ピーチジョンとワコールという会社を知っているか?どちらも大手の下着メーカーなのですが、会社同士が提携しているという話は聞いたことがあるか?当時はニュースでも話題になっていたな。どうして提携することになったのか、それぞれの商品にはどんな違いがあるのかについて、ママライターのうめグミと一緒に解説していきます。

ライター/うめグミ

ワコール愛用歴数十年。商品だけでなく新商品のポスターやカタログを見るのも好きな雑学好きママライターがピーチジョンとワコールの違いについてわかりやすく解説する。

ピーチジョンとワコールの違いとは?

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ワコールは日本の下着業界のトップを走る大企業。1946年の創業以来幅広い世代に支持されており、下着以外にもスポーツウェアや寝具などの様々な分野で商品を開発しています。 

ピーチジョン通販カタログからスタートし、メインターゲットの20代女性を中心に若い世代に人気のある下着ブランド。通販カタログには人気モデルが登場することもあり、ファッション雑誌のような華やかさがありました。 

ピーチジョンとワコールに転機が訪れたのは2008年。資本提携を結んだことにより両社はグループ会社の関係になりました。ピーチジョンがワコールの子会社になったのです。 

資本提携とは、複数の会社同士で強い協力関係を築くことで会社を大きくする経営戦略のひとつです。ワコールはピーチジョンのもつ通販のノウハウを手に入れ若い世代に向けた市場を拡大していこうと考えていました。

違い1.ブランドコンセプト

ワコールグループの一員となったピーチジョンですが、それぞれの会社の商品には特徴があります。その違いについて見ていきましょう。

ピーチジョン:トレンド感たっぷりの下着が充実

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「下着とは自分を高めてくれるものであり、ハッピーな気持ちにさせてくれるものである」というコンセプトの通り、トレンド感たっぷり女性らしい商品が並びます。 淡い色合いやレースをたっぷり使ったものが多く、女性としての気分を思いっきり高めてくれるブランドです。旬のタレントをモデルに起用することもありそのたびに話題になっています。

ワコール:品質と機能にすぐれた商品が多い

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ワコールが大切にしているのは「内面も含めた女性の美しさ」や「長く愛される品質の良さ」女性の身体を科学の視点で研究するワコール人間科学研究開発センターにおいて、長年蓄積された膨大なデータを元に女性の美しさをサポートする新しい商品が日々誕生しています。スタイルの悩みに応じた機能性下着を多く扱うところも長年愛されている理由のひとつです。

違い2.年齢層

ピーチジョンとワコールの商品にそれぞれ特徴があることがわかりました。次に年齢層の違いについて解説していきます。

ピーチジョン:10代から50代

初の直営店がSHIBUYA109ということもあり、流行に敏感な若い世代に向けたブランドでした。今は10代向けの「GiRLS by PEACH JOHN」、40代から50代向けの「SALON by PEACH JOHN」シリーズが展開されており、10代から50代まで幅広い世代に支持されるブランドになっています。

「SALON by PEACH JOHN」は、ピーチジョンの持つイメージに大人っぽさを足したようなデザインになっており、ピーチジョン創立時に購入していたファン世代に人気があるようです。

ワコール:10代からシニア世代

ワコールは10代からシニアまですべての世代に向けた商品づくりを行っています。ピーチジョンに比べるとやや落ち着いた印象がありますが、シンプルなデザインのものばかりではありません。はっきりとした色合いの明るいものやレースたっぷりゴージャスなものまで様々なジャンルの商品を展開しています。

介護用品店で購入が可能なシニア向け商品まであるという充実ぶり。年齢や好みに合った商品がきっと見つかるはずです。

\次のページで「違い3.価格帯」を解説!/

違い3.価格帯

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ピーチジョンとワコールの商品には価格にも違いがあります。様々なアイテムがあるため、わかりやすくブラジャーの価格で比較してみましょう。

ピーチジョン:4,000円前後

人気商品は4,000円前後のものが多いようです。10代向けの「GiRLS by PEACH JOHN」は2,000~3,000円、40代以上向けの「SALON by PEACH JOHN」は少し高めで5,000円前後の価格帯のものが多くなっています。

ワコール:5,000円前後

主力商品は5,000円前後でピーチジョンよりやや高めです。「ワコールはなんだか高そう」というイメージがあるかもしれませんが、お手頃価格なものであれば2,000円前後から購入できます。素材や機能にこだわった20,000円以上する高価な商品もありますので、自分へのご褒美や記念日に購入するのもいいかもしれませんね。

違い4.購入場所

ピーチジョンとワコールの下着はどこで購入できるのでしょうか。購入場所の違いについて解説します。

ピーチジョン:サイトやアプリからの購入がメイン

ピーチジョンの下着は、公式サイトアプリの以外にもAmazonや楽天などのECサイトで購入可能。店舗第1号となったSHIBUYA109にある渋谷店をはじめ、東京、名古屋、大阪など主要都市を中心に直営店の「ピーチ・ジョン・ザ・ストア」があるので、実際に手に取って購入することもできます。 

ワコール:店舗での購入に強い

とにかく店舗数の多さがワコールの強み。デパートだけでなく近所にある大型スーパーなどでも購入可能。下着選びをサポートしてくれる自社の販売員が日本に3,000人以上おり、プロのアドバイスを受けながら商品を選ぶことができます。ネットショッピングが当たり前の時代に、昔と変わらず店舗での高い売り上げを維持していることにも納得です。

 公式サイトやECサイトでの購入ももちろん可能となっています。公式サイトには女性の体や健康にまつわるコラムなどが充実しており読み物としても楽しめますよ。

\次のページで「サイズに違いはあるの? 」を解説!/

サイズに違いはあるの?

A60やC70などのようにブラジャーのサイズはカップ数とアンダーバストで表記されます。このアルファベットや数字はJIS規格という日本国内の製品に関するルールに基づいて作られているため、ピーチジョンもワコールも商品のサイズに違いはありません。 

ただし、商品によって素材や機能が違うため、同じサイズの商品であっても装着した時のフィット感は異なります。洋服も普段MサイズだけれどこのブランドはLがぴったり、ということがありますよね。ネット通販などで購入する時は、サイズ交換サービスを利用したり、口コミを参考にしたりしながら失敗のないようにしたいものですね。 

カップ数はどちらもA~Hカップまで購入可能。オーダー制にはなるものの、ワコールはAAAやIカップなどの特別サイズの下着も販売しており、サイズ展開が充実しています。 

JIS規格とは日本産業規格の愛称。洋服サイズのS、M、L、トイレットペーパーや電池のサイズなどありとあらゆるもののサイズが定義されおり、社会の利便性や生産の効率化などに役立っています。 

ピーチジョンはワコールのグループ会社のひとつであり子会社である

ピーチジョンとワコールはグループ会社であり協力関係にあります。販売する商品にはデザインや価格などに違いがありそれぞれの個性がありますが、どちらも長年女性に愛される人気ブランドであることには変わりありません。

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3分でわかるピーチジョンとワコールの違い!ブランドコンセプトや関係性も雑学好きママライターが簡単にわかりやすく解説

ピーチジョンとワコールという会社を知っているか?どちらも大手の下着メーカーなのですが、会社同士が提携しているという話は聞いたことがあるか?当時はニュースでも話題になっていたな。どうして提携することになったのか、それぞれの商品にはどんな違いがあるのかについて、ママライターのうめグミと一緒に解説していきます。

ライター/うめグミ

ワコール愛用歴数十年。商品だけでなく新商品のポスターやカタログを見るのも好きな雑学好きママライターがピーチジョンとワコールの違いについてわかりやすく解説する。

ピーチジョンとワコールの違いとは?

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ワコールは日本の下着業界のトップを走る大企業。1946年の創業以来幅広い世代に支持されており、下着以外にもスポーツウェアや寝具などの様々な分野で商品を開発しています。 

ピーチジョン通販カタログからスタートし、メインターゲットの20代女性を中心に若い世代に人気のある下着ブランド。通販カタログには人気モデルが登場することもあり、ファッション雑誌のような華やかさがありました。 

ピーチジョンとワコールに転機が訪れたのは2008年。資本提携を結んだことにより両社はグループ会社の関係になりました。ピーチジョンがワコールの子会社になったのです。 

資本提携とは、複数の会社同士で強い協力関係を築くことで会社を大きくする経営戦略のひとつです。ワコールはピーチジョンのもつ通販のノウハウを手に入れ若い世代に向けた市場を拡大していこうと考えていました。

違い1.ブランドコンセプト

ワコールグループの一員となったピーチジョンですが、それぞれの会社の商品には特徴があります。その違いについて見ていきましょう。

ピーチジョン:トレンド感たっぷりの下着が充実

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「下着とは自分を高めてくれるものであり、ハッピーな気持ちにさせてくれるものである」というコンセプトの通り、トレンド感たっぷり女性らしい商品が並びます。 淡い色合いやレースをたっぷり使ったものが多く、女性としての気分を思いっきり高めてくれるブランドです。旬のタレントをモデルに起用することもありそのたびに話題になっています。

ワコール:品質と機能にすぐれた商品が多い

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ワコールが大切にしているのは「内面も含めた女性の美しさ」や「長く愛される品質の良さ」女性の身体を科学の視点で研究するワコール人間科学研究開発センターにおいて、長年蓄積された膨大なデータを元に女性の美しさをサポートする新しい商品が日々誕生しています。スタイルの悩みに応じた機能性下着を多く扱うところも長年愛されている理由のひとつです。

違い2.年齢層

ピーチジョンとワコールの商品にそれぞれ特徴があることがわかりました。次に年齢層の違いについて解説していきます。

ピーチジョン:10代から50代

初の直営店がSHIBUYA109ということもあり、流行に敏感な若い世代に向けたブランドでした。今は10代向けの「GiRLS by PEACH JOHN」、40代から50代向けの「SALON by PEACH JOHN」シリーズが展開されており、10代から50代まで幅広い世代に支持されるブランドになっています。

「SALON by PEACH JOHN」は、ピーチジョンの持つイメージに大人っぽさを足したようなデザインになっており、ピーチジョン創立時に購入していたファン世代に人気があるようです。

ワコール:10代からシニア世代

ワコールは10代からシニアまですべての世代に向けた商品づくりを行っています。ピーチジョンに比べるとやや落ち着いた印象がありますが、シンプルなデザインのものばかりではありません。はっきりとした色合いの明るいものやレースたっぷりゴージャスなものまで様々なジャンルの商品を展開しています。

介護用品店で購入が可能なシニア向け商品まであるという充実ぶり。年齢や好みに合った商品がきっと見つかるはずです。

\次のページで「違い3.価格帯」を解説!/

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