この記事では、「お話」と「お話し」の違いについてみていきます。「話」の後ろに送り仮名の「し」がつくのかつかないのかで使い方が変わってくるようです。また、「お話」と「お話し」の最初についている「お」は敬語で使われるが、敬語にある尊敬語、謙譲語、丁寧語はどのように使い分けるのでしょうか。今回は「お話」と「お話し」の違いと敬語の使い分け方について元塾講師ライターりんと一緒にそれぞれ詳しく解説していきます。

ライター/りん

保育士や塾講師、カフェ店員など様々な職を経て現在ライターとして活動している。塾講師として働いた経験を活かし、「おはなし」の表記や敬語についてわかりやすく解説していく。

「お話」と「お話し」って何が違うの?

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「お話」と「お話し」見た目では送り仮名の「し」がつくかつかないかの違いだけですが、それぞれ使い方が異なります。生活の中でもよく使われるこの言葉ですが、みなさんは正しい使い方ができているでしょうか。使い方にどのような違いがあるのか順番に解説していきます。

お話:名詞

「お話」は名詞として使われる言葉です。つまり話す内容のことを指しています。「話を聞く」「話をまとめる」「昔話」などのような表現によく使われていますね。名詞の見分け方は主語に持ってくることができるかどうかです。上記の例だと、「聞いた話が面白かった」「話がまとまった」「昔話が始まった」のように、全て主語に持ってくることができます。

お話し:動詞

「お話し」は動詞として使われる言葉です。話すこと、つまり話をする行動自体を指しています。例えば「話し合う」「話しかける」のような表現によく使われていますね。動詞なので、名詞のように主語に持ってくることはできません。

「おはなしする」は?

「おはなしする」は動詞の表現なので、「お話しする」が正しい表記です。もし「おはなしをする」というように「を」が入っていれば名詞の表現になるので「お話をする」という表記になります。どちらでも意味としては似ているので、文脈に合わせて使い分けましょう。

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敬語の使い分け方って?

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敬語には尊敬語、謙譲語、丁寧語の3種類あります。どれも敬語の表現ですが、主語に来る言葉や使う場面によって使い分ける必要があるのです。どのような使われ方をするのかそれぞれ順番に見ていきましょう。

尊敬語:相手を敬う

尊敬語とは、目上の人や自分よりも上の立場の人のことを敬う表現として使われる言葉です。相手の立場を自分より上に上げることで敬意を表します。今回の例で言うと、「お話しになる」が尊敬語の仲間です。

尊敬語を使う時には、主語に敬意を表したい相手が必ず来ることになり、自分に使うことはありません。あくまでも相手を敬う表現であり、自分を上げるものではないからです。例えば「おっしゃる(言う)」「召し上がる(食べる)」「〜なさる(する)」「お聞きになる(聞く)」などが尊敬語に含まれます。

謙譲語:自分がへりくだる

謙譲語とは、尊敬語と同じく目上の人や自分よりも上の立場の人のことを敬う表現として使われる言葉です。尊敬語と違う点は、自分の立場を相手より下げることで相手の立場を上げ、相手に敬意を表します。今回の例で言うと、「お話しする」が謙譲語の仲間です。

謙譲語を使う時は、主語に自分や家族など身内が来ることになります。自分の立場を下げることで敬意を表すので、敬いたい相手が主語に来ることはありません。例えば「申し上げる(言う)」「いただく(食べる)」「させていただく(する)」「拝聴する(聞く)」などが謙譲語に含まれます。

丁寧語:丁寧な言い方

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丁寧語は、相手や自分の立場関係なく誰に対しても使うことができます。「です」「ます」「ございます」など語尾につけるものもあれば、「お食事」「ご挨拶」などのように言葉の頭に「お」「ご」をつけるものも丁寧語です。今回の例で言うと、「お話」が丁寧語に含まれます。

「お話」は名詞で「お話し」は動詞

「お話」と「お話し」はそれぞれ名詞として使うのか動詞として使うのかによって使い分ける必要があります。文章の中でどういった形で使うのかよく考えて使い分けましょう。また、敬語にも立場や場面によっていろいろと使い方が変わってくるので、言葉の形にしっかり注意しながら使っていけるといいですね。

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3分で簡単にわかる!「お話」と「お話し」の違いとは?敬語の種類や使い分けも元塾講師ライターが詳しく解説

この記事では、「お話」と「お話し」の違いについてみていきます。「話」の後ろに送り仮名の「し」がつくのかつかないのかで使い方が変わってくるようです。また、「お話」と「お話し」の最初についている「お」は敬語で使われるが、敬語にある尊敬語、謙譲語、丁寧語はどのように使い分けるのでしょうか。今回は「お話」と「お話し」の違いと敬語の使い分け方について元塾講師ライターりんと一緒にそれぞれ詳しく解説していきます。

ライター/りん

保育士や塾講師、カフェ店員など様々な職を経て現在ライターとして活動している。塾講師として働いた経験を活かし、「おはなし」の表記や敬語についてわかりやすく解説していく。

「お話」と「お話し」って何が違うの?

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「お話」と「お話し」見た目では送り仮名の「し」がつくかつかないかの違いだけですが、それぞれ使い方が異なります。生活の中でもよく使われるこの言葉ですが、みなさんは正しい使い方ができているでしょうか。使い方にどのような違いがあるのか順番に解説していきます。

お話:名詞

「お話」は名詞として使われる言葉です。つまり話す内容のことを指しています。「話を聞く」「話をまとめる」「昔話」などのような表現によく使われていますね。名詞の見分け方は主語に持ってくることができるかどうかです。上記の例だと、「聞いた話が面白かった」「話がまとまった」「昔話が始まった」のように、全て主語に持ってくることができます。

お話し:動詞

「お話し」は動詞として使われる言葉です。話すこと、つまり話をする行動自体を指しています。例えば「話し合う」「話しかける」のような表現によく使われていますね。動詞なので、名詞のように主語に持ってくることはできません。

「おはなしする」は?

「おはなしする」は動詞の表現なので、「お話しする」が正しい表記です。もし「おはなしをする」というように「を」が入っていれば名詞の表現になるので「お話をする」という表記になります。どちらでも意味としては似ているので、文脈に合わせて使い分けましょう。

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