
簡単でわかりやすい!プラセボとプラシーボの違いとは?効果や使用用途も看護師ライターが詳しく解説

ライター/近野チカ
看護師でwebライター 。ジェネリック薬が登場してから種類が増えすぎて、薬の名前が覚えられないのが悩み。
プラセボとは偽薬のこと
偽薬(ぎやく)ともいいます。乳糖やでんぷんなど薬としての効き目のないものを錠剤やカプセル剤にしたものです。英語やフランス語のplaceboといい、ラテン語が語源になっています。
プラシーボはプラセボと同じく、偽薬のこと
英語やフランス語のplaceboをカタカナで表記した場合、プラセボかプラシーボとするのかの違いでプラセボ同様、偽薬を指しています。
プラセボ効果とは
薬としての効果がない乳糖やでんぷんでできたプラセボですが、本物の薬を服用した時と同様の効果を得られることがわかっており、これをプラセボ効果といいます。
痛みに対してはプラセボ効果が出やすく、プラセボを痛み止めとして服用した場合、痛み止めを服用したように痛みが和らぐのです。逆に有害な作用(いわゆる副作用)が出る場合もあり、ノセボ効果といいます。プラセボ効果のメカニズムははっきりわかっていません。薬を飲んだ安心感など精神的な要因やもともと備わっている自然治癒力などが影響し、効果が出ると考えられています。
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