。どちらも心理に関する資格として知られていますね。ところが資格の位置付けに大きな違いがあるため、取得方法や求められる能力などにも違いがあるみたいです。今回はそんなストレス社会には欠かせない2つの資格の違いを、心理福祉系ライターれおな=007と一緒に解説していきます。
れおな=007

ライター/れおな=007

会社員生活を続ける傍ら執筆活動を続けるWEBライター。学生時代は心理福祉系の学部に所属し、心理学のサークルにも出入りしていた人。現在も仕事で知識を活かしており、加えて独特のコミュニケーションを取る言葉の研究家。

認定心理士と公認心理師ってどんな資格?

認定心理士と公認心理師という資格について、ご存知でしょうか。どちらも心理に関する資格であり、もちろんどのような資格かも明確です。本項ではそれぞれの資格の定義について、まずは確認していきましょう。

認定心理士:心理学の基礎学力と技能を証明する基礎資格

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認定心理士とは心理学の基礎学力と技能がある人を意味しており、正式には日本心理学会認定心理士と呼ばれています。この資格を持つ人は心理学の基礎を学んでおり、一定の知識を持ち合わせている人として扱われるでしょう。

日本心理学会認定心理士とは大学における心理学関係の学科名が学際性を帯びてきて,必ずしも「心理学」という,直接的名称が使われていない場合が多いことから,心理学の専門家として仕事をするために必要な,最小限の標準的基礎学力と技能を修得している,と日本心理学会が認定した人のことです。

(参照:認定心理士資格申請 | 日本心理学会)

公認心理師:心理学の専門知識と技術で業務を行う国家資格

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公認心理師とは心理学の専門知識と技術で業務を行う国家資格で、所定の課程を修めて国家試験に合格することによって資格取得が可能です。日本の心理分野における唯一の国家資格で、2017年の公認心理師法施行にともない設けられました。この資格を取得することによって、スクールカウンセラーはもちろん産業や福祉分野などにおける相談員として活躍できるでしょう。

公認心理師とは、公認心理師登録簿への登録を受け、公認心理師の名称を用いて、保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術をもって、次に掲げる行為を行うことを業とする者をいいます。


(1)心理に関する支援を要する者の心理状態の観察、その結果の分析
(2)心理に関する支援を要する者に対する、その心理に関する相談及び助言、指導その他の援助
(3)心理に関する支援を要する者の関係者に対する相談及び助言、指導その他の援助
(4)心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供

(参照:公認心理師 |厚生労働省)

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