雑学

簡単で分かりやすい「other」と「the other」の違い!「another」との違いや使い分けも元塾講師が詳しく解説!

この記事では「other」と「the other」の違いを見ていきます。「他の」という意味の単語なのは知っていますね。ですが、その使い分けはちゃんとできているか。同じような意味の英語は他にもありますが、その使い分けに悩んでいる人も多いんじゃないかと思う。これから「other」と「the other」、この2つ以外の「他の」の意味を持つ単語について留学経験がある元塾講師のyêuthuquáと一緒に詳しく解説していきます。

ライター/yêuthuquá

海外在住。現在の仕事を始める前は教育関係の仕事に従事。国内外を問わず身につけた知識や経験をもとにわかりやすくお届けする。

「other」と「the other」の違い

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「他の」を英訳するときに「other」と「the other」のどちらを使うか悩んだことがありませんか。「the」があるかどうかで意味が変わってしまいますが、やはり悩んでしまいますよね。まずは、この2つの違いを見ていきましょう。

「other」:複数の他の何か

「other」は「他の」という意味ですが、「other」は他の選択肢の中から特定しない複数の物や人を指して使います。文法的なことを言うと、「other」の後に続くのは複数形の名詞で、「other」を単独で名詞として使うことはできません。例文で確認してみましょう。

1. Tea is the most popular in England, but coffee is more popular in other European countries.
「イギリスでは紅茶がいちばん人気があるが、ほかのヨーロッパの国ではコーヒーのほうが人気だ。」
2. Do you have any other things to do today?
「今日は他にやることがあるの。」
3. I want to listen to other opinions.
「他の意見も聞きたい。」
4. Some students go to school by bike, and others by bus.
「自転車で通学する生徒もいれば、バスで通学する生徒もいる。」

4はちょっと注意が必要ですね。「other」の後には複数形の名詞が続き、名詞として単独で使えませんが、この例文のように先に出てきた「some students」の「students」があとに続くことが分かっていて省略されているときは「others(=other students)」と「other」の複数形を使い、代名詞として単独で使うことができます

「some~, ohers~(~もいれば/あれば、~もいる/ある)」は慣用表現ですので、丸暗記しておくといいでしょう。

「the other」:2つのうち残り1つ/残り全部

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「the other」も「他の」と訳しますが、これは「2つある中の残り1つ」という意味があり、単独で代名詞として使うことができますし、あとに単数の名詞を続けても構いません

また、「other」が複数ある他の選択肢の中からいくつかを指しているのに対し、「the other」は「残り全部」という意味もあり、「the others」と複数形にすることもできますし、「the other+複数名詞」とあとに複数形の名詞を続けることもできます。例文で確認してみましょう。

1. This shirt is very cool, but I prefer the other one.
「このシャツはかっこいいけど、もう一つのほうが好きだ。」
2. She chose the other plan.
「彼女はもう一つのプランを選んだ。」
3. I’ve been to two foreign countries. One is the US and the other is China. 
「2つの国に行ったことがある。一つはアメリカで、もう一つは中国だ。」
4. The other classmates left earlier.
「他のクラスメートは早めに出発した。」
5. I have 3 sons. One is in London, and the others are in Paris.
「3人の息子がいる。1人はロンドン、他はパリにいる。」

1と2からわかるのは選択肢が2つだということです。「the other」を使っていることから、1ではもう一つの別のシャツ、2では2つあるうちのもう一つのプランのことを指しているとわかります。

3は「One~, the other~(=一つは~、もう一つは~)」のように2つの物(2人の人)についてそれぞれ説明するときに使える表現です。4は「the other+複数形」となっていることから、クラスメートの残り全員を指しているということが分かります。

5は3人いる息子のうち「one(=one son)」はロンドンにいて、「the others(=the other sons)」、つまり残り2人の息子はパリにいるということです。「the others」は「the other」の複数形として使うことができます。

「another」:他の中のもう一つ

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「other」「the other」と同じように紛らわしいのが「another」でしょう。これは「an+other」がくっついた単語で、もう一つの他の物や人を指して使います。「other」が他の選択肢の中から特定しない複数の物や人を指したのに対し、「another」は他の選択肢の中から特定しな何か一つを指しています。ですから、「another」のあとに続くのは名詞の単数形です。

「other」が複数の「他の何か」、「another」が単数の「他の何か」と考えれば簡単ではないでしょうか。「another」を使った例文も見ていきましょう。

1. Can I have another cup of coffee?
「コーヒーをもう一杯いただけますか。」
2. I don’t like this shirt. Show me another.
「このシャツは好きじゃないな。別のを見せて。」
3. I have another question.
「もう一つ質問がある。」

1と3はもう一杯のコーヒー、もう一つの質問ということで、どちらもあと一つという意味ですね。2は複数ある他のシャツの中から1枚見せてほしいということになります。シャツを何枚か見せてほしいときは「Show me others.」と言わないといけませんね。

\次のページで「「other」と「the other」の違いは何を指しているか」を解説!/

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