
3分で簡単にわかる「角打ち」と「立ち飲み」の違い!定義や「角打ち」の魅力・ルールもビジネス文章熟練者が詳しく解説!
この記事では、「角打ち」と「立ち飲み」の定義の違いや「角打ち」の魅力やルールについて、言葉の使い方にこだわるビジネス文書熟練者の西風と一緒に解説していきます。

ライター/西風
企業にて10年以上にわたりビジネスパーソンとの交流や企画書・論文作成を経験。現在は後進育成にも注力。文章のわかりやすさはもちろん、言葉の意味や使い方にもこだわり、わかりやすく正確な情報をお届け。
「角打ち」と「立ち飲み」の違いとは?

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「角打ち」と「立ち飲み」は、どちらも酒を立って楽しむスタイルを表す言葉です。最近は二つの言葉を混同して使われることが多々ありますが、本来の定義は明確に異なります。「角打ち」と「立ち飲み」の定義について、それぞれの違いに着目しながら見ていきましょう。
「角打ち」は酒販店で酒を購入して飲むこと
「角打ち」を辞書で調べると以下のように記載されています。
(四角い升の角に口を付けて飲むことから)酒屋の店頭で升酒を直接に飲むこと。転じて、店の一角を仕切って立ち飲み用にすること。また、そこで飲むこと。
引用:デジタル大辞泉
「角打ち」は、酒屋の店頭で購入した酒を飲む行為です。「角打ち」は飲む場所が酒屋であるため、居酒屋で飲むことはあてはまりません。また、酒屋は小売店であるため、「角打ち」で飲むときには先に酒を購入してから飲むのが一般的です。
「角打ち」という名前の由来は諸説ありますが、都度量り売りされていた日本酒を升の角に口を付けて飲むことといわれています。北九州が「角打ち」の発祥とされており、夜勤明けの労働者が1杯飲んでから寝たいという要望から、朝から営業している酒屋での「角打ち」が始まりました。
また、「角打ち」は地方によって呼び方が異なります。東北エリアでは「もっきり」、関西エリアでは「立ち呑み」と呼ばれることもあるようです。
「立ち飲み」は立って飲むこと
「立ち飲み」を辞書で調べると以下のように記載されています。
立ったままで飲むこと。
引用:デジタル大辞泉
「立ち飲み」は酒を立って飲む行為です。「角打ち」のように飲む場所の指定はありません。酒屋で飲む「角打ち」の場合や居酒屋で飲む場合であっても、立って飲むのであれば「立ち飲み」です。一般的には、「角打ち」と区別するため、「立ち飲み」は居酒屋で立って飲む行為に用いられます。
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