3分で簡単にわかる「診療」と「診察」の違い!「診断」「治療」との違いもビジネス文書熟練者が詳しく解説!
この記事では、「診療」と「診察」の意味の違いや「診断」「治療」との違いについて、言葉の使い方にこだわるビジネス文書熟練者の西風と一緒に解説していきます。
ライター/西風
企業にて10年以上にわたりビジネスパーソンとの交流や企画書・論文作成を経験。現在は後進育成にも注力。文章のわかりやすさはもちろん、言葉の意味や使い方にもこだわり、わかりやすく正確な情報をお届け。
「診療」と「診察」の違いとは?
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「診療」と「診察」は、どちらも病院やクリニックで医師が患者の病気を治す過程で使われる言葉です。「診療」と「診察」は同じような意味を持った言葉ですが、本来の意味は異なります。「診療」と「診察」の意味について、それぞれの違いに着目しながら見ていきましょう。
「診療」は病気を調べることから治す・手当することまでのすべて
「診療」に含まれる「診」という漢字は、病状をよく調べて判断するという意味を持ちます。「療」は、病気を治すという意味を持つ漢字です。この2つから成り立つ「診療」は、病状をよく調べて判断し、病気を治すことまでのすべてを表しています。
「診察」は病気について調べること
「診察」に含まれる「察」は、調べて明らかにすることを表す漢字です。病状をよく調べて判断するという意味を持つ「診」と組み合わさり成り立つ「診察」は、病気について調べることを表しています。
「診療」の意味
「診療」を辞書で調べると、以下のように記載されています。
医師が患者を診察し、治療すること。
引用:デジタル大辞泉
辞書にも記載されているとおり、「診療」には患者の病気の状況を調べる「診察」が含まれています。また、「診察」した結果から病気を判断し、その病気を治すことまで含まれるのが「診療」です。
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