3分で簡単にわかる!絶対音感と相対音感の違いとは?相対音感の身につけ方もピアノ歴23年ライターが詳しく解説
ライター/りん
保育士や塾講師、カフェ店員など様々な職を経て現在ライターとして活動している。ピアノを習った経験を活かし、絶対音感と相対音感についてわかりやすく解説していく。
絶対音感と相対音感って何が違うの?
image by iStockphoto
絶対音感と相対音感。どちらも音楽に関係する言葉です。音感とは音の性質を聞き分ける能力のことを指します。言葉は似ているこの2つですが、どのような違いがあるのか順番に見ていきましょう。
絶対音感:1音で音程を聞き分ける
絶対音感とは、1つの音を聞くだけでその音の高さを聞き分けられる能力のことです。例えばピアノの「ド」の音を聞くと「今の音はドの音だ」と判別することができます。1つの音だけで、というところが大切なポイントです。「絶対」の意味を辞書で調べてみると次のように書かれています。
他に比較するものや対立するものがないこと。また、そのさま。
(出典:デジタル大辞泉/小学館)
他の音と比較せず、その一音のみで音を聞き分けることができるから絶対音感というのですね。人によっては生活音も音階で聞こえる人もいるようです。絶対音感を身につけるには、聴力がまだ発達段階である幼少期のトレーニングがとても大切となってきます。大人になってから身につけるのは残念ながら難しいようです。
相対音感:2音で音程を聞き分ける
相対音感とは、2つの音を聞き比べて音の高さを聞き分けられる能力のことです。例えばピアノの「ド」の音を聞いた後で「ソ」の音を聞くと、「今の音はドよりも4音高いのでソだ」と判別することができます。2つの音を聞き比べて、というところが大切なポイントです。「相対」の意味を辞書で調べてみると次のように書かれています。
\次のページで「相対音感の身につけ方は?」を解説!/