この記事ではレードルとお玉の違いについてみていきます。レードルとお玉ってどっちも汁物などをすくうもの、というイメージで何が違うのかよくわからないな。実は、この2つは同じものらしいのです。レードルは英語、お玉は日本語が語源です。また、レードルは種類も様々あるみたいです。詳しくみていこう。
今回はそんなレードルとお玉の違いや、何故お玉という名前になったのかも雑学好きライターミサキと一緒に解説していきます。

ライター/ミサキ

おいしい食事とおやつを食べることが生きがい。自分の中で横口レードルのことはレードル、丸い形はお玉と呼び分けている。

レードルとお玉の違いは?

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レードルとお玉は、同じものです。英語で「ladle」、お玉杓子を略して「お玉」となっています。汁物をすくう時やよそう時、炒め物をするときなど用途は様々です。料理によって名前を呼び分けることもあります。日本料理や中華料理の時は「お玉」、洋食では「レードル」という感じです。レードルもお玉も言語が違うだけで、基本的には同じものを指しています。

レードルの種類とベストな使い分け

レードルは丸いもの、平たいもの、注ぎやすいものなど、さまざまな種類があります。種類とおすすめの使い分けをみていきましょう。

その1.汁を盛り付けるときは「量や注ぎやすさ」

スープレードルや横口レードルがおすすめです。スープレードルは名前の通り、スープなどの汁物を盛り付けるのに適しています。丸くてやや深みのある形で、1番ポピュラーなお玉です。お玉の大きさや深さが異なると容量も変わります。使いやすいサイズを選びましょう。

横口レードルは、多くが右利きの方が使うことを想定して作られています。しかし、左利き用や誰もが使いやすい両口レードル、さらには縦口レードルなどがあるため、用途に合わせて選べるでしょう。

\次のページで「その2.ソース用に小さめ「ソースレードル」」を解説!/

その2.ソース用に小さめ「ソースレードル」

ソースやドレッシングなど少量の液体をよそうのには、ソースレードルが適しています。通常のお玉だと大きすぎる、大きいスプーンなどでは量が取れずに小さすぎるものにおすすめです。バイキングやビュッフェで見かけたことがある方も多いでしょう。家庭で持っている方は少ないかもしれませんが、パーティーやイベントでは便利に使えそうです。

その3.お酒やシロップに最適な「カンロ杓子」

瓶など深いものからお酒やシロップをすくうには、カンロ杓子がおすすめです。ほぼ垂直に小さめのすくう部分がついており、口が狭い瓶でも簡単に使用できます。梅酒などの果実酒をつける方は必須のアイテムですね。

その4.中華鍋には「中華お玉」

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中華鍋で本格的に中華料理を作るなら、中華お玉がおすすめです。中華では、炒める・計る・盛り付けるなど一連の調理をお玉で行います。柄が長めで、お玉の丸い部分と柄の角度がとても浅く炒めるのに使いやすい仕様です。家庭で中華鍋を買うなら、必ずセットで中華お玉を用意すると良いでしょう。

その5.汁気を切りながら具材をすくう「穴あきお玉」

煮物の汁を切りながらすくったりスープの具材を均等に振り分けたりするのに便利なのが穴あきお玉です。穴のないお玉だと、煮物の汁が多すぎて見栄えが悪く食べづらくなるのを防ぎます。また、スープの具が偏るのを防ぐのにも使いやすいです。

\次のページで「その6.素材による使い分け」を解説!/

その6.素材による使い分け

レードル・お玉はステンレス製が多いですが、木、シリコン、プラスチック、ナイロンなど様々です。熱に強く長く使え、清潔に保てるステンレスが無難ですが、場面によって使い分けると良いでしょう。

フッ素加工の鍋はお玉がステンレスだと剥げてしまうことがあるのでそれ以外のもの、れんげのように鍋やうどんなどで使用するなら木製のものなどがおすすめです。

しかし、木製は水分や熱に弱いことが多く、料理を作るのにはおすすめできません。水気を乾かさないとカビや変形の原因になることも。また、シリコン・プラスチック・ナイロンは、色やにおい移りすることがあります。カレーなどにおいや色のきついものに使用するときはステンレスがおすすめです。

そもそもお玉って何?

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お玉は「お玉杓子」の略です。杓子とは、持ち手がついている調理器具のことで、現在はご飯を盛り付ける杓文字(しゃもじ)と汁を盛り付ける「お玉杓子」の2種類がメインとなっています。

お玉杓子の語源は「お多賀杓子」と言われておあり、佐賀の多賀大社から天皇に献上されたものが縁起が良いと話題になり、広まっていき「お玉杓子」になったと考えられているようです。魂がこもった料理をよそうからなどの説もありますが、お多賀杓子説が有力となっています。

レードルとお玉は同じ!使いやすさで選ぼう

レードルとお玉は基本的に同じもののことで、レードルは英語、お玉は日本語という違いでした。様々な種類のレードル・お玉がありますが、用途や目的に合って使用すると良いですね。自分が使いやすいものを選んで、長く大切に使ってほしいです!

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雑学

簡単でわかりやすい!レードルとお玉の違いとは?種類や使い分けも雑学好きライターが詳しく解説

この記事ではレードルとお玉の違いについてみていきます。レードルとお玉ってどっちも汁物などをすくうもの、というイメージで何が違うのかよくわからないな。実は、この2つは同じものらしいのです。レードルは英語、お玉は日本語が語源です。また、レードルは種類も様々あるみたいです。詳しくみていこう。
今回はそんなレードルとお玉の違いや、何故お玉という名前になったのかも雑学好きライターミサキと一緒に解説していきます。

ライター/ミサキ

おいしい食事とおやつを食べることが生きがい。自分の中で横口レードルのことはレードル、丸い形はお玉と呼び分けている。

レードルとお玉の違いは?

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レードルとお玉は、同じものです。英語で「ladle」、お玉杓子を略して「お玉」となっています。汁物をすくう時やよそう時、炒め物をするときなど用途は様々です。料理によって名前を呼び分けることもあります。日本料理や中華料理の時は「お玉」、洋食では「レードル」という感じです。レードルもお玉も言語が違うだけで、基本的には同じものを指しています。

レードルの種類とベストな使い分け

レードルは丸いもの、平たいもの、注ぎやすいものなど、さまざまな種類があります。種類とおすすめの使い分けをみていきましょう。

その1.汁を盛り付けるときは「量や注ぎやすさ」

スープレードルや横口レードルがおすすめです。スープレードルは名前の通り、スープなどの汁物を盛り付けるのに適しています。丸くてやや深みのある形で、1番ポピュラーなお玉です。お玉の大きさや深さが異なると容量も変わります。使いやすいサイズを選びましょう。

横口レードルは、多くが右利きの方が使うことを想定して作られています。しかし、左利き用や誰もが使いやすい両口レードル、さらには縦口レードルなどがあるため、用途に合わせて選べるでしょう。

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