
3分で簡単にわかる!電圧と電流の違いとは?抵抗やオームの法則も元塾講師ライターが詳しく解説

ライター/りん
保育士や塾講師、カフェ店員など様々な職を経て現在ライターとして活動している。塾講師として働いた経験を活かし、電気についてわかりやすく解説していく。
電圧と電流って何が違うの?
電圧や電流について、理科の授業で勉強したことを覚えていますか?電気にもいろいろな種類のものがあって混乱しますよね。それぞれどのようなものなのか順番に解説していきます。
電圧:電気を押し出す圧力

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電圧とは、漢字の通り「電気を押し出す圧力」のことです。単位は「V(ボルト)」を使います。電気が発生していても、そこから押し出す力がないと使いたい機械に電気は流れてきません。電圧は発生した電気を使う場所に運ぶ役割をはたしています。
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電流:電気が流れる量

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電流とは、漢字の通り「電気が流れる量」のことです。単位は「A(アンペア)」を使います。さらに詳しく解説すると、物質を構成する一番小さな単位「原子」周りにある電子が原子から離れ、その電子が集まり流れを作ったものです。
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水に例えるとどうなるの?
電気は目に見えないのでイメージがしづらいため、身近なものでよく水に例えて説明されます。電圧は「滝の高さ」電流は「川の水量」として例えることができるでしょう。
電圧は「滝の高さ」なので、電圧が高くなればその分滝も高くなり、高さが上がれば水が落下する力、つまり「電気を押し出す圧力」があがります。電流は「川の水量」なので、電流が上がればその分川の流れる水、つまり「電気が流れる量」があがるのです。電流の解説で出てきた電子は「水の粒」と考えるとイメージしやすいでしょうか。
電気抵抗やオームの法則ってどんなもの?
前半では電圧や電流について解説してきました。これらと抵抗やオームの法則は深く関係しています。それぞれどのようなものなのか順番に見ていきましょう。
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