
「万願寺とうがらし」と「ししとう」の見分け方は3つ

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万願寺とうがらしとししとうはよく似ているため、横に並んでいたり、食事で出てきたりしたら見分けがつかないかもしれませんね。そんなとき、次の3つのポイントを覚えていれば見分けることができますよ。
1.大きさの違い
2.先端の形の違い
3.果肉の厚みと味の違い
1.大きさの違いをチェック
万願寺とうがらしとししとうでは大きさが違います。万願寺とうがらしは13~23cmのものが出荷され、唐辛子は5~6cmが主に流通するサイズです。大きい方が万願寺とうがらし。小さい方がししとう、と覚えておきましょう。
2.先端の形の違いをチェック
万願寺とうがらしとししとうでは、先端の形にも違いがみられます。万願寺とうがらしの先端は尖っており、実の上部から徐々に細くなっているのが特徴。一方のししとうは先端がつぶれたような形で、奥に押し込んだようにも見えます。実の上部から先端にかけては、あまり太さが変わらないのもポイントです。
先が細く尖っているのが万願寺とうがらし、つぶれているのがししとう、と覚えておきましょう。
3.果肉の厚みと味の違いをチェック
見た目で見分けがつかなかったときは、果肉の厚みや味で見分ける方法があります。万願寺とうがらしは甘みが強く、実は肉厚で噛むとジューシー。一方のししとうには少し苦みがあり、実は薄いのが特徴です。甘くて実が厚いのが万願寺とうがらし、苦くて実が薄いのがししとう、と覚えておきましょう。
「万願寺とうがらし」や「ししとう」に辛いものがあるのはなぜ?
万願寺とうがらしもししとうも「甘味種」のため、大半の個体は辛くありません。しかし、ときどき唐辛子のように辛く感じるものがあるのはなぜでしょうか。辛くなる原因は、栽培中にストレスのかかる環境にさらされたことです。肥料の量が少なかったり、急に土の中の水分の量が変わったり、熱すぎる日が続いたりするとストレスを受け、一部の個体だけが辛い味に変化するといいます。
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