簡単でわかりやすい!韓国語検定とハングル検定の違いは?どちらを受けるべき?試験内容やメリットも雑学好きライターが詳しく解説
ハングル検定:就職や進学のアピールポイントになる
一方、ハングル検定は、日本国内での就職や進学でのアピールポイントになります。ただ、あくまでも主催は日本なので、基本的に日本国内でしか通用しないといってもいいでしょう。海外で、韓国語検定で一定のクラスを持っているというと一目置かれますが、残念ながらハングル検定はそうではないのです。
ただ、韓国語検定とハングル検定は、3級くらいまでのレベルはほぼ同じと言っても過言ではありません。よってハングル検定は力試しとしても十分ですし、繰り返しますが、ハングル検定に合格していると日本国内では一定のアピールポイントになります。
韓国語検定とハングル検定の効果的な勉強法は?
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ここまでの説明で、韓国語検定とハングル語検定の内容や、受験し合格することのメリットなどが理解できたと思います。しかし、もちろんメリットがあるといっても合格しなければ話になりません。以下では、二つの検定を受けるにあたり、どのような勉強法が効果的かを見ていきます。
韓国語検定:日常的に韓国語を使う
韓国語検定は1~2級クラスと3~6級クラスの二種類に分かれますが、それぞれ適切な勉強方法があります。まず1~2級の試験では、単語を覚えながら過去問を解くことが大切です。とにかく問題文も韓国語で出されることに注意して勉強して下さい。
一方、3~6級の試験では、同じように単語の暗記と過去問を解くことに注力するのに加えて、日常的にも韓国語を使うことで、語学力に磨きをかけることを心がけましょう。なぜなら3~6級の試験では作文もあるからです。
効果的な勉強法は、作文に備えて日頃から韓国語の文章を書くことに慣れておくことでしょう。最も手軽な方法は日記を書くことで、その際は文章の論理展開に気を付けながら文章作成を行うようにしてください。
ハングル検定:単語をしっかり覚えて実践に進む
ハングル検定は、クラスごとにレベルが大きく異なってくるので、ポイントを押さえて段階的に勉強しましょう。
まず5~4級の試験では、文章の読み方や文法の理解に加えて、とにかく単語を徹底的に暗記することが重要です。このレベルでは、過去問を調べて出題範囲の単語を完全に暗記していけば九割合格するでしょう。
次の3~準2級クラスでは、単語の暗記に加えて実践問題をこなし、スピードの速い複雑な内容のリスニングにも慣れておく必要があります。2級以上はさらに内容が難しくなり、ネイティブでも合格が難しいといわれることもあるので、より広範に韓国語をマスターすることが求められるでしょう。
韓国語検定とハングル検定は目的に合わせて受けよう
韓国語検定は「話し言葉」である韓国語の試験で、韓国政府主催で世界に通用する内容です。一方のハングル検定は、同じ韓国語の試験ではあるものの、試されるのは「書き言葉」の力で、こちらは日本国内で通用する内容と言えます。
純粋に韓国語の力試しをするのならどちらを受けてもいいですが、本場・韓国で勉強内容を役立てたいなら韓国語検定を受けるといいでしょう。一方、日本国内で就職や進学を有利にするのが目的であれば、韓国語検定もハングル語検定も役に立つでしょう。