
3分で簡単にわかる「医療従事者」と「医療関係者」の違い!意味や職種・なり方もビジネス文書熟練者が詳しく解説!
この記事では、「医療従事者」と「医療関係者」の意味の違いや該当する職種、それら職種のなり方について、言葉の使い方にこだわるビジネス文書熟練者の西風と一緒に解説していきます。

ライター/西風
企業にて10年以上にわたりビジネスパーソンとの交流や企画書・論文作成を経験。現在は後進育成にも注力。文章のわかりやすさはもちろん、言葉の意味や使い方にもこだわり、わかりやすく正確な情報をお届け。
「医療従事者」と「医療関係者」の違いとは?

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「医療従事者」と「医療関係者」は、どちらも医療に関わる人たちを表す言葉です。「医療従事者」と「医療関係者」は同じような意味を持った言葉で、正確な定義は存在していません。厚生労働省は「医療関係従事者」と表記していることもあり、「医療従事者」と「医療関係者」の違いはあいまいです。
しかし、一般的には「医療従事者」と「医療関係者」は違う意味で用いられています。それぞれの意味について、違いに着目しながら詳しく見ていきましょう。
「医療従事者」は医療に従事する人
「医療従事者」はその言葉が示すとおり、“医療”に“従事”する人を表しています。医療現場で働く人であれば、すべての人を「医療従事者」といえるでしょう。たとえば、医師や歯科医師、看護師、薬剤師のように医療に直接関わる国家資格を持つ専門職は間違いなく「医療従事者」です。その他にも、医療事務や清掃員なども医療現場で働くため、「医療従事者」といえるでしょう。
「医療従事者」は、狭義の意味では医師や歯科医師のような医療に関わる専門職として働く人を表しますが、広義の意味では医療現場で働く人全般を表します。
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「医療関係者」は医療に関わる専門資格を有する人
「医療関係者」は、”医療”に直接”関係”する人を表しています。医療に関わる専門資格を有して医療機関で働く人が「医療関係者」といえるでしょう。たとえば、医師や歯科医師、看護師、薬剤師のような国家資格を有するものであれば、「医療関係者」に該当します。
ただし、医療に関わる国家資格を有する人すべてを表すわけではなく、厚生労働省が定める職種のみを表す言葉であることに注意が必要です。
「医療関係者」に該当する職種とは

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「医療関係者」は医療関連の専門職であることを説明しました。「医療関係者」に該当する専門職は厚生労働省により定められており、その職種と人数が統計データとして公表されています。統計データとして公表されている「医療関係者」に該当する職種は以下のとおりです。
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