この記事では玩具とおもちゃの違いについてみていきます。どちらも遊び道具として使うものというあるよな。現代ではほとんど同じ意味で使われる2つの言葉ではありますが、成り立ちや使う場面に違いが見られる。今回はそんな遊びを語るうえで欠かせない言葉の違いを、日本語大好きライターのれおな=007と一緒に解説していきます。
れおな=007

ライター/れおな=007

会社員として勤務する傍ら執筆活動を続けるWEBライター。言葉の意味や日常生活に関する雑学など、興味のある分野は多岐に及ぶ。本業では独特の言葉でコミュニケーションを取る、いわば言葉の研究家。「わかりやすい表現、独特の切り口を」をモットーに日々執筆スキルを研鑽中。

玩具とおもちゃの意味はどう違う?

遊び道具を示す言葉として、「玩具(がんぐ)」と「おもちゃ」の2種類をご存知の方は多いのではないでしょうか。両者の意味の違いについて、疑問を抱いた方も中にはいることでしょう。本項では玩具とおもちゃという言葉について簡単に説明していきます。

玩具もおもちゃも同じものを示した言葉

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まず玩具もおもちゃも、実際には同じものを示しています。どちらもボールや人形などに代表される遊び道具という認識で間違いないでしょう。そのため日本の辞書では、それぞれの言葉が互いの項目に記述されています。また玩具と書いて「おもちゃ」と読むケースもあるため、ほとんど同一の概念です。

がん‐ぐ〔グワン‐〕【玩具/×翫具】
読み方:がんぐ

遊び道具。おもちゃ。「郷土—」

(参照:「がんぐ」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書)

お‐もちゃ【玩=具】
読み方:おもちゃ

《「もちゃ」は「もちあそび(持遊)」から》

1 子供が手に持って遊べるように作ってあるもの。がんぐ。
2 慰みのためにもてあそばれる人や物。

(参照:「おもちゃ」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書)

玩具とおもちゃでは言葉としての歴史が違う

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玩具とおもちゃの意味は同じですが、言葉としての歴史が違います。玩具は明治時代以降に使われている言葉ですが、おもちゃという言葉のルーツは平安時代までさかのぼるようです。また玩具という言葉は明治政府が提唱したものですが、おもちゃは自然発生的に生まれた言葉といえるでしょう。

玩具とおもちゃの言葉の由来はどう違う?

玩具とおもちゃという言葉は意味こそほとんど同じですが、由来に違いが見られます。本項ではそれぞれの言葉の由来について詳しく比較してみていきましょう。

玩具:「もてあそぶ」道具

玩具という言葉は、もてあそぶを意味する「玩」と道具の具から成り立つ明治時代にできたものです。ただしここでの「もてあそぶ」はふざけるや楽しむを意味しており、次項で説明するおもちゃとはニュアンスが異なります。

おもちゃ:持って遊ぶもの

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おもちゃという言葉は「持って遊ぶもの」を意味する語が変化したものです。そのためおもちゃには、手に持てる大きさであるというニュアンスも入っています。平安時代にはそのルーツにあたる語があるなど、玩具に比べて言葉としての歴史の長い言葉です。

おもちゃは、手に持って遊ぶものという意味で、古くは「持て遊び(もてあそび)」と言った。
平安時代に「持ち遊び(もちあそび)」となり、近世には「もちゃそび」と訛った。
さらに「もちゃ」と下略され、接頭語の「お」が付いて「おもちゃ」となった。
「玩具(がんぐ)」の語は、国語統一運動で明治政府によって作られたもので、今日では「おもちゃ」の当て字としても用いられる。

(参照:「おもちゃ」の意味・語源・由来を解説 - 語源由来辞典)

\次のページで「玩具とおもちゃでは使う場面はどう違う?」を解説!/

玩具とおもちゃでは使う場面はどう違う?

玩具とおもちゃとでは言葉を使う場面が違います。本項では玩具とおもちゃという言葉が使われる場面について、詳しく比較してみていきましょう。

玩具:団体名や熟語として

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玩具という言葉は団体名や特定のおもちゃを示した熟語の場合に用いられます。たとえば日本玩具協会という団体で発行する資料内では、おもちゃは基本的に玩具という表記です。また「食玩」の元の言葉である食品玩具や、乳児用玩具や知育玩具といった熟語を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

おもちゃ:口語から法令まで幅広く

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おもちゃという言葉は、日常会話から法令まで幅広い場面で使われています。口頭で「おもちゃ」と発音するのはもちろんのこと、商店街や家電用品店のコーナーでもほとんどがひらがなの看板でしょう。また厚生労働省や消費者庁が提示する資料でも、口語的な「おもちゃ」という表記が多数見受けられます。

玩具とおもちゃの意味は同じだが、言葉の成り立ち方や使う場面が違う

ここまで解説してきたとおり、玩具とおもちゃという言葉の辞書での意味は同じです。ところが言葉の成り立ちや使う場面が違い、「おもちゃ」の方がより幅広いシーンで使われています。きっと言葉としての歴史が長く、おもちゃのメインのターゲットとされる子どもでも読めるのが最大のメリットなのでしょう。

しかし知育玩具をはじめとする熟語になると、「玩具」の方が簡潔に収まります。また固有名詞などでは、意図的に玩具と書いて「おもちゃ」と読むケースもあるでしょう。これらの事情があって、現代でも玩具とおもちゃの2つの言葉が残っているのかもしれませんね。

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雑学

3分でわかる玩具とおもちゃの違いとは?どちらがより古い言葉?言葉の成り立ちや使い分けも日本語大好きライターがわかりやすく解説

この記事では玩具とおもちゃの違いについてみていきます。どちらも遊び道具として使うものというあるよな。現代ではほとんど同じ意味で使われる2つの言葉ではありますが、成り立ちや使う場面に違いが見られる。今回はそんな遊びを語るうえで欠かせない言葉の違いを、日本語大好きライターのれおな=007と一緒に解説していきます。
れおな=007

ライター/れおな=007

会社員として勤務する傍ら執筆活動を続けるWEBライター。言葉の意味や日常生活に関する雑学など、興味のある分野は多岐に及ぶ。本業では独特の言葉でコミュニケーションを取る、いわば言葉の研究家。「わかりやすい表現、独特の切り口を」をモットーに日々執筆スキルを研鑽中。

玩具とおもちゃの意味はどう違う?

遊び道具を示す言葉として、「玩具(がんぐ)」と「おもちゃ」の2種類をご存知の方は多いのではないでしょうか。両者の意味の違いについて、疑問を抱いた方も中にはいることでしょう。本項では玩具とおもちゃという言葉について簡単に説明していきます。

玩具もおもちゃも同じものを示した言葉

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まず玩具もおもちゃも、実際には同じものを示しています。どちらもボールや人形などに代表される遊び道具という認識で間違いないでしょう。そのため日本の辞書では、それぞれの言葉が互いの項目に記述されています。また玩具と書いて「おもちゃ」と読むケースもあるため、ほとんど同一の概念です。

がん‐ぐ〔グワン‐〕【玩具/×翫具】
読み方:がんぐ

遊び道具。おもちゃ。「郷土—」

(参照:「がんぐ」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書)

お‐もちゃ【玩=具】
読み方:おもちゃ

《「もちゃ」は「もちあそび(持遊)」から》

1 子供が手に持って遊べるように作ってあるもの。がんぐ。
2 慰みのためにもてあそばれる人や物。

(参照:「おもちゃ」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書)

玩具とおもちゃでは言葉としての歴史が違う

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玩具とおもちゃの意味は同じですが、言葉としての歴史が違います。玩具は明治時代以降に使われている言葉ですが、おもちゃという言葉のルーツは平安時代までさかのぼるようです。また玩具という言葉は明治政府が提唱したものですが、おもちゃは自然発生的に生まれた言葉といえるでしょう。

玩具とおもちゃの言葉の由来はどう違う?

玩具とおもちゃという言葉は意味こそほとんど同じですが、由来に違いが見られます。本項ではそれぞれの言葉の由来について詳しく比較してみていきましょう。

玩具:「もてあそぶ」道具

玩具という言葉は、もてあそぶを意味する「玩」と道具の具から成り立つ明治時代にできたものです。ただしここでの「もてあそぶ」はふざけるや楽しむを意味しており、次項で説明するおもちゃとはニュアンスが異なります。

おもちゃ:持って遊ぶもの

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おもちゃという言葉は「持って遊ぶもの」を意味する語が変化したものです。そのためおもちゃには、手に持てる大きさであるというニュアンスも入っています。平安時代にはそのルーツにあたる語があるなど、玩具に比べて言葉としての歴史の長い言葉です。

おもちゃは、手に持って遊ぶものという意味で、古くは「持て遊び(もてあそび)」と言った。
平安時代に「持ち遊び(もちあそび)」となり、近世には「もちゃそび」と訛った。
さらに「もちゃ」と下略され、接頭語の「お」が付いて「おもちゃ」となった。
「玩具(がんぐ)」の語は、国語統一運動で明治政府によって作られたもので、今日では「おもちゃ」の当て字としても用いられる。

(参照:「おもちゃ」の意味・語源・由来を解説 – 語源由来辞典)

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