簡単でわかりやすいサンダーバードとしらさぎの違い！運行区間や速度も旅好きライターが詳しく解説

ライター／Yuna

現役ママで旅好きライターのYuna。海外に在住経験があり特急列車といえば関西空港から京都駅をつなぐ特急はるかにお世話になった。この記事では「今すぐ使える雑学」をコンセプトに解説していく。

サンダーバードとしらさぎの違いは？

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サンダーバードとしらさぎは、関西・東海方面と北陸を結ぶ特急列車です。サンダーバードはJR西日本の運行区間、しらさぎはJR西日本とJR東海の区間をまたいで運行します。

2つとも車両の見た目がそっくりのため、特徴を知らないと見分けるのは難しいかもしれません。しらさぎのみ米原駅停車中進行方向が逆になることから、座席を乗客自ら回転させるのが恒例行事として知られています。

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違いその1.運行区間

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サンダーバードとしらさぎは、運行区間が違います。それぞれ始発駅が、サンダーバードは大阪、しらさぎは名古屋です。また、途中に通過する区間も異なります。滋賀県の琵琶湖を境に、サンダーバードは京都から入り湖西側、しらさぎは岐阜から入り湖東側を北上。そのため北陸へ向かうときは関西方面からはサンダーバード、東海方面からはしらさぎが便利です。

サンダーバード：大阪発京都経由金沢行き

サンダーバードは関西から北陸（金沢・和倉温泉）までを結ぶ特急列車です。大阪駅発のため、大阪付近の関西圏から北陸・金沢へ向かう場合の移動手段のひとつですね。

サンダーバードは大阪駅を発車した後、東海道本線を走ります。山科駅から滋賀県の琵琶湖の西側を通る湖西線へ移行し、北陸本線へ。駿河駅を通過後北陸トンネル・駿河温泉駅を越えたら石川県入り。始発の大阪駅から3時間もかからず金沢駅へと到着します。

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しらさぎ：名古屋発米原経由金沢行き

しらさぎは名古屋と金沢の間を運行する特急列車です。名古屋駅を発車したら岐阜や米原を経由するため、愛知・岐阜・滋賀県湖東側付近に住む人々が金沢へ向かうときに利用すると便利ですね。サンダーバードと違い、しらさぎは金沢を越えて和倉温泉に向かう便はありません。始発の名古屋駅から金沢駅までは約3時間ほどで到着です。

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違いその2.車両の見た目

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サンダーバードとしらさぎは、見た目はほとんど違いがありません。簡単に2つを見分ける方法は、車両の側面の模様です。どちらも車両の側面にブルーのラインがあり、しらさぎは加えてオレンジのラインが入っています。車両の内装は形式がほとんど同じため乗り心地などに大差はありません。

サンダーバード：ブルーのライン

サンダーバードの車両は、外観の車体前面と側面にあるブルーのラインが特徴です。サンダーバードはJR西日本の電車681系もしくは683系で統一されており、側面の大きな窓が共通点。日本一大きな湖・琵琶湖を一望したり北陸に連なる山々を眺めたりと旅の途中の景色も楽しめます。

しらさぎ：ブルーとオレンジのライン

しらさぎの車両は、ほとんどサンダーバードと見た目が同じ。それもそのはず、使われている車両は681系でサンダーバードと見た目がそっくりな車両が含まれるのです。

サンダーバードとの外見の違いでわかりやすいのは、側面にブルーに加えてオレンジのラインが入っていること。実はこの2色は、ブルーはJR西日本の、オレンジはJR東海のコーポレートカラー。しらさぎはこの2社の区間をまたがる特急列車であることが車両の見た目に表れています。

違いその3.表定速度の違い

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表定速度とは、運転区間の距離÷運転時間（走行時間＋停車時分）で求める速度です。サンダーバードとしらさぎは、様々な特急列車の中で表定速度の上位に位置しています。特にサンダーバードは在来線でトップの速さを誇り、新幹線の次に速い列車なんです。

サンダーバード：時速100キロで新幹線の次に速い

実は、のぞみやひかりなどの新幹線を除いて最も表定速度が速い特急列車のサンダーバード。新幹線の次、かつ在来線の列車の中で1番の速さと言われると相当速そうなイメージが浮かびます。サンダーバードは大阪・金沢間の距離267.6キロを最速2時間31分で到着、その速さは表定速度時速104キロです。