簡単でわかりやすい公演と講演の違い!口演・好演との違いや使い分けも文学部卒ライターが詳しく解説
講演を使った例文
講演を使った例文は以下の通りです。
・俳優のKさんは、介護と仕事の両立というテーマで講演をしていた。
・公開講座の初日に、学長が近代文学の講演をするそうだ。
・環境問題の講演は熱心な聴衆が多く、質疑応答の時間が非常に長くなった。
・寺院の講堂で、住職が仏教説話の講演をした。
公演・講演と間違えやすい同音の熟語
image by iStockphoto
「こうえん」という読みの漢字は、公演・講演以外にもいくつかありますね。その中でも、比較的意味が似ている熟語を紹介します。紛らわしいので、使い方を間違えないように気をつけましょう。
1.口演:口で述べる、口を使って演技をする
「口演」とは、口で述べること、もしくは、口を使って演技をすること。述べるという意味では、「口演童話(こうえんどうわ)」という使い方があり、小学生以下の子どもたちに言い伝えや昔話などの童話、児童文学などを読み聞かせをすることです。
口を使って演技をするのは、講談師による歴史にちなんだ読み物を読み上げる技術や、浪曲師による三味線を伴奏にした語り芸などが挙げられます。例文は以下の通りです。
・図書館で口演童話の会が開かれるそうだ。
・初めて聞いたけど、講談師の口演は臨場感があってすごいね。
\次のページで「2.好演:素晴らしい演技」を解説!/