3分で簡単にわかる!電圧と電流の違いとは?抵抗やオームの法則も元塾講師ライターが詳しく解説
電気抵抗:電気が流れることに抵抗する力
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電気抵抗とは「電気が流れることに抵抗する力」のことです。単位は「Ω(オーム)」を使い、抵抗という言い方もされます。
例えば道でスケートボードを走らせたとき、足で蹴るのをやめたらいずれスケートボードは止まりますよね。これは道を走るスケートボードに摩擦が働きがけており、前に進む力を徐々に減らしているのです。同じことが電気にも言えます。流れ続ける電流に対し、抵抗する力。それが「電気抵抗」です。
電圧や電流と同じように水に例えて考えてみましょう。電気抵抗は「パイプ」と例えることができます。太いパイプだと余裕をもって流せるかもしれませんが、細いパイプだと水を流すのにさらに強い力が必要です。パイプの太さによって必要な圧力が変化します。
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オームの法則:電圧=電流×電気抵抗
「電圧」「電流」「電気抵抗」はこれらのうち2つの値がわかっていれば残る1つを計算で導くことができます。「電圧=電流×電気抵抗」の式に当てはめて考えてみましょう。この式がオームの法則です。例題を元に解説していきます。
電流=3A 電気抵抗=5Ω
電流×電気抵抗=3×5=15
電圧=15V
このように求めることができます。電流や電気抵抗を求めたい時には式を変換させ、「電流=電圧÷電気抵抗」「電気抵抗=電圧÷電流」と変換可能です。
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