この記事では介護士と介護福祉士の違いについてみていきます。どちらも職業として介護を行う人というがあるよな。ところが介護士や介護福祉士の定義は異なるため、求められることにも違いがある。また介護福祉士でもできることとできないことの線引きがあり、他の職種と連携することが必須です。今回はそんな介護福祉を支える職業、および資格について福祉学科出身のライターれおな=007と一緒に解説していきます。
れおな=007

ライター/れおな=007

会社員として勤務する傍ら、執筆活動を続けるWEBライター。大学では社会福祉を学んでおり、社会福祉士の資格も取得済み。わかりやすい表現、独特の切り口をモットーに日々スキルを研鑽中。

まずはざっくりと!介護士と介護福祉士の違いとは?

職業に関する言葉として、介護士や介護福祉士という言葉を聞いたことがある方は多いのでしょうか。本項では介護士と介護福祉士、それぞれの言葉が意味する内容をまずはざっくりと解説していきましょう。

介護士:職業として介護を行う人

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介護士とは職業として介護を行う人全般を示しており、介護職員やヘルパーという言葉に言い換えられることが多いです。とにかく介護をしていれば資格の有無は問われず、もちろん正職員とアルバイトなどという違いもありません。

介護福祉士:介護の専門職として名称独占の国家資格

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介護福祉士とは介護の専門職として名称独占の国家資格で、国家試験に合格及び協会に登録することではじめて介護福祉士を名乗れるようになります。実習や実務経験に基づく知識も豊富で、介護のスタッフを教育したりまとめたりすることが求められることもあるでしょう。

介護士や介護福祉士に求められる職務は?

介護士と介護福祉士とでは、求められる職務が違います。本項では介護士や介護福祉士に求められる職務について、詳しく比較してみていきましょう。

介護士:要介護者の介護

介護士に求められる職務は要介護者の介護で、具体的には食事や更衣、入浴など日常生活の動作がこれに該当します。また7段階ある要介護認定の基準に基づいて、見守りから全体的な介護まで段階を踏まえた対応が必要です。もちろんその時の要介護者の様子を観察して、柔軟かつ臨機応変な対応が求められます。

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介護福祉士:関係者との連携・資質の向上も求められる

介護福祉士には要介護者の介護はもちろんのこと、関係者との連携やさらなる知識や資質の向上が求められます。これらはの義務は法律に明記されており、中でも秘密保持の義務は違反すると罰則対象になるものです。

介護士や介護福祉士になるにはどうすればいい?

介護士と介護福祉士の定義は異なるため、なる方法が異なります。本項では介護士になったり介護福祉士の資格を取得する方法について、比較してみていきましょう。

介護士:介護の仕事につく

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介護士になりたい場合、介護の仕事につきましょう。老人ホームやグループホームなどの入所施設やデイサービスといった通所施設で、利用者に適切な介護を行えば立派な介護士にあたります。

介護福祉士:国家試験に合格して協会に登録

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介護福祉士になるには国家試験に合格し、日本介護福祉士会に登録することによって可能です。また国家試験を受験するには実習または実務経験が必要で、実技試験の要不要も満たした条件によって変わってきます。125問のマークシート形式が採用された筆記試験は受験者全員に必須ですが、他に保有している資格があれば一部科目の受験が免除も可能です。

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介護福祉士でもできないことがある?

前項までで解説したとおり、介護福祉士は専門性をもって職務に取り組んでいます。ところが国家資格のある介護福祉士でも、当然介護を必要とする人々に対して行えないことがあるものです。本項では介護福祉士の担当では外れてしまう仕事について詳しく解説していきましょう。

介護福祉士に医療行為はできない

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医療分野との連携が欠かせない介護福祉士ですが、当然医療行為はできません。持病のある要介護者に対して注射や人工透析などを施すことが、わかりやすい具体例です。その分他の職種との連携が求められるため、医師や看護師などとの情報交換や打ち合わせを行います。

医療行為に該当しないことはできる

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介護福祉士は要介護者の身体に対して、医療行為にあたらないことは施せます。具体的には体温や血圧の測定、爪切りや耳かきなどです。ただし爪切りや耳かきであっても、その部分の状態によっては医療行為とみなされることもあります。

たん吸引等は免許があればできる

介護福祉士でも研修を受けるなどの条件がそろえば、一部医療行為が可能です。具体的にはたん吸引や経管栄養が該当し、法律にもその旨が明記されています。もちろん介護者が条件を満たしていても、施設が条件を満たしていない場合はこれらの行為は行えません。

第四十八条の三 自らの事業又はその一環として、喀痰吸引等(介護福祉士が行うものに限る。)の業務(以下「喀痰吸引等業務」という。)を行おうとする者は、その事業所ごとに、その所在地を管轄する都道府県知事の登録を受けなければならない。
2 前項の登録(以下この章において「登録」という。)を受けようとする者は、厚生労働省令で定めるところにより、次に掲げる事項を記載した申請書を都道府県知事に提出しなければならない。(社会福祉士及び介護福祉士法 | e-Gov法令検索)

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介護士は職業名で介護福祉士は資格名、求められることには違いがある!

ここまで解説してきたとおり、介護士は職業名で介護福祉士は資格名というのが大きな違いでした。介護福祉士は名称独占とはいえ国家資格なので、介護に関する資格の中でも特に権威があるものです。どちらも介護をする人ではありますが、国家資格である介護福祉士には求められる行動が多く法律にも義務として明記されてます。

介護士と介護福祉士、超高齢社会といわれている現代の日本において重要な役割を担う人々の活躍を今後も期待したいものですね。

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3分でわかる介護士と介護福祉士の違いとは?介護福祉士でもできないことがある?仕事内容やなる方法も福祉学科出身ライターが詳しく解説

この記事では介護士と介護福祉士の違いについてみていきます。どちらも職業として介護を行う人というがあるよな。ところが介護士や介護福祉士の定義は異なるため、求められることにも違いがある。また介護福祉士でもできることとできないことの線引きがあり、他の職種と連携することが必須です。今回はそんな介護福祉を支える職業、および資格について福祉学科出身のライターれおな=007と一緒に解説していきます。
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ライター/れおな=007

会社員として勤務する傍ら、執筆活動を続けるWEBライター。大学では社会福祉を学んでおり、社会福祉士の資格も取得済み。わかりやすい表現、独特の切り口をモットーに日々スキルを研鑽中。

まずはざっくりと!介護士と介護福祉士の違いとは?

職業に関する言葉として、介護士や介護福祉士という言葉を聞いたことがある方は多いのでしょうか。本項では介護士と介護福祉士、それぞれの言葉が意味する内容をまずはざっくりと解説していきましょう。

介護士:職業として介護を行う人

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介護士とは職業として介護を行う人全般を示しており、介護職員やヘルパーという言葉に言い換えられることが多いです。とにかく介護をしていれば資格の有無は問われず、もちろん正職員とアルバイトなどという違いもありません。

介護福祉士:介護の専門職として名称独占の国家資格

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介護福祉士とは介護の専門職として名称独占の国家資格で、国家試験に合格及び協会に登録することではじめて介護福祉士を名乗れるようになります。実習や実務経験に基づく知識も豊富で、介護のスタッフを教育したりまとめたりすることが求められることもあるでしょう。

介護士や介護福祉士に求められる職務は?

介護士と介護福祉士とでは、求められる職務が違います。本項では介護士や介護福祉士に求められる職務について、詳しく比較してみていきましょう。

介護士:要介護者の介護

介護士に求められる職務は要介護者の介護で、具体的には食事や更衣、入浴など日常生活の動作がこれに該当します。また7段階ある要介護認定の基準に基づいて、見守りから全体的な介護まで段階を踏まえた対応が必要です。もちろんその時の要介護者の様子を観察して、柔軟かつ臨機応変な対応が求められます。

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